2015年02月

2015年02月27日

近い親戚よりも、遠い他人

先ほど、北関東に住む叔母から電話が入った。
「◯◯ちゃん死んだって、あんた知ってんかい?」と栃木出身のお笑いコンビ「U字工事」以上の訛りで、父方の伯母が昨日死んだ連絡だった。
「おーら知ーらね!」としか言えなかった。タヌキオヤジの住み処には、「新聞」という文明の利器は届かない。
タヌキオヤジは、相変わらず、父方の親戚筋ではバングラデシュに住んでいることになっているらしい。
父親の兄姉弟妹9人中、地球上に存在しているのは2人だけとなった。
バングラデシュに住んでいると誤解して、親戚中に広めた本人が、今回逝ってしまった。
そもそも、年賀状にタヌキオヤジと自分の子供とバングラに渡航した時の写真を載せたり、「今年も、新年をバングラデシュで迎えました。」と書いていたことが、=棲んでいる、いや、住んでいるとなってしまったようだ。
また、葬式仏教に嫌気をさして、バングラに最初に渡航した1997年2月1日に遡って、浄土真宗の菩提寺に離檀届けを出したことが、父方の親戚の誤解に拍車をかけたようである。
タヌキオヤジの住み処から歩いて10数分の所に父の弟姉が隣り合わせで住んでいて、一昨年の12月に弟が亡くなり、隣の姉が、まだ、存命している。
しかし、1年に1回というか、10年以上会っていない。
本当に、近い親戚よりも、遠い他人になってしまった。


himajintaro at 23:14|PermalinkComments(0)生活 

2015年02月18日

ある保育園の閉園

あいびい保育園
IVY.jpg
バングラデシュには、直接関係ない話であるが、以前の日記にも書いたJICA海外青年協力隊のOGがメインスタッフとして開設していた保育園の閉園式の案内が届いた。
NPO法人のIVY(International Volunteercenter Yamagataの略、通称アイビー)が東日本大震災で山形市内に避難してきた未就学児童の保育を期間限定で開設してきた。
IVYは海外支援のNGOとしては、山形県内では老舗のNPO法人である。今まで、フィリピン、カンボジア、最近では物騒になって世界中を騒がせているシリアの支援を行っている。
保育園もNGO的発想で、自立支援を目的としているので、2年間という期間限定になったが、ある意味、途上国の人々以上に支援慣れしていると言うか、支援してもらって当たり前という被害者意識の強いお母さんがいて、2年間で閉園することに不平不満を行政にぶちまけたため、マスコミで取り上げられて「事件」に発展したこともあった。
タヌキオヤジとしては、建築基準法や都市計画法で保育園のような施設が開設できる建物の構造や開設できる場所が定められているというアドバイスをさせてもらったり、保育士の研修を知り合いの保育園の園長先生に頼んだりとか、できる限りの協力をさせてもらった。
このたびの東日本大震災の支援活動においては、海外支援を行っている日本のNGOの活躍に目を見張る事例が多い。海外支援とは、特別なことではなく、いわば生活支援である。災害支援も、全く同じで、生活支援であることに変わりはない。だから、従来のような災害支援の専門家よりも、生活の自立支援を活動の中心としているNGOが活躍するのもうなずける。
ただ、前述のように、一度広げた風呂敷を小さくできない少数派の日本人にとっては、NGOの活動には満足できない人がいることも事実なのである。
以前、山形大学の学生から、どうしたらNGOになれるかという質問を受けたことがあるが、今学んでいることをしっかり勉強して、それを専門として海外で活動してはどうかと答えたことがあった。しかし、その学生にとって、その回答は不満でしかなかった。何か、学生たちは海外支援のNGOを特別視しているようだ。
日本で、ちゃんと生活できない者は、海外では、相手にされない。それが、現実である。
今後、IVYは、シリアとどう向き合うのか、興味を持つのは、タヌキオヤジばかりでは無かろう。


