2011年05月
2011年05月29日
ピーマンを作りました!
先々週、金土と続けてモンジュールさんに電話したが、上司のイスラム先生の娘の結婚式だったり、携帯電話を家に忘れて買い物に出かけたりと、モンジュールさんと話ができなかった。
夕べ、ようやく、つながったと思ったら、バッテリー切れだったり、奥さんの携帯電話にかけても、途中で切れたりと散々な目に遭ったが、何とか通算で、40分ぐらい話ができた。
「ピーマンを作りました」
「ニュージーランドやタイからピーマンをインポートしています」
「バングラデシュでは、だれもピーマンが作れるとは思わなかった」
「ガーベラも作りました」
また、モンジュールさんはバングラ初のことをやってしまったようだ。
「ミミズの肥料が始まっているんです」
「ミミズを20kg買いました」
「マレーシアから、いろいろ探して人が訪ねてきました」
「ミミズの肥料を売って下さいといいました」
「バングラデシュで一番ミミズの肥料を作っているんです」
「また、ミミズを15kg買います」
昨年、写真のミミズによる堆肥工場を奥方ボナニーさんのお父さんから借りているアロアシャ学園の農場に作った。インドの大学でミミズによる堆肥作りを研究している先生の協力を得て、始めた肥料工場である。これでも、バングラで一番の規模だという。
マレーシアは、インドから堆肥を輸入している。どこから聞きつけてモンジュールさんまでたどり着いたのかわからないが、こういった情報がバングラデシュに流れていることだけは間違いない。
直営農場で化学肥料を減らすために始めたミミズ堆肥である。生産に余力があれば、まずは、バングラの貧しい農家へ売ることにするが、それ以上に生産力が上がれば、輸出することもかまわない。
モンジュールさんの笑いが止まらない。
2011年05月28日
アロアシャ学園の電動オート三輪
アロアシャ学園にも電動オート三輪が1台ある。学園ガードマン氏の次男ミュラッジが運転席に座っている。直営農場への資材や職員の運搬に使っている。
シンプルなメーター。左がスピードメーター。120kmまであるが、実際は40kmも出ない。右は、バッテリー残量。中国製であることが一目でわかる。
ガードマン氏がバッテリーの充電をしていた。
「倒 停 順」 後進、停止、前進の順なのであろう。
エンジン自動車でいうギアボックスに相当する部分に配電装置があり、コネクタで充電器をつなぐ。とても安っぽく感じる。こんなんで、雨が降ったら、ボックスの中に水が入りショートして動かなくなるのではと心配になる。防水加工されていない。
このボックスからバッテリーとモーターにつながっているだけで、日本円で20万円しないというが、なんか、ぼったくりの安物という感じがしてならない。
2011年05月24日
おっと、まだ生きていた2サイクルオートリキシャ
1年で、ラッシャヒ市内から2サイクルのオート三輪から、全て電動オート三輪に切り替わったと思っていたら、2サイクルのオート三輪が走ってきた。
エンジンオイルを燃料と一緒に燃やす2サイクルエンジンは、馬力はあるが、燃費が悪く、さらに煙とCO2をたくさん出すことで嫌われ者になっている。
以前も書いた(2011/04/05日記「電気自動車大活躍」)が、バングラ政府はガソリン車や2サイクル車のCNG(圧縮天然ガス)化を進める一方で、パイプラインの整備が追いつかない地方都市は、中国製の電動オート三輪に切り替わっている。
バングラのエネルギー事情がどう変化していくか、見ものである。