2017年02月19日
バングラに外務省から無償援助
日本の外務省のホームページの報道発表にバングラの初等教育への無償援助について掲載されていました。
ページの内容では初等教育の就学率は9割を超えたものの、修了率は8割にとどまるとありましたが、本当にそんなに就学率が上がったとは実感できません。
このところ、直接、バングラの土を踏むことができなくなって、最近の状況の把握ができなくているものの、実際の就学率がまだまだ上がらないので東京・葛飾の橋本羅名さんは小学校を作るための準備を着々と進めています。
役所発表の統計は希望的数字が時々使われているので気をつけなければなりません。
以前紹介したか忘れましたが、バングラの学校は最初私学で始めて、後から公立に認めてもらうという仕組みになっていると聞いたことがあります。しかし、公立になったからと言って、日本のように行政が運営資金をすべて賄うということはないようです。
先生たちの給料の7割が遅配欠配だとバングラ紙で読んだことがあります。
バングラ政府は開発途上国から脱したと発表しましたが、まだまだ、無償援助や借款に頼らざるを得ない経済状況です。
昨年のアロアシャ学園の収支は、現地の農業収入が大幅に増加したため、今までの借金を一気に返済し、何とか学園運営を維持しているようです。