2006年10月

2006年10月31日

BADCのマイクロクレジット

BADC(Bangladesh Agriculture Development Corporation)でも、果樹を植える農家に対してマイクロクレジットを実施している。



1.貸付額は、果樹の種類によって、5,000タカ~20,000タカ(日本円で10,000円から40,000円)

2.融資期間 3年

3.利率 7%

4.担保なし ただし、村の人たちの中から連帯保証人必要

5.返済方法 半年払い



果樹は、すぐに生産できないので、一見返済が滞ると思われるが、果樹の苗木の間にウコンなどの農作物を植えるようにして、すぐに返済できるようBADCでは指導している。



写真は、金銭貸借契約書。農家の顔写真が添付してある。上の部分が緑色の印刷がしてあるが、これは、日本でいう収入印紙にあたる。100タカという印刷がしてある。バングラデシュでは、契約書などの権利関係の書類や手数料の必要とする役所への文書は、このような収入印紙税が印刷された白紙を買って、必要事項を記入する。



この書類は、税額の表示のほか、一枚ごとに別々の番号が記載されている。日本のように、収入印紙を印刷して貼った方がコストがかからないが、記載用紙が決まっている方が脱税も少ないかもしれない。
















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himajintaro at 06:22|PermalinkComments(0)農業 

2006年10月30日

BADCの場長・サラディーンさん

BADC(Bangladesh Agriculture Development Corporation)のラシャヒ試験場の場長・サラディーンさん。場長室で書類に目を通している。彼は、少し日本語が理解できる。



バングラに渡航すると必ず、BADCラシャヒ試験場には立ち寄る。サラディーンさんはモンジュールさんの良き理解者であり、モンジュールさんの品種改良の研究を支援している。



また、アロアシャ学園の校長・モーシン・アリの奥さん・ロジさんはこの試験場にあるバイオ研究室の主任研究員でもあることから、研究室に時々顔を出す。



ムハマド・ユヌスのノーベル平和賞でグラミン銀行のマイクロクレジットが世界中で一躍有名になったが、BADCでも農家に対してマイクロクレジットを行っている。サラディーンさんは、マイクロクレジットの年間実績をまとめた書類に目を通していた。














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himajintaro at 06:29|PermalinkComments(0)農業 

2006年10月29日

BADCの農場

BADC(Bangladesh Agriculture Development Corporation)のラシャヒ試験場の農場。



水が縦じま状に張られて、水田かと思わせるが、丸い石が置かれているように見える。石に見えるのは石ではなく、ヤシの実である。



この試験場では、ほかにも、マンゴーの苗やキャベツなどの野菜が植えられていた。また、おもしろかったのは、ワイン用のぶどうが植えられていた。昨年は、絞ってワインにしたという。



イスラム教国でお酒を造るというのは、常識では考えられないが、実は、国産のブランディーがある。確か、ベンガルタイガーのラベルが貼ってある国称ブランディーである。原料は、サトウキビなので、一般的にはラム酒のはずだが、とても、消毒用アルコールのようなにおいがして飲めたものではない。










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2006年10月28日

黄色いハイビスカス

ラシャヒ市郊外にあるBADC(Bangladesh Agriculture Development Corporation)の地方試験場に咲いていた黄色いハイビスカス。品種名はわからない。



BADCは日本風に言うとバングラデシュ農林水産省農業開発局。以前、ダッカで局長さんにお会いしたことがある。

http://himajintaro.info/diary/200608150000/

このラシャヒの試験場は、ラシャヒ市内から北に延びる国道沿いにある。ラシャヒ空港へ行く途中である。最近、この試験場の近くを、ラシャヒ市内を通らないで、ダッカから西に行くバイパスが出来た。この交差点の近くに試験場はある。



この試験場の詳細については、後日。








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himajintaro at 07:18|PermalinkComments(0)植物 

2006年10月27日

種物屋さん

バングラの種物屋さん。



奥の棚に置いてあるタネを見ると、キュウリ、カリフラワー、トマト、キャベツ、ダイコン、ニンジンがあるのがすぐにわかる。



昨日、タイからの輸入が多いと書いたが、日本の有名な種苗会社サカタやタキイのタネも輸入している。以前、ラシャヒ郊外の種物屋さんを訪ねたら、長崎大学に留学したことのある人が店を経営していたが、日本語が上手で、年に一度、ダッカに日本製のタネを買い付けに行くと言っていた。



写真の店は、ラシャヒから北の方に50Km以上離れたところにあるが、日本製のタネは扱っていなかった。



普通は、ほとんどが輸入品のタネを農家の人たちが買って育てているが、だんだん、バングラ国内でも品種改良や栽培流通の研究も進み、日本の農林水産省の出先にあたるバングラデシュの地方の機関が、農家にタネの委託栽培をし、そのタネを地方の種物屋に売るという仕組みができあがっている。








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