2016年12月03日
ルンジュさんとペンション櫻へ
久しぶりに山形市内で福島のルンジュさんと悪友と懇親会をやらないかという話になり、どのみち、山形で泊まるのなら、いっそのこと宿で美味しい料理を食べながら一杯やろうとタヌキおやじが提案した。バングラの現地駐在員のJ氏と泊まった蔵王ペンション村のペンション櫻で楽しいひとときを過ごした。ペンション櫻はアルコールの持ち込みOKというのが魅力の一つでもある。
食事前に軽く缶ビールを1本飲んだ後、夕食にした。
山形県長井市今泉の馬刺しをいただいたが、久しぶりの馬刺しは美味かった。山形県内では、北部の最上地方や長井市の置賜地方は馬の生産を昔から行っていたので馬肉は出荷されていたが、なかなか、県内産の馬刺しはお目にかかったことがない。
今泉駅前には昔から馬肉ラーメンを出す店があり、休日は行列ができる。山形県は日本一のラーメン消費県なので、様々なラーメンが各地に存在するが、真っ黒なスープの上に馬肉チャーシューが乗っているラーメンも異色なラーメンの一つである。
悪友が、宿の予約時に豚肉はダメよと頼んでくれた甲斐あって、今泉産の馬刺しにありつけたが、ルンジュさんにも抵抗なく食べていただいた。
きのこたっぷりの鍋の締めに、ほうとうを四角にしたような「うどん」をいただいた。味は「うどん」というより、「すいとん」に近かった。このうどんにはルンジュさんは懐かしさを感じるという。昔、ルンジュさんがお祖母ちゃんから作ってもらった、日本で言う「すいとん」に近いものを食べたことを思い出すという。バングラの「すいとん」は米粉で作り、手で汁に絞り出して作るという。
悪友もタヌキおやじも、バングラに行って20年になるが。まだ、バングラすいとんにはお目にかかったことがない。今でも、バングラには、このような食文化が残っているのだろうか。
夕食の時に、オーナーシェフの山口信行さんのお兄さんと悪友が仕事上の付き合いがあることがわかり、悪友も山口さんもビックリしていた。悪友がペンションの下の集落・上山市小倉で田んぼの圃場整備事業(区画整理)の担当者で、山口さんのお兄さんが小倉の土地改良区の理事長されていて、工事で何度も打ち合わせをしたという。8年前の事業であった。何という巡り合わせか、必然だったと言うべきか。世間は狭いと言うが、正しく、そのとおりである。
前回来たときには気がつかなかったがペンション櫻にはトマトの木があった。多分、前回は外に置いてあったので気がつかなかったのだろう。トマトの原種に近いのかもしれない。2年目で実がなったという。
2次会は、同じ大広間の低いテーブルで再度飲み直した。2次会には山口さんも参加した。酸っぱいトマトも出していただいた。余り物だ言いつつ、高畠の日本酒まで出してもらった。
さらに、山口さんの息子さんが釣ってきたというカンパチとサワラを下ろしてもらい、生きの良い刺身までご馳走になりながら、4人での話は尽きなかった。
ルンジュさんは、バングラの魚はどれが美味しいとはいえないという。魚は全部カレー味にされて、魚の持つ味を楽しむことができないという。それに比べ、日本食は一つ一つの食材の味を楽しめるから美味しいのだという。なるほどと思いつつも、バングラの魚も種類によっては、美味しい、美味しくないは感じてきた。確かに、一つ一つの食材の味を楽しむという食文化は無い。全部カレー味にされてしまう。衛生的にも生ものを食べられない弊害はある。
しかも、包丁が板に固定したサーベル状をしていて、食材を押して切るとなれば、魚を三枚に下ろすことなど到底できるわけがない。極端な話、魚は全部輪切りにされてしまう。今だからこそ、文化包丁を普通に使う家庭が増えたので輪切りとは限らなくなった。そこから転じて、日本の包丁の話で2次会の場が盛り上がった。
