2009年01月
2009年01月31日
グラミンフォン
バングラデシュでは有名な携帯電話会社グラミンフォン。もちろん、ノーベル平和賞を受賞した経済学者のムハマド・ユヌス率いるグラミングループである。バングラは平坦地がゆえ、電話線などのライフラインよりも電波が広範囲に届く携帯電話の普及率の方が遙かに高い。
日本のドコモがバングラの携帯会社の株を買収し、本格的にバングラで携帯電話事業に参入しようとしているのかどうか現地ではよくわからなかった。モンジュールさんたちは、ドコモの株買収の話は、全く知らなかった。
ラッシャヒのグラミンフォンの支店には、たくさんのお客さんがいた。ラッシャヒで一番の繁華街シャヘブバザールのすぐ近くにある。日本の銀行のように受付番号の書いてある紙を取って、自分の番号が来るまでイスで待っている。
グラミンフォンでインターネットをしていたが、定額料金で使い放題のはずなのに、2日で使えなくなった。写真のパソコンにつながってるのがそれ。日本のイーモバイルに比べると通信速度は格段に遅いが、時間帯によっては、さくさく動くときがある。ばらつきが大きい。
モンジュールさんが1ヶ月分の定額料金を払ったはずなのに、通信できなくなったので、店にきてみた。月定額で1,250タカ(日本円で1,600円ぐらい)である。
しかし、一気に1,250タカを支払うことができず、1,000タカと250タカを2回に分けて払わなければならない。つまり、パソコンで1回にチャージできる額が最高1,000タカというルールをグラミンフォンが決めているので、1回、1回チャージできたか確認してから、金を受け取るという面倒なシステムになっている。
結局、モンジュールさんは定額で払ったと思い、店員は従量で受け取ったと勘違いしたことがわかり、店側で再度、定額でチャージし直した。
こういった手違いや効率の悪いシステムは、バングラでは普通に起こり、これが、事業を遅らせる大きな原因になっている。
2009年01月29日
マラジ君の首ちょんぱ
昼食時、我々の胃袋に入る予定の鶏さん。マラジ君の父親がさばいてくれた。
マラジ君の父親が鶏を持って、右手で首を切る仕草をしたので、マラジ君に首をはねるポーズをして見せたら、それ以降、会うたびに、首ちょんぱが挨拶になってしまった。
バングラの子供たちは、生まれたときから家畜の殺生を見ているので、首ちょんぱがどういう意味か良く理解している。家畜が自分たちが生きるのにどれだけ役に立っているかをよく理解している。
日本の子供たちは、スーパーマーケットでトレイに並べられて切り身で売っている肉の意味をどれだけ理解しているだろうか。最近、食の安全とか食育といわれているが、いやなものを見せずにどれだけの教育ができるだろうか。きれい事を並べる先生といわれる方々に問いたい。