2011年08月

2011年08月31日

遊覧船のトイレ

遊覧船の中のトイレの写真をアップした。
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何を好き好んで、トイレの写真をと言われそうだが、家庭用のトイレとほとんど同じであったことを書きたかっただけである。
バングラトイレは、バスルームと兼用である。初めて、バングラに渡航する人にとっては、ホテル並みのトイレやバスルームであれば文句はないだろうが、一般家庭と同じでは、清潔感やシャワーヘッドがないことからすると抵抗があると思われる。
シュンドルボンの冬は予想以上に寒く、朝や夜にバケツで水を浴びるのは抵抗があった。ベンガル人も、ほとんどの人たちは、日が昇って気温が上がってからシャワーをしていた。
水なし用のシャンプーとボディー用の濡れティッシュで、船の旅を過ごすことができた。


himajintaro at 20:04|PermalinkComments(0)世界遺産 

2011年08月30日

断食明けの帰省ラッシュ始まる

Eid likely tomorrow
いよいよ、イスラム教徒のラマダン(断食)が終了する。
今日のバングラ紙に帰省ラッシュが始まった記事が載っていた。シュンドルボンツアーで利用した船と同じ型の船に定員オーバーで人が乗っている写真があった。
この船は、普通、ランチと呼ばれている。帰省する船の乗船券はすぐに売り切れて、バスと同じように屋根の上にもたくさん乗っている。乗船券は、日本のようなダフ屋が売っているものもあるという。
道路の交通事故や列車の衝突事故が多発し、陸上交通の信頼度が低下している中、水上交通が注目され、別の新聞では、何年も使わずに放置していたランチを急遽、整備塗装して就航させる準備をしている記事もあった。
過去に、定員オーバーで船が沈んだとか、風にあおられて転覆したという悲惨な記事を何度か読んだことがある。
帰省ラッシュという莫大な需要に、交通機関の供給が追いつかない以上、陸であれ水上であれ、危険度は変わりがない。


himajintaro at 19:41|PermalinkComments(0)交通 

2011年08月29日

シュンドルボンも子供は労働者

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シュンドルボンの漁船については2011/08/27の日記「シュンドルボンの漁船」で話題にした。
小さな小舟の漁船の写真を何枚か撮ってきたが、気になった上の写真を拡大し、トーンカーブで補正してみた。
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子供が乗っている。やはり、乗っていたかという感がある。バングラでは、貧しい家庭では、子供は稼ぎ手である。シュンドルボンにおいても例外ではなかった。
今年は、バングラ南部は洪水に見舞われている。今日で、イスラム教徒の断食・ラマダンが終わるはずである。断食が終われば、みんな、故郷に帰り、楽しいお祭りで美味しい物を食べる。しかし、洪水の被災者は、よろこんでいられない。


himajintaro at 19:37|PermalinkComments(0)世界遺産 

2011年08月28日

美しい森シュンドルボン

美しい森という意味のシュンドルボン、その名のとおり、美しいマングローブの原生林が広がる。
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himajintaro at 08:15|PermalinkComments(0)世界遺産 

2011年08月27日

ヘレンケラー賞の後の裏話

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夕べ、モンジュールさんに電話した。農業の話題が中心であったが、ヘレンケラー賞を受けた後の話が聞けた。
モンジュールさんのヘレンケラー賞受賞の様子は2011/07/21の日記「モンジュールさんがヘレンケラー賞を受賞した。」に書いている。
モンジュールさんは、ヘレンケラー賞を受賞し、自宅のあるラッシャヒに帰るため、娘のミデュラやイスラム先生たちとダッカ空港駅で列車を待っていた。
「列車に乗れなかったのです。」
「切符を買ったのに、席に座れないのです。先に乗っている人がたくさんいて乗れなかったのです。」
座席指定であるにも関わらず、指定を無視した乗客で列車は、すし詰め状態で、車内にも入れなかったという。
「切符がダメになりました。」
「仕方がないので、ボナニーさん(モンジュールさんの奥さん)の弟のところに戻りました。」
「ラッシャヒに行く列車はダッカ空港で3時半(15:30)です。ラッシャヒには9時半(21:30)には着きます。」
「ボナニーさんの弟に行ったら、11時(23:00)でした。おかしくなっているんです。」
270km離れたラッシャヒに列車で行くのに6時間。帰る列車に乗れなくて、15km先のダッカ市内の弟の家に行くのに自動車で7時間かかったというのだ。
「今は、道路も悪くなりました。事故がたくさん起きます。」
「今の政府になってから、道路も電車(バングラに電車は走っていない)も悪くなりました。政府は何もしていない。」
New train
バングラ紙にダッカ・チッタゴンの鉄道に中国から新しい車両を導入し、スピードアップさせるとハシナ首相が発表した記事が載ったことをモンジュールさんに話した。
「首相は、話はしますが、全然進みません。」
「いつも、お金は使っちゃうから、なくなります。」
「彼女(ハシナ首相)は、自分が悪いことをしていることが全くわかりません。」
「彼女は、選挙(次回の解散総選挙)にならないと辞めないと思います。」
つまり、列車の購入費を首相をはじめとして政府の高官が自分の懐に入れてしまうので、事業が進まないという。
汚職、収賄、背任、何でもありのバングラは、ますます、交通事情が悪くなる一方である。下町のベンガル人・橋本羅名さんも同じことを言っていた。
来週29日でラマダン(イスラム教徒の断食)が終わる。
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まもなく、写真のような地獄の帰省ラッシュが始まる。


himajintaro at 12:01|PermalinkComments(0)交通