himajintaro at 23:06|PermalinkComments(0)生活 

2015年02月17日

欲しかった本が手に入った。

IMG_4754.jpg
前から欲しかった本がやっと手に入った。
Amazonで探したら、1円、100円、1300円で出ていた。1円は、中にたくさん書き込みがある物、100円は、表紙に多少キズがある物、1300円は新品と書いてあり、100円の物を取り寄せた。中身は新品同様だった。
何故、今さら、NPO法人の実務書に手を出したのかというと、東京の橋本羅名さんにNPO法人の設立を勧めたのは、他でもない、このタヌキオヤジであるからなのである。
現在、羅名さんは一般社団法人を運営しているが、タヌキオヤジは最初から賛成しなかった。社団法人は設立のために金はかかるが手続きは簡単である。しかし、NPO法人は、設立に金がほとんどかからないかわりに、手続きに多くの時間がかかる。
羅名さんとしては、できるだけ早く、組織を持って、祖国バングラデシュに貧しい子供たちのための学校を建てたかったのである。しかし、現実は、そう簡単で甘くはなかった。
羅名さんも、いろいろ、ここ数年身をもって苦い経験した結果、NPOの法人化に手を染めることになった。
言い出しっぺであるタヌキオヤジとしても、それなりに責任もある。性分として、関わった以上、きっちり、落とし前を付けたい。形を作りたい。
何年か前に、ボランティア団体やNPO法人の活動支援やNPO法人の認証(認可ではなく、NPO法では認証という)を本業としていた時もあり、実際、NPO法人の理事や監事をしていたこともある。
何年たっても、勉強は、するものある。臨床例が多い医者ほど優秀な医者であることが多いのと同じで、今までの自分なりの臨床例を生かしながら、スキルアップも含めて、実務書を手に入れて、羅名さんの申請手続きを本格的に手伝うつもりである。
ちなみに、知っている方も多いと思われるがNPOとは「Non-Pprofit Organization」の略で、日本語では非営利団体。非営利の定義は、金儲けしても利益を出資者や会員に配分しないということ。
NGOは「Non-Governmental Organization 」の略で日本語では非政府団体。NPOもNGOもほぼ同じ意味である。NGOを国連が国際支援をする団体を称して呼び始めたのであるが、日本以外の国では、あまりNPOとは表現しない。
NPO法人とは「特定非営利活動法人」の通称名である。ちゃんと「特定非営利活動促進法」という法律まである。
NPO法人については、本業にしていたこともあり、今後、何度か紹介していく。


himajintaro at 22:38|PermalinkComments(0)ラナさん 

2015年02月16日

どこも、人材不足?

muni.jpg
IMG_4752_1.jpg
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーのムニ校長先生が1月で退職されて、彼女の姉が住むアメリカに行ってしまわれたそうな。
バングラでは、最近見たこともない逸材の一人だと思っていた。
幼稚部の子供たち一人一人に、手作りの切り紙細工でメッセージを渡し、繊細で優しい人柄が見える一方で、ダンスは踊るし、酒は飲むし、メリハリの利いた優秀な校長先生だった。
上の額入りの絵は、昨年2月、タヌキオヤジがカシナプールを去る前の晩、わざわざ、宿泊場所だったジャパン・フレンドシップ・アカデミーのゲストルームに来てくれて、お土産としてプレゼントしていただいた。もちろん、ムニ先生自作でサイン入りである。
正直、18年バングラに渡航して、一番良いお土産だと思っている。ワークディスクに飾っている。ムニ先生がいなくなったのは残念である。この18年間、バングラでの人材不足には悩まされ続けてきただけに、ムニ先生は、期待の星であった。
バングラに限ったことではなく、日本も人材不足である。
2年ほど前に、タヌキオヤジが「親分」と呼ぶシンクタンクの元理事長が、「人材不足」を熱く語っていたことを思い出す。連日、職安(今は職業安定所とは言わないか?ハローワークだな)には、職を求めてたくさんの人たちが大勢押しかけている。しかし、雇用側が求めるスキルを持たない人ばかりで、いわば、使いものにならないという。
つまり、単純労働で食いつないでいる人が多く、職業で得た経験がスキルにならない職場構造になっているという理由もある。
また、最近、あるNPO法人の理事長が言っていたことは、履歴書には、優秀な経歴が書いてあるのだけれども、人として常識がない人が多いのそうだ。
常識は、人によって解釈が分かれることはあるにせよ、いい年をして指示待ちでないと仕事ができないので、先のNPO法人の理事長から、わざわざ指示をもらっている現場を見たときには、最近の、このブログのガッカリ・シリーズの仲間入りをしていた。
何で、自分で勉強してスキルアップしようとしないのか、今さらながら、「仕事」って何?と言いたい。
そういえば、伊達市のルンジュさんや奥様の緑さんも言っていた。大型トラックの運転手や会社の事務経理の求人を1年以上前からハローワークに出しているが、誰も応募がないという。福島県の場合は、別の意味でバブルで、普通の仕事には見向きもしない人が多いのだろう。
人材不足と言うべきなのか、優秀な人は良いところに行っちゃって、残りは◯◯ばかりなのか。


