2016年06月26日
地下水のヒ素を何とかしたい。
今日、橋本羅名さんから電話が入った。
バングラの地下水に含まれる天然のヒ素を除去する機械は無いのですか?という質問だった。
電話に鳥の声がたくさん入ってくる。子供たちと公園にでも行っているのだろうと思って話を聞いていた。
RO膜(逆浸透膜)というのが普通に出回っていて、細菌やウイルス、重金属まで除去できると話した。
バングラデシュで見たことがないという。もちろん、日本にあることさえ知らなかった。
バングラデシュにはRO膜を使った装置がすでに入っている。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーがあるパブナ・カシナプールも地下水から天然のヒ素が出てくると聞いたのは、福島県伊達市のルンジュさんからである。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの管理者であるラーマンさんは地下水が悪いとは言っていたが、ヒ素とは一言も言っていなかった。
しかし、ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの周りの植物、とくにヤシの木が弱って、葉が黄変したり異常をきたしていた。もしかするとヒ素ではないかと疑っていた。
RO膜でヒ素を除去しても、膜に残ったヒ素を無毒化する技術は、今のバングラにはない。
キレート剤や石膏などで、不溶性にする研究は日本で行われて、技術は確立されている。
今、RO膜を使った浄水器をバングラに持って行っても、ヒ素の処分に困るはずだから、処分の技術も持っていかないと意味がないよと羅名さんに伝えた。
ヒ素を含まない川の水で何とかしようと羅名さんの考え方が変わった。
いずれにしても、最近のバングラの地下水の汲み上げ量の増加が天然ヒ素の濃度を高めており、中毒患者が増え続けていることは事実である。
実は、日本にも天然ヒ素は地中に普通に存在し、農作物中の含有量が公表されていない。公表できないほど含有量が高い地域があることが公表できない理由なのかも知れない。
バングラの地下水に含まれる天然のヒ素を除去する機械は無いのですか?という質問だった。
電話に鳥の声がたくさん入ってくる。子供たちと公園にでも行っているのだろうと思って話を聞いていた。
RO膜(逆浸透膜)というのが普通に出回っていて、細菌やウイルス、重金属まで除去できると話した。
バングラデシュで見たことがないという。もちろん、日本にあることさえ知らなかった。
バングラデシュにはRO膜を使った装置がすでに入っている。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーがあるパブナ・カシナプールも地下水から天然のヒ素が出てくると聞いたのは、福島県伊達市のルンジュさんからである。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの管理者であるラーマンさんは地下水が悪いとは言っていたが、ヒ素とは一言も言っていなかった。
しかし、ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの周りの植物、とくにヤシの木が弱って、葉が黄変したり異常をきたしていた。もしかするとヒ素ではないかと疑っていた。
RO膜でヒ素を除去しても、膜に残ったヒ素を無毒化する技術は、今のバングラにはない。
キレート剤や石膏などで、不溶性にする研究は日本で行われて、技術は確立されている。
今、RO膜を使った浄水器をバングラに持って行っても、ヒ素の処分に困るはずだから、処分の技術も持っていかないと意味がないよと羅名さんに伝えた。
ヒ素を含まない川の水で何とかしようと羅名さんの考え方が変わった。
いずれにしても、最近のバングラの地下水の汲み上げ量の増加が天然ヒ素の濃度を高めており、中毒患者が増え続けていることは事実である。
実は、日本にも天然ヒ素は地中に普通に存在し、農作物中の含有量が公表されていない。公表できないほど含有量が高い地域があることが公表できない理由なのかも知れない。