2016年02月
2016年02月20日
今シーズンの乾季異常
モンジュールさんによると、昨日現在のラッシャヒ市の最高気温は32℃で、平年を7℃以上、上回っている。
例年、冬である乾季は、3ヶ月程度続き、夜はセーターやマフラーが手放させない。しかし、今シーズンは寒かった日が20日間ぐらいしか無かったという。
この影響で、2月17日に書いた「ちょっと心配な、今年のジャガイモ」で書いたように、バングラの至る所でジャガイモの病気が発生し、新聞記事の通りになっているようである。幸いながら、アロアシャ学園の研究所で生産した種芋は病気が発生しなかったものの、農家によっては収量に差が出始めるだろうとのこと。
また、イチゴは、肥料(多分窒素分)を多く与えすぎた農家が多く、今年のように暖かいとイチゴ全体が大きく成長しすぎて、その割合、実が生らない状態だという。学校の農場のイチゴは肥料を押さえたため順調とのこと。こういう季節の時は窒素過多はイチゴの減収に繋がり、カリを少々多めに与えた方が丈夫で花付も実の大きさも良くなるはずである。天候の予想をできないところが、バングラ農家(単なる地主)の経験値の少なさを露呈しいるようである。
アロアシャ学園の研究棟の1階に設備したマンゴーの乾燥機は、これからが本番操業であるが、マンゴーまでの間、乾燥トウガラシに着手している。モンジュールさんによると、乾燥させるための青トウガラシは花がたくさん咲いているようであるが、実は思ったほど生っていないと言っていた。これも高温障害の可能性が否めない。
以前にも書いたが、バングラの農業には肥料の三要素の考え方はなく、窒素、リン酸、カリのそれぞれの効果と使用のバランスがほとんど研究されないまま現代に至っている。悲しいかな、窒素は投機相場の材料にされいる。根底に窒素拝信の考えがあるからである。異常気象の時こそ、肥料バランスや栽培技術が大切である。
日本の多くのODA予算が、バングラのインフラに使われるより、ベンガル人の生活を支える農業の技術に使ってもらいたいと考えるのはタヌキおやじだけだろうか。早く気がついて欲しい、JICAや外務省は。2年間だけの青年海外協力隊員の派遣では、技術は伝承できないことを。
モンジュールさんは、このまま異常気象が続くとバングラではジャガイモは作れなくなるかもしれないという。そこで、ポスト・ジャガイモを夕べの内にモンジュールさんと考え出した。今年から、ポスト・ジャガイモに研究協力することにした。
例年、冬である乾季は、3ヶ月程度続き、夜はセーターやマフラーが手放させない。しかし、今シーズンは寒かった日が20日間ぐらいしか無かったという。
この影響で、2月17日に書いた「ちょっと心配な、今年のジャガイモ」で書いたように、バングラの至る所でジャガイモの病気が発生し、新聞記事の通りになっているようである。幸いながら、アロアシャ学園の研究所で生産した種芋は病気が発生しなかったものの、農家によっては収量に差が出始めるだろうとのこと。
また、イチゴは、肥料(多分窒素分)を多く与えすぎた農家が多く、今年のように暖かいとイチゴ全体が大きく成長しすぎて、その割合、実が生らない状態だという。学校の農場のイチゴは肥料を押さえたため順調とのこと。こういう季節の時は窒素過多はイチゴの減収に繋がり、カリを少々多めに与えた方が丈夫で花付も実の大きさも良くなるはずである。天候の予想をできないところが、バングラ農家(単なる地主)の経験値の少なさを露呈しいるようである。
アロアシャ学園の研究棟の1階に設備したマンゴーの乾燥機は、これからが本番操業であるが、マンゴーまでの間、乾燥トウガラシに着手している。モンジュールさんによると、乾燥させるための青トウガラシは花がたくさん咲いているようであるが、実は思ったほど生っていないと言っていた。これも高温障害の可能性が否めない。
以前にも書いたが、バングラの農業には肥料の三要素の考え方はなく、窒素、リン酸、カリのそれぞれの効果と使用のバランスがほとんど研究されないまま現代に至っている。悲しいかな、窒素は投機相場の材料にされいる。根底に窒素拝信の考えがあるからである。異常気象の時こそ、肥料バランスや栽培技術が大切である。
日本の多くのODA予算が、バングラのインフラに使われるより、ベンガル人の生活を支える農業の技術に使ってもらいたいと考えるのはタヌキおやじだけだろうか。早く気がついて欲しい、JICAや外務省は。2年間だけの青年海外協力隊員の派遣では、技術は伝承できないことを。
モンジュールさんは、このまま異常気象が続くとバングラではジャガイモは作れなくなるかもしれないという。そこで、ポスト・ジャガイモを夕べの内にモンジュールさんと考え出した。今年から、ポスト・ジャガイモに研究協力することにした。
2016年02月17日
ちょっと心配な、今年のジャガイモ
数日前から、バングラ紙に今年のジャガイモの不作が話題になっている。
特に、天候不順などにより病気が蔓延し、当局は薬剤散布を勧めているようであるが、ジャガイモは発病がわかってからでは手のつけようがない。
昔、モンジュールさんから聞いた話であるが、ネパールからアブラムシがたくさん飛んできて、ウイルスを媒介するという。バングラ政府は、ネーデルランド(オランダ)から種芋を輸入し、何年もアブラムシから隔離しないでたくさんの種芋を農家に売っていたという。
そこで、モンジュールさんは輸入する種芋ではなく、自国産の種芋を作るべくウイルスフリーのジャガイモを研究開発してきた。
