2014年07月

2014年07月29日

机とイス200組、新モンゴル高校へ

バングラデシュの話ではないが、今日、勤め先の高校からモンゴルの首都ウランバートルにある「新モンゴル高校」へ不要になった机とイス200組が送られて行った。
旧山形県立東根工業高等学校が「新モンゴル高校」との太陽光発電パネルをとおした交流事業の縁を利用させてもらった。
先に、「新モンゴル高校」の理事長Janchiv Galbadrakh(ジャンチブ・ガルバドラッハ)さんと支援団体「柱一本の会」の代表者で、同高校の理事を務める長瀬洋子さんが、本校に来校されて打ち合わせをし、今日の日を迎えた。
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横浜から来た40フィートの空の海上コンテナを積んだトレーラが何度かの切り返しをして、見事に机とイスのある体育館脇に到着した。流石、プロの大型牽引免許保持者である。タヌキオヤジとしては、羨望と尊敬のなにものでもない。父親が職人であったが、職人になれなかったタヌキオヤジは、職人技にはあこがれる。
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先に久留米の大学から3人掛けの机イスとベンチを載せた大型トラックが到着しており、まず、コンテナに載せ替えて、大型トラックは九州に帰った。
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続いて、我が校の机196台を積み、クッション材としてマットレスを天井部分や机の脚の隙間に詰め込んだ。手際よく、コンテナの空間を効率的に見事に埋め込んでいく。
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この後、イス200脚と残っている机4台をギリギリの状態で積み込んで完了した。
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この積み込みには、先の長瀬さんを始め、京都や東京に留学しているモンゴルの学生たちが活躍した。一時、机4台は無理だろうと諦めかけていたが、学生たちは入ると言っていた。そして、最後の机が入った瞬間、拍手が沸き起こった。
長瀬さんによると、コンテナは、横浜港から中国・大連港で荷揚げし、ウランバートルまで鉄路で輸送され、一ヶ月後に「新モンゴル高校」に到着するとのこと。この間の輸送費は「片手」だそうである。確か、一見さんならインボイス(税関申告書)込みで山形から東京晴海を経てマレーシアまで「片手」で、お得意さんは半分になると聞いたことがある。
インボイスは、理事長が書くという。鉄路が長い分、割高になるようである。海路が長い方がお得である。
来年、再来年も不要になる机とイスが出る。それは、「新モンゴル高校」に行くことが決まった。
とにかく、暑い中、ご苦労様でした。


himajintaro at 21:23|PermalinkComments(0)東根工業高校 

2014年07月18日

ラーマンさんからの依頼

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ラーマンさんから、Hondaのバイクをカシナプールで売りたいので、Bangladeshと日本の合弁企業Bangladesh Honda Private Ltdの社長である水谷洋一という人物に掛け合って欲しいという依頼が来た。
Bangladesh Honda Private Ltdは、バングラでHondaの二輪を製造卸をしている会社である。
散々調べたが、水谷洋一という人物の素性が掴めなく、伊達市のルンジュに、事の経緯を聞いた。
ルンジュさんによれば、直接、タヌキオヤジが水谷洋一なる人物にアポを取るのではなく、バングラの日本人の人脈から、ラーマンさんとアポを取ってもらいたいということであった。
早速、ラッシャヒに駐在している辻さんに何度も電話を入れているが、例のベンガル語でビィジーだと話す、グラミンフォンのおばちゃんの声しか聞けず、先に進めないでいる。ラマダンだけに、携帯電話も一日中ラマダンなのか?
ラーマンさんはLGの商品をバングラでナンバー10に入る売り上げを誇る、やり手家電販売店のオーナーである。Hondaのバイクを売りたい気持ちもわかる。
が、である。
日本の家電は、販売と修理の分業化が進み、大手量販店が町中の小規模電気屋を食いつぶしてきた。しかし、自動車と二輪車は、ディラー系の販売店が技術屋を雇い、優秀なるセールスマンとの両輪で日本の自動車業界をリードしてきた。
もちろん、町中の二輪店も自転車とバイクの両方の技術をこなすオヤジ一匹で店を切り盛りしてきた。この形態は、若者の二輪離れがあり、店舗数は減ってきているものの、昔と変わらない。
話は飛ぶが、日本に何度も来ている外国人に利用している航空会社の機材やサービスについてアンケートした結果、割高であるが日本の二大航空会社の機材のきれいさやサービスにはかなわないと高い評価をしていることがわかった。
日本が急速に成長した背景には、確かに物作りの技術の素晴らしさはあるが、それを長く保つためのメンテナンスのサービスの質の高さがあることを忘れてはならない。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの開校式で言ったタヌキオヤジの祝辞では、ベンガル人の手の器用さは日本人に似ていると言ったが、日本のサービスの質の高さを是非、バングラ人にもまねしてもらいたい。
ラーマンさんは、技術屋になれるか?真にバイク屋のオヤジになれるか?
タヌキオヤジが、もし水谷洋一なら、そう聞きたい。


