2006年02月
2006年02月23日
2006年02月22日
2006年02月21日
バスの上の乗客
「人が落ちることはないですか?」と尋ねると
「時々落ちて、死ぬこともあります。」と恐怖の答えが返ってくる。
さらに
「死体はどうするのですか?」と聞き返すと
「どこからともなく、人が現れて、きれいに死体を片づけてくれます。」と恐怖の割には、あっさりとした答えが戻ってきた。
ベンガル人(バングラデシュの人)は、ボランティア精神があるのかどうか、わからない。日本のような戸籍はないし、住民登録をしていない人も多数いるだろうから、バスの屋根から落ちても身元はわからず、家族は行方不明で終わってしまうのか・・・・
それにしても、バングラのバスはボロい。車掌が平気で、棒きれでボディをたたくし、車やテンプーにはぶつかるし、塗装もはげて、見てくれも何もない。しかし、バスは国中無数に走っているし、とにかく安い。今回の旅の片道270Kmが日本円で400円ぐらいである。エアコンがないバスはさらに安い。屋根の上なら、ジェットコースターよりも、恐怖感を体験できて、さらに、お値打ちなのかも。
2006年02月20日
フェリーに乗り込むトラック
黄色いトラックはほとんどがインド製である。インドでITや化学薬品、繊維製品など幅広い産業を手がけるTATA財閥の製品である。日本製のトラックはほとんど見かけない。
反対に、バスは「日野自動車」がほとんどで、次は「いすゞISUZU」、日本車が圧倒的なシェアを占める。しかし、どちらのメーカーのホームページをのぞいても、製品情報には、バングラで走っているバスは載っていない。輸出仕様なのか、東南アジアで生産されていのるかわからない。
写真のトラックは重量オーバーか定かではない。たぶん、この国に積載オーバーで取り締まる法律はないかもしれない。上に載せてるのは、水をくむスズ製の容器であった。
2006年02月19日
ガンジス川の船着き場
そして、程なくして、バスはガンジス川の船着き場に着いた。
ここから、バスごとカーフェリーに乗り、2時間の船旅を楽しんだ。
ガンジスは、バングラデシュではポッダと呼ばれている。
ここが、上流のインドで死体を流すガンジス川か、と思うと、とてつもなく広い川に対する感動と複雑な心境が入り交じっていた。