今になってみれば、バングラ産の種芋は当たり前になってきたが、ここに来て、なぜ、病気が蔓延しているのか。
葛飾のラナさんは、胚芽を全部取って精米する栄養価の低いバングラ産の米ではなく、ビタミンを多く含み安いジャガイモで学校給食をしたいと考えているが、ジャガイモが高騰する恐れが出てきた。
今週、モンジュールさんに状況を確認したいと思っている。
2016年02月14日
勝手に祝! ブログ開設10周年
実は、昨日2月13日で、このブログを開設して、ちょうど10年になった。
最初のページは、平成18年2月13日の「ダッカのバス停から272kmの旅の始まり」であった。始めてバングラデシュに行った日から9年後にブログを立ち上げた。
最初は楽天ブログに始まり、見たままのことを書いてきた。バングラデシュに最初に行ったときの様子なので、当時は写真もフィルムだった。フィルムスキャナーでデジタル化してアップしてきた。そのうち、デジカメをバングラに持ち込むようになり、ブログのアップは楽になった。
楽天ブログの時は、様々な人たちが見に来てくれていたが、バングラの子供たちの透き通って輝く瞳をアップしたら、なぜか、それに反発した、実際にバングラにも行ったことのない、子供たちに会ったこともない人間が誹謗中傷を始めて炎上した。
今では、経験も体験もない人間が無責任に他人を簡単に誹謗中傷し、脅迫したり、炎上したりと言論の自由をはき違えている人々が多くなった。
メジャーな楽天ブログからFC2ブログに移籍し、FC2そのものが危うくなったので、悪友のサーバーを借り、WordPressでアップする現在の形に落ち着いた。
以前も書いたことがあるが、このブログは、あくまでも個人の記録、アーカイブに過ぎない。
広く、多くの人に見てもらおうというつもりは毛頭無い。
これからも、見たまま、思ったままに書き続けていこうと思っている。
いつか、このブログを閉じるとき、アーカイブをまとめて、過去に、こういう先祖がいたことを子孫に残せるようにしておくつもりである。
最初のページは、平成18年2月13日の「ダッカのバス停から272kmの旅の始まり」であった。始めてバングラデシュに行った日から9年後にブログを立ち上げた。
最初は楽天ブログに始まり、見たままのことを書いてきた。バングラデシュに最初に行ったときの様子なので、当時は写真もフィルムだった。フィルムスキャナーでデジタル化してアップしてきた。そのうち、デジカメをバングラに持ち込むようになり、ブログのアップは楽になった。
楽天ブログの時は、様々な人たちが見に来てくれていたが、バングラの子供たちの透き通って輝く瞳をアップしたら、なぜか、それに反発した、実際にバングラにも行ったことのない、子供たちに会ったこともない人間が誹謗中傷を始めて炎上した。
今では、経験も体験もない人間が無責任に他人を簡単に誹謗中傷し、脅迫したり、炎上したりと言論の自由をはき違えている人々が多くなった。
メジャーな楽天ブログからFC2ブログに移籍し、FC2そのものが危うくなったので、悪友のサーバーを借り、WordPressでアップする現在の形に落ち着いた。
以前も書いたことがあるが、このブログは、あくまでも個人の記録、アーカイブに過ぎない。
広く、多くの人に見てもらおうというつもりは毛頭無い。
これからも、見たまま、思ったままに書き続けていこうと思っている。
いつか、このブログを閉じるとき、アーカイブをまとめて、過去に、こういう先祖がいたことを子孫に残せるようにしておくつもりである。
ラーマンさんから送られてきた写真
5年生終了時にPSC(プライマリスクールサティフィケート:初等教育終了証)を得るための国家試験を受けて、全員合格し、パブナで一番成績が良かったので、お偉方を呼んでセレモニーとパレードをしたと聞いたので、ラーマンに、その時の写真を送って下さいと頼んだところ、上のような写真が送られてきた。
日本的に言えば、学校の記録として、卒業アルバムのネタとして、たくさん写真を撮っておくのだろうが、送ってもらった写真では雰囲気や様子が、よくわからない。最後の写真に、一時帰国していた福島のルンジュさんが写っていた。多分、新しい教科書の贈呈式をおこなった写真かなと思われる。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーにも写真を撮るための専任のスタッフが必要である。日本のようにプロの写真店に頼む必要は無く、写真係というか広報係というか、通常の学校の業務をしながら、行事や授業の風景を上手に撮ることができる人が一人必要と思われる。
ジャパン・フレンドシップ・アカデミーは私立の授業料を頂戴する学校なので、ホームページを立ち上げ、随時更新して、コマーシャルメッセージを広く伝えて、新入生の確保に努めていかなければならない。
現実的には、多忙を極めるラーマンさんが授業以外のこと全てを行っているのかもしれない。学校のFacebookも、ほとんど、更新されていない。
ラッシャヒ市にあるアロアシャ学園は独自のホームページからFacebookに切り替えた。ホームページの時から、海外、インドやイギリス、アメリカなどからのアクセスが解析されていた。このため、アメリカのキリスト教会からの寄付も受けたことがある。
バングラ国内だけではなく、国外の人々からも注目されているという意識で学校運営に取り組んだ方が良いのではないかと個人的には思っている。