2012年02月

2012年02月28日

ネキリムシにやられたか?

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種ジャガイモの農場で、ちょっとだけれども、毎年のように発生する地上部が萎れるジャガイモ。
寒天培地で増やして、苗鉢に植えて苗にし、農場に植え付ける。普通のジャガイモ栽培のように、ジャガイモのイモを直接土に植えるわけではないので、種イモから芽が出て茎や葉が大きくなるわけではない。一年生の花苗のように、根を張り、茎も葉も大きくなり、そして地下に種イモができあがる。
一見、無造作に捨てられた萎れたジャガイモ苗。ネキリムシにでもやられたか?
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しかし、よく見ると様子が違う。もしも、ネキリムシなら、夜な夜な、土の中から這い上がってきて、地際の茎を食べて枯らしてしまう。
写真のように、根の先端が成長が止まり、残った根も横に伸びない。根が成長せず、水分も養分も十分地上部に送ることができない。これでは、萎れていくばかりである。
モンジュールさんは虫だろうと言っていたが、病気や微量要素不足も否めない。以前、ホウ素不足になって、地上部の成長が止まる現象も起きている。
苗を植えてから、現象が出るまで、じっくり、バングラデシュにいて観察したい。


himajintaro at 20:43|PermalinkComments(0)農業 

2012年02月27日

山形県立東根工業高校で国際貢献活動報告会

東根工業高校の庄司先生から、国際貢献活動報告会のご案内をいただいた。昨年も、報告会が行われる予定であったが、3.11の震災で中止になった記憶がある。
私は現在、国内では、フリーのサポーターなので、参加資格があるのかどうか、庄司先生に尋ねたら、参加資格があるという返事をいただいたので、NPO法人の理事たちと参加することにした。
報告会開催のご案内(アロアシャ)


himajintaro at 21:10|PermalinkComments(0)東根工業高校 

2012年02月26日

夕暮れ迫るジャガイモ畑

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いつもの事ながら、モンジュールさんの原点であるジャガイモの畑を見に行った。条件付きで製糖工場から借りている農場である。
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一昨年から去年は、ジャガイモの価格は思ったほど悪くなかったが、昨年から今年にかけて、ジャガイモの価格は暴落した。その辺の情報は、バングラ紙を毎日見ているから知っている。
当然、種芋の値も下がる。作っただけ損という状態にならざるを得ない。このところ、モンジュールさんと電話がつながらない事が多く、状況が掴めない。
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ジャガイモ畑に夕暮れが迫ってきた。モンジュールさんたちも、単に種イモを作るという農業から一部方向転換を迫られている。


himajintaro at 11:27|PermalinkComments(0)農業 

2012年02月18日

ラナさんの悩み

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東京葛飾で焼き肉店を営むベンガル人・橋本羅名(ラナ)さんと巡り会って2年。2010/07/28の日記「ラナさん」
に、ラナさんと初めて会った時のことを書いている。
ラナさんは、自分の貧しき故郷バングラデシュに満足な食事もとれない子供たちのために、給食の出せる小学校を作ろうと日本に組織を作った。それが、社団法人「日本バングラデシュ協会」である。公益法人法が改正されたことをよく知らなかったラナさんもほかの役員も最初から社団法人を作ったしまったのである。
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アロアシャ学園は、現地バングラに学校を所有する法人と運営する法人がある。一般的には、日本では学校法人は所有権と運営権の両方の権利を持つ。しかし、バングラは、必ずしもそうではない。所有する法人の役員は外国人はなることができない。現在、日本側には、アロアシャ・プロジェクトというNPO法人がアロアシャ学園を支援している。
一方、ラナさんの方は、まだ、現地に小学校の所有権と運営権を持つ法人を立ち上げるまでには至っていない。それは、現地に、ラナさんを応援してくれる仲間はたくさんいても、ラナさんのために少々無給でも働いてくれる人や信用できる人々があまりいない現実があるからである。
また、日本側の役員も、学校を経済的にサスティナブル(永続的に)に支援できるスキルを持つ人いないのが実態である。
その点、幸いにもアロアシャ・プロジェクトは役員の全てが技術者であり、会員の中にも多数技術者がいる。農業、農業土木、園芸、バイテク、機械、電気(強電、弱電)、システムエンジニアなどの技術屋集団なのである。
悪友が「アロアシャがここまで来られたのは、奇跡に近い。」と講演で言うことが多い。様々な多くのトラブルに見舞われ、よくぞ、ここまできたものだと思う実感はあるが、私は偶然とは思わない。
現地に学校法人を立ち上げたり、その運営費を捻出するための事業を立ち上げるには、ラナさん自身がバングラに永住しないと、事がうまく進まないだろう。しかし、日本にいる奥さんや子供、自分が始めた焼き肉店を捨ててまで、バングラで活動することは不可能である。
ラナさんの悩みは、これからもズーと続いていく。
私も、できる限り協力をしたい。


himajintaro at 14:17|PermalinkComments(0)ラナさん 

2012年02月11日

もしかすると、モンジュールさん一家が、この春来日するかもしれない?

夕べ、午後11時半頃(現地時間で午後8時30分)、バングラの野菜の出荷価格暴落や稲苗の高騰が気になり、モンジュールさんに電話したが、つながらなかった。悪友からも、今回の渡航について、いろいろ、聞いていたので話したかった。いつものことである。
3週間前、久しぶりに会った悪友と話した。
「今回の渡航は、バングラに行った気がしなかった。」
「高校生たちと行ったので期間が短いせいかもしれない。」
「ゴールデンウィークにモンジュールさん家族が来日したいと言っている。」
「ゴールデンウィークの前の日程でモンジュールさんと調整している。」
モンジュールさんが家族と日本に来たいという話は、以前、モンジュールさんから聞いて知っていた。てっきり、バングラの夏休みである6月に来日するものと思っていた。
フェイスブックのメッセージでモンジュールさんの次女ポロマに、日本に来るのか聞いてみた。そしたら、次のような返事が返ってきた。
i hope your ankle heals soon :) i am fine.my class will start form 6th january.i am not sure that we will go to japan in the following spring. everything depends on father, that is if he can manage time :)
ポロマは、日本に行くことをあまり期待していないようである。モンジュールさんがあまりにも忙しく、時間管理ができるかどうか、モンジュールさん次第というところであろう。
また、そのうち、モンジュールさんに電話してみたい


himajintaro at 20:23|PermalinkComments(0)生活