2015年02月11日

サーバーマシンやり直し

IMG_4612.jpg
IMG_4728.jpg
IMG_4621.jpg
IMG_4624.jpg
IMG_4625.jpg
悪友からもらった、エプソン・エンデバー。こんな小さいけど、CPU1つに2つのコアが載っかった、れっきとしたコンピューター。
自宅用サーバー(別にコーヒーサーバーでもビールサーバーでもない。今流行のクラウド)にしようと、東芝の1TGバイトのハイブリッド・ハードディスクを入れ直した。
サーバーの四種の神器(LAMP)と言われている、LinuxMint(リナックスミント)と言うOS(オペレーティングシステム・Windowsのようコンピュータを動かす基本ソフト。)、Webサーバーに必要なApache(アパッチ・まるで、昔の西部劇に必ず悪役で出ていたインディアンみないな名前)、データーベースのMySQL(マイエスキューエル)、プログラム言語のPHP(ピーエッチピー。似たような名前の冊子が本屋に置いてある)を入れ、さらにこれらを総合的に管理するためのWebmin(ウエーブミン)を入れた。
昨年の渡航で買ってきたチャナツが残っていたので、赤ワインのつまみにしながら、氷のように硬いハーゲンダッツを溶かして食べながら、自分のサーバーを作る作業を続けてきた。
このブログを自分のサーバーに引っ越すために、独自のドメインを取り、Wordpressと言うブログ用のソフトも入れ、いざ、Wordpressでブログの体裁を作り込もうとするが、肝心なWordpressが立ち上がらない。自分のドメインのアドレスは外部からも認識するもののちょいと設定が悪かった。
さらに、全体的に動きが重い。NAND型フラッシュメモリ搭載の東芝のハイブリッドハードディスのスピードが遅い。高速で読み書きするはずなのであるが、普通のハードディスクとスピードチェックしても、あまり変わらない。メモリーも標準で1GBだったものを2GBに交換した。
微妙なチューニングを繰り返していたら、どんどん、スピードが増してきたが、突然立ち上がらなくなった。こりゃまずい。一からやり直しと言いたいところだが、LinuxMintから省電力タイプで高速軽量のwattOS(ワットオーエス)というLinuxに切り替えてみようと思う。
本当は、安定作動するCentOS(セントオーエス)という、大企業で使っているRedHat(レッドハット、ロゴは本当に赤い帽子。昔は無料だったのに)の無料版を使いたいのだが、このエンデバーには重すぎて使えない。
今日の休みは、仕切り直し。一度、試行錯誤を繰り返してブログを動かすところまで言ったのだから、2回目は早いだろう。その間、しばらくFC2に居座ることにする。


himajintaro at 08:04|PermalinkComments(0)生活