2006年07月
2006年07月30日
イード祭の吊し切り
上目づかいでカメラ視線で見つめている女の子は、モーシン・アリさんの愛娘・プリマ。
皮をはぐ手に思わず力が入り、吊しているヒモが耐えきれなくなり、羊が落ちてしまった。すると、プリマがゲラゲラと大笑いした。
ちょうど、このとき、日本の友人Kから携帯に電話が入った。目の前で、羊が解体されているというとビックリしていた。昨日、日本を発ち、翌日には、羊の解体に立ち会っている。昨日、知事選挙だったので、友人Kに結果を聞いたら、現職が負けたとのこと。
切れない包丁で、吊し切りにされていく羊を見かねてモーシン・アリさんに砥石を探してもらった。バングラの包丁(牛刀)は、日本のような片刃ではなく、両刃なので、シャープな切れ味がない。さらに、いつ研いだかわからないような状態なので、必要以上に力をかけなければならず、すぐに疲れる。探してきた砥石で早速、二人の牛刀を研いであげた。
内臓は腹膜ごと傷を付けずに、風船状に、そっくり外されたため、無惨な状態を見ずにすんだ。屠殺(とさつ)を見ると、吐き気がして耐えられない人が多いと聞く。普段の生活の中で、屠殺に出会うことは一生ないと思う。食品トレーにきれいな状態で並べられているを見て、屠殺を連想することはないし、連想したら、肉魚は何も食べられなくなる。
しかし、実態を知らないことは本当に良いのか考えてみたい。
2006年07月29日
イード祭
別名・牛殺しの祭りと言われている。年に一度、牛一頭を解体して、食する祭りである。お金持ちは牛であるが、お金がなければ、ヤギや羊になる。
ちょうど、イード祭のさなかに渡航したため、本当に、羊が一頭解体されるところに立ち会うことになった。白い帽子をかぶったイスラム教の坊さんが祈りを捧げた後、今まさに、坊さんの手で、首をはねようとしているシーンである。これ以後の写真もあるが、生々しいので、首をはねる直前のものを掲載した。
大の男が3人がかりで押さえつけている。左から、アロアシャ学園校長のモーシン・アリさん、真ん中が、モーシンさんの奥さんのお兄さん。周りには、モーシンさんの娘や近所の子供たちも見物に来ている。
イードの祭りの時は、街中に大きく血のあとが付いている場所が所々に見られるし、解体している最中の所もある。
日本では、考えられない習慣であるが、あまり、違和感を感じなかった。祭りの本質については、明日記載する。
2006年07月28日
2006年07月27日
みそ汁作り
カマルさん夫婦は、仙台に住んでいたことがあり、大の日本食好きである。海苔やせんべい、味噌などをお土産に持って行く。仙台から帰国するときも、出刃包丁をプレゼントした。
みんなで、マーケットに材料を買い出しに行き、魚、野菜をたくさん買ってきた。肉が入らない魚のごった煮とでも言うところか。ガンジスのナマズは骨が硬く、バングラの包丁ではなかなか手に負えない。その点、プレゼントした出刃包丁はバングラの地でも、その威力を遺憾なく発揮してくれる。
これから、カマルさんの家の屋上で、大きな鍋の石狩鍋ならぬバングラ魚鍋が作られる。
2006年07月26日
パソコンの値段
一番右のプロ仕様パソコンのスペック
CPU ペンティアム3 733MHz
チップセット インテル・チップセット
メモリー 128MB DIMM
ハードディスク 30GB
DVD 8倍速ROM
モデム 56kbps
ディスプレー 17インチ フラット モニター
ビデオカード 32MB AGP
価格 70,000タカ (日本円で約140,000円)
2002年の価格であるが、日本での同じスペックと比較すると、2割以上安い。
ダッカでは、たいていのパソコンの部品は手に入るが、デジカメはほとんど売っていない。
デジカメは世界では日本ブランドが大半であり、ここ数年、日本ブランドのデジカメを買ってきて欲しいというリクエストが多い。