2010年06月
2010年06月13日
2010年06月12日
公園に温室を作らなければならない!
ラッシャヒ市の市長が、自分の父親の名前がついている公園(動物園)に温室を作りたいので、友人Kが依頼を受けたことは2009年12月29日の日記「ラッシャヒ市長に会ってきた」で紹介した。
帰国までの間に、ラッシャヒ市役所から公園の図面をもらうことになっていたが、帰国まで間に合わなかった。そこで、帰国後、図面を日本に送ってくれることになったが、届かない。モンジュールさんは郵送したと言っていたが、届いていない。
以下の写真は、市長訪問後の動物園での写真である。温室予定地は動物園の一般有料開放エリアの西側にあり、一般の人は入れない。
一般の人を入れていないためか、草だらけである。乾季の時期に、草だらけなのは、ここだけである。野良牛も野良ヤギも入れないので、伸び放題なのだ。
アロアシャ学園の理事長のアノア先生の後ろに、よくわからないが、シカが写っている。一般の人が入れないエリアにシカが放し飼いにされているのだ。
一般の人が入れないエリアに異国の人間がいるので、動物園の動物状態になっている。
先週のモンジュールさんとの電話後に送られてきたのが、一番上の図面である。多分、ラッシャヒ市役所の職員が作ったものをモンジュールさんが送ったものだ。
モンジュールさんの話によれば、ラッシャヒ市長は記者会見で日本の設計で公園に温室を作ると言ってしまった。これが、新聞やテレビで報道されてしまった。このため、モンジュールさんやラッシャヒ市長の顔をつぶさないためにも、友人Kは、大至急、温室の設計に取りかからなければならなくなった。
友人Kの本業である造園業は、今が一番忙しい時だけに、友人Kにはプレッシャーがかかる。
2010年06月11日
メロンを作ったけれど......
先週、モンジュールさんに電話をしたら、
「良いニュースがあります。メロンを作りました。けんじさんと一緒に食べました。甘くて美味しかっです。ベンガル人は、今まで、こんな美味しいメロンを食べたことはありません。」と流ちょうな日本語で話した。
けんじさんとは、JICAの海外青年協力隊員で、赴任地はラッシャヒではないが、モンジュールさんのイチゴで、赴任地の地域興しをしている方である。時々、バスで5時間以上かけて、モンジュールさんのところに来られる。年末の渡航で、お会いし、3月の山形県立東根工業高校の生徒の渡航でも、大変お世話になった。
メロンはネットメロンである。病気を防ぐために、ウリ科の別の植物に接いで生産する。だいぶ前に、接ぎ木(接ぎ穂)用のピンチが欲しいとモンジュールさんに言われて、農協から買ってバングラに送った。ピンチは洗濯バサミのようなもの。ハサミのバネのテンション(圧力)が強すぎず弱すぎず、ほどよい加減がベンガル人には作れないというので、日本製のものが欲しいということになった。
ネットメロンの量産ができれば、イチゴに続き、バングラ初の農産物がまた市場に出回ることになる。
「メロンの写真を送ります。」とモンジュールさんは言った。3日前に催促していた動物園の概要図は届いたが、メロンの写真は届かない。メロンを作ったけど、本当にネットメロンだっのか、写真が届かないとわからない。
2010年06月07日
山形県立東根工業高校 県環境大賞受賞
山形県立東根工業高校が県の環境大賞に選ばれた。明日、午後3時20分から東根工業高校でバングラデシュ渡航チームの帰国報告会が行われる。
以下、山形新聞の記事から
環境保全に成果、1個人2団体選ぶ 県の「やまがた大賞」
2010年06月01日 09:32
県は31日、環境保全活動などに積極的に取り組み、成果を上げている個人・団体を顕彰する「環境やまがた大賞」に1個人2団体を選出したと発表した。
受賞するのは、米沢生物愛好会(米沢市)、東根工業高ものづくり委員会(東根市)、工藤時雄氏(庄内町)。米沢生物愛好会は自然観察活動の成果を広く市民に提供するとともに、「米沢市うこぎ垣」の調査・保全活動は地域振興のきっかけになっている点などが評価された。
東根工業高ものづくり委員会は、手作りの太陽光パネルを製作し、生徒自身がモンゴルやバングラデシュで技術提供。小学校などで出前講座も開いており、新エネルギーの普及に大きく貢献した。工藤氏はゲンジボタルの幼虫の飼育研究を続けるほか、県内各地のホタル保全団体に幼虫を提供して放流会を実施。水環境保全や自然に親しむことの大切さをたくさんの子どもたちに訴え、長年にわたり環境学習を支援している。
同大賞は1999年、県内で地球環境の保全と創造をテーマに、普及啓発や実践活動を続けている個人や団体を広く紹介しようと設けられた。表彰式は6月4日、県地球温暖化防止県民運動推進大会の席上、行われる。
2010年06月04日
ダッカで大火
バングラデシュの首都ダッカの密集地オールドダッカ地区で火事があり、大勢の人々が焼け出された。日本でもニュースに流れている。
久しぶりにモンジュールさんにSkypeで電話をしたら、昨夜のニュースで火災現場の様子が放映されたという。ただ、バングラ側のマスコミでは死者30人ぐらいだそうだが、日本では、百数十人という情報が流れている。
いつものバングラ・デイリースター紙によると電力トランスが次々に爆発し、一部ではガスのパイプラインも爆発したという説も流れていて、現場に一時間以上かかって消防車が到着し、現場は騒然としている様子がうかがえる。
一度、バングラで、実際の火事現場を目撃したことがある(2008年08月17日の記事 火事と野次馬)が、まともに、消防自動車が到着して消火ができるのか不安である。ダッカは、ただでさえ渋滞が激しい。平日なら、夜の10時でも大渋滞である。
バングラの電力事情の悪さは以前から紹介しているが、盗電が後を絶たない。平気で自宅に電気を引いている。盗電により、トランスの容量を超える電力が普通に流れていれば、いずれ、トランスは爆発する。
感電で死ぬ人も多く、今回の火事といい、悲惨である。