2013年10月

2013年10月26日

ゲストルームの先住民

パブナの農民組合がモンジュールさんが立ち上げたことにショックを受け、モンジュールさんの用意したワゴン車でアロアシャ学園に戻ってきたときは、暗くなっていた。
寝泊まりしているゲストルームに先住民を見つけた。
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ヤモリである。
いつもは、ゲストルームは蚊が多いのであるが、今回は、ほとんど、蚊にお目にかからない。どうも、ヤモリ君がお掃除をしてくれていたようである。
以前、キッチンになっていたところの窓が開いていて、そこから、出入りしていたようである。
宿泊期間中は、気にせず、ヤモリ君と同居していた。


himajintaro at 15:21|PermalinkComments(0)アロアシャ学園 

2013年10月25日

また、インタビューが始まった。

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農民組合の集会後、バングラ有名テレビ局チャンネル・アイのインタビューが始まった。モンジュールさんは、いつものように淡々としゃべっている。
今回のチャンネル・アイのインタビューアーは、ダッカの本社の記者のようである。いつもは、ラッシャヒ局のファッタさんがレポーターであるが、全国からの集会ということで本社から来たようである。
タヌキオヤジにも、インタビューの申し込みがあったが、嫌で逃げ回った。散々、断ったが、結局、インタビューを受ける羽目になった。
今回の集会を日本人として誉めるつもりはなかった。しかし、モンジュールさんの顔を潰すわけにもいかず、仕方なく、日本人としてモンジュールさんに協力できたことと組合ができたことををうれしく思うと語った。
愚痴っぽい言い方をすれば、モンジュールさんに「政治活動などするな!」と言いたい。


himajintaro at 12:51|PermalinkComments(0)農業 

2013年10月24日

集会が始まった

パレードの終着点は、集会するためのテントであった。
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モンジュールさんが言う、全国の篤農家の集会である。
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我々、日本人は最前列のひな壇に座らされ、悪友は、いつもこのような状態のときは、黙って座っている。タヌキオヤジは、自分が話をする機会がない限り、こういうのは嫌いで、椅子に座らず、写真を撮りまわっている。客人として、もてなされているのだろうが、ひな人形のような御飾り、偉くもない役人のようで落ち着かない。
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司会がセレモニーを進行させ、モンジュールさんンが何か、強く語っている。他の参加者も何か、強く話している。
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下の真ん中の婆ちゃんは、何かの作物で賞をもらったという。
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一緒にいてくれた佐藤ルンジュさんによると、この集会で、国会議員を選出しようという物騒な話になっているという。
後からのモンジュールさんの話を総合すると、全国の農家で農民組合を作り、この集会は代議員大会に相当する。組合員は、全国に5,000人ぐらいるという。
農家がいくら頑張っても、卸価格が安く、収益が上がらない。だから、国会で圧力をかけて卸値を上げようという組合なのである。その中心人物がモンジュールさんなのである。そして、さらに驚いたことに、バングラデシュ政府の農家登録の1番目に登録されているのが、モンジュールさんだというのである。
モンジュールさんは、大学の教授であり、アロアシャ学園の創設者である。農家ではないと思うのは、日本的感覚なのである。
バングラデシュでは、農地を持つものをファーマー(農家)と言う。農地で働く者は、「農家」ではなく、単純に労働者なのである。日本の「農地法」で定義されおている「農家」は、バングラデシュでは必ずしも「農家」ではない。
つまり、労働者に耕作させているの地主こそがバングラでは「農家」なのである。その、「農家」は耕作する必要はないし、農地を持つ者には日本で言う「農家」である必要がない。
だから、一昨日の「また、始まった市中引き回し」で書いた警察官が乗ったトラックが走る理由は、署長が「農家」だからなのである。
農地の地主のブルジョアのために、日本人の我々が支援する必要があるのか?
貧しき労働者の地位と向上を目指し、支援をしてきた実績が、この集会で、一気に崩れた。
しかし、アロアシャで作った農作物の苗や種を買ってもらうのは、このブルジョアたちなのである。
この葛藤は、タヌキオヤジは簡単には対応できない。
さらに、政治抜きで支援活動をしてきたタヌキオヤジとして、どう考えたらよいか。
少し、アロアシャから離れて考えてみるのも一つかなと、今、考えている。


himajintaro at 12:55|PermalinkComments(0)農業 

2013年10月23日

市中引き回しの先は

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パレードのついた先にたくさんの人が集まった。テレビ局まで来ている。いったい、何が始まるのか?
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歓迎のマリーゴールドをもらい、イスラム教の坊さんがお祈りを始めた。郷に入れば郷に従え、みんなでイスラム式にお祈りをする。
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次に着いた場所では、巨大(葉っぱが)なカリフラワーが準備されていた。そして、テープカット?
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また、イスラム式のお祈り。
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行った先々で、お菓子が振舞われた。ここのお菓子は、砂糖菓子。
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何か、モンジュールさんと参加者たちは盛り上がっているが、我々、日本人は、気持ち的に蚊帳の外。日本人が参加するだけで、行事に箔が付く。正直、言葉も意味もわからなく、市中引き回しにあっては、不愉快になってくる。それが、数十年続いてきた。それが、バングラデシュ珍道中記の歴史である。


himajintaro at 12:56|PermalinkComments(0)農業 

2013年10月22日

また、始まった市中引き回し

Japan Friendship Academyのオープニングセレモニーの翌朝、早々にカシナプールを出発しなければならなかった。
佐藤ルンジュさんが用意してくれたワゴン車に乗り、モンジュールさんたちが乗ってきたワゴン車を先頭に、パブナのある目的地に着いた。
モンジュールさんの話によると、バングラ全国から篤農家が、ここに集まって来るという。いろんな農作物を上手に作る農家を次々に紹介されたが、多すぎて、覚えられない。
そのうち、車に乗り込み、車とバイクで何十台ものパレードが始まった。
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警察官を乗せた警察トラックまで走っている。何で警察までパレードに参加しているのか、日本的に言えば、規制する側の立場で走っているのだろうと思ったら、実は、全く違う意味でパレードに参加していた。その理由は、後日説明する。
どこに、連れて行かれるか、モンジュールさんからは、全く説明がないまま、パレードは進んでいく。


himajintaro at 20:50|PermalinkComments(0)農業