2014年07月15日

大サイン会

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ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの放課後、ふとしたことからタヌキオヤジのサイン会が始まった。
アルファベットと漢字で書いた名前をノートの切れ端に書いているうちに、次々に生徒からサイン攻めにあった。最初は、順序よく、並べられていたノートの切れ端が、割り込みをする生徒が出てきて収拾がつかなくなり始めた。
見かねて、先生たちが整理を始めたが、子供たちのパワーに圧倒されて、タヌキオヤジ自らがコントロールをしないと秩序を維持できなくなった。
そのうち、ある先生が、生徒たちの名前を日本語で書いてくれと言い始めたものだから、一層、人だかりが増えてきた。子供たちの名前の読みを漢字の読みに当てて書いているうちに、だんだん、疲れてきた。1時間過ぎても終わらない。
子供たちがスクールバスで帰った後、先生たちの分も書かなければならない始末になった。最後に、校長のムニさんからも頼まれて、「無二」と書いた。どういう意味かとムニさんから聞かれ、二つと無いOnlyoneだと説明すると、とても、喜んでくれた。
バングラに行って初めての経験であった。


2014年07月14日

ラーマン家の朝食

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ジャパン・フレンドシップ・アカデミーの1階を住まいとするラーマン一家に日本語では「居候」であるが、英語で言うと「ホームスティ」と格好いい響きで2月に滞在した。
朝食は、バングラのスタンダードなチャパティ(小麦粉を油とお湯で練って薄くし、熱を加えたもの)とジャガイモやキャベツなどを細かく切ってカレー粉で炒めたもの、それに卵焼き(目玉焼きは、あまり見たことがない)。
油で揚げたチャパティより焼いただけの方が、タヌキオヤジとしては好ましい。もちろん、健康面で考えるとという前提の話であるが。
バングラの生野菜は、基本的に食べる。初めての日本人には、勧めたくない。タヌキオヤジには、17年間で耐性ができているので心配していない。昔は、日本人も落としたものを拾って食べていたのだが、今は、汚いと言ってゴミにする。あ~ぁ、もったいない。
賞味期限にも敏感になってしまった。消費期限ではないのに、賞味期限が来ると捨てるようになった。日本人は、ますます、抵抗力のない、ひ弱な国民になってしまうのか?
ラーマンさんの長男、次男は一卵性双生児である。片方は「マヒ」君。もう一人は「マヒーン」君。姿形もさることながら、名前も似ていて、どっちがどっちか、滞在期間中には見分けがつかなかった。
ラーマンさんの奥さん、ケアさんの料理は掛け値なしで美味しい。
ゴールデンウィークに悪友がバングラに行き、ジャパン・フレンドシップ・アカデミーに立ち寄るということで、ケアさんが悪友のために手塩にかけて美味しい料理を作って待っていてくれたのだが、悪友は数時間で、さっさとダッカに行ってしまった。
ケアさんが怒ったという。無理もない。
料理を作って待っている身にもなってみろ!!!


2014年07月13日

大失態!

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2014/06/28「出版祝賀会の案内をもらった!」で紹介した元東根工業高校の庄司先生たちが活動してきた太陽光発電パネルの技術移転が本になり、出版祝賀会の案内をいただいたにもかかわらず、開催日を一週間勘違いして、出席できなかった。
先週の金曜日、自宅でNHKのBS番組、火野正平の「とうちゃこ」編を見ようとしていたところ、突然、庄司先生から電話が入り、祝賀会の開催日を勘違いしていたことがわかった。
このところ、毎晩のようにメインPCの調整に時間をかけていて、ブログの更新をしていなかったので、載せた招待文のチェックすらしていなかった。
さらに、最初から翌週の18日と思い込んでいた。この日は、学校の文化祭初日、健康診断日、給料日が重なっていて、絶対に忘れない日と思い込んでいた。
行き帰りの電車の時刻を調べ、上司にも早退を告げていた。また、出席者の中の「柱一本の会」の長瀬さんにお会いして、モンゴルの新モンゴル高校について、いろいろ、伺う予定でもあった。
結果的にドタキャンになってしまった。
大失態である。


himajintaro at 15:26|PermalinkComments(0)東根工業高校