2010年12月

2010年12月09日

また列車事故

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また、列車事故である。渡航前だというのに、暗いニュースである。



停止信号を無視した列車が行き違いのため停止していた列車と衝突し、14人が死亡し、100人以上が負傷した。運転手はダッカの病院に運ばれ、意識不明の重体である。制限速度を超えて入線したことも被害を拡大したようである。



日本でも福知山線の脱線事故は記憶に新しい。人間のミスによる事故は、なかなか無くならない。事故が起こったときは、誰しもが不幸を悲しみ、二度と事故を起こさないと誓うのであるが、喉元過ぎれば熱さを忘れるの諺のように、時間がたつと事故が風化してしまう。



事故の再発防止は、仕組みや制度の改善などである程度は防げるかもしれないが、肝心な人間が忘れてしまえば何ともしようがない。基本的には教育しかない。



ある警察関係者から聞いた話がある。日本では子供の飛び出し事故が多い時期があり、対策としてカモシカクラブなどの母子の交通安全教育で激減した。しかし、事故の減少とともに交通安全教育が低迷し、その後、また飛び出し事故が増えたという。



バングラデシュに貧しい子供たちのための小学校を作り、運営してきたホサイン・モンジュールさんがいつも言ってきたのは、「貧しいバングラデシュを豊かにするには、貧しい子供たちの教育しかない」という建学の精神である。



安心安全は、すぐれた教育の上に成り立つものであることを今更ながら感じる。









himajintaro at 22:51|PermalinkComments(1)交通 

2010年12月04日

今年もバングラ・イチゴの季節がやってきた。

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久しく、モンジュールさんと電話でつながらなかった。モンジュールさんがSkypeからの着信履歴があるのに着信音が鳴らないことに気がついて、奥さんのボナニーさんの携帯電話にかけるようにメールをくれた。



ボナニーさんの携帯電話で、しばらく、モンジュールさんと話した。今年から始めたイチゴの超促成栽培は、いつもの電力事情の悪さから、冷蔵庫での保存がうまくいかず、失敗したかに思われたが、すでにイチゴの花は咲き始めていて、いつもより1ヶ月以上早く、実がなりそうである。



しかし、冷蔵庫での保存のタイミングを施肥でコントロールすることの意味をまだよくわかっていないようでる。年末の渡航でくわしくモンジュールさんに説明することを約束した。



今回の渡航は、悪友と行くことになっていたが、山形県立東根工業高校の生徒と先生が来年3月に渡航予定なので、それに随行するため、悪友は今回は見合わせた。



モンジュールさんの農場で促成栽培のイチゴを見て、次の有力作物・メロンの話をじっくりできることになった。渡航が楽しみである。









himajintaro at 12:49|PermalinkComments(0)農業