楽しい宴会を過ごした次の日は、三宝荒神山や地蔵岳が霧氷で白くなっているのがわかった。アマチュアカメラウーマンの女将さんは、写真を撮りに行きたくてうずうずしていた。
次回は福島で会いましょうと約束をしてルンジュさんと別れた。
食事前に軽く缶ビールを1本飲んだ後、夕食にした。
山形県長井市今泉の馬刺しをいただいたが、久しぶりの馬刺しは美味かった。山形県内では、北部の最上地方や長井市の置賜地方は馬の生産を昔から行っていたので馬肉は出荷されていたが、なかなか、県内産の馬刺しはお目にかかったことがない。
今泉駅前には昔から馬肉ラーメンを出す店があり、休日は行列ができる。山形県は日本一のラーメン消費県なので、様々なラーメンが各地に存在するが、真っ黒なスープの上に馬肉チャーシューが乗っているラーメンも異色なラーメンの一つである。
悪友が、宿の予約時に豚肉はダメよと頼んでくれた甲斐あって、今泉産の馬刺しにありつけたが、ルンジュさんにも抵抗なく食べていただいた。
きのこたっぷりの鍋の締めに、ほうとうを四角にしたような「うどん」をいただいた。味は「うどん」というより、「すいとん」に近かった。このうどんにはルンジュさんは懐かしさを感じるという。昔、ルンジュさんがお祖母ちゃんから作ってもらった、日本で言う「すいとん」に近いものを食べたことを思い出すという。バングラの「すいとん」は米粉で作り、手で汁に絞り出して作るという。
悪友もタヌキおやじも、バングラに行って20年になるが。まだ、バングラすいとんにはお目にかかったことがない。今でも、バングラには、このような食文化が残っているのだろうか。
夕食の時に、オーナーシェフの山口信行さんのお兄さんと悪友が仕事上の付き合いがあることがわかり、悪友も山口さんもビックリしていた。悪友がペンションの下の集落・上山市小倉で田んぼの圃場整備事業(区画整理)の担当者で、山口さんのお兄さんが小倉の土地改良区の理事長されていて、工事で何度も打ち合わせをしたという。8年前の事業であった。何という巡り合わせか、必然だったと言うべきか。世間は狭いと言うが、正しく、そのとおりである。
前回来たときには気がつかなかったがペンション櫻にはトマトの木があった。多分、前回は外に置いてあったので気がつかなかったのだろう。トマトの原種に近いのかもしれない。2年目で実がなったという。
2次会は、同じ大広間の低いテーブルで再度飲み直した。2次会には山口さんも参加した。酸っぱいトマトも出していただいた。余り物だ言いつつ、高畠の日本酒まで出してもらった。
さらに、山口さんの息子さんが釣ってきたというカンパチとサワラを下ろしてもらい、生きの良い刺身までご馳走になりながら、4人での話は尽きなかった。
ルンジュさんは、バングラの魚はどれが美味しいとはいえないという。魚は全部カレー味にされて、魚の持つ味を楽しむことができないという。それに比べ、日本食は一つ一つの食材の味を楽しめるから美味しいのだという。なるほどと思いつつも、バングラの魚も種類によっては、美味しい、美味しくないは感じてきた。確かに、一つ一つの食材の味を楽しむという食文化は無い。全部カレー味にされてしまう。衛生的にも生ものを食べられない弊害はある。
しかも、包丁が板に固定したサーベル状をしていて、食材を押して切るとなれば、魚を三枚に下ろすことなど到底できるわけがない。極端な話、魚は全部輪切りにされてしまう。今だからこそ、文化包丁を普通に使う家庭が増えたので輪切りとは限らなくなった。そこから転じて、日本の包丁の話で2次会の場が盛り上がった。
楽しい宴会を過ごした次の日は、三宝荒神山や地蔵岳が霧氷で白くなっているのがわかった。アマチュアカメラウーマンの女将さんは、写真を撮りに行きたくてうずうずしていた。
次回は福島で会いましょうと約束をしてルンジュさんと別れた。
himajintaro at 12:19│Comments(0)│ルンジュさん