2016年03月
2016年03月30日
グラミンフォンのSIMが使えなくなる?!
このブログの読者で、バングラでの青年海外協力隊員OBの方から、がっかりなニュースが飛び込んできた。
バングラ政府が犯罪防止のため、携帯電話のSIMカードの所有者の個人情報登録を義務づけするというものだった。
新規所有者には、指紋認証登録も行うと共に、今までの所有者には再登録させる。また、90日以上利用していないカードは使用できなくするという。
タヌキおやじが、現在持っているSIMカードをマイクロSIMにして、SIMフリーのスマホで使おうと画策していたのであるが、画策も水の泡と消え去ろうとしている。
2月半ばに販売されたfreetelの新機種を購入したばかりで、バングラでfreetelのスマホを使うには、別のSIMを日本で買ってバングラに持って行かざるを得ないことになりそうである。
バングラのSIMを使えない以上、スマホを使おうとすると高く付きそうである。
2016年03月22日
モンジュールさん、ダッカで海鮮丼食べる。
アロアシャ学園に駐在している日本人スタッフから、LINEで写真が送られてきた。
ダッカにある日本料理店「泉」でモンジュールさんと海鮮丼を食べているという。
見るからに美味しそうな海鮮丼である。
タヌキおやじは、海鮮丼には五年近くありつていない。小樽駅前の鮮魚市場の食堂で食べたのが最後である。もっとも、海鮮の盛り具合は全く違うのであるが、こうして、異国の地で日本の食文化の一つ、海鮮丼を見せられると食べたくなるのは仕方のないこと。
写真を送ってきた時間も日本時間の夕方5時ごろでは、そろそろ、腹が減る頃である。
ベンガル人は絶対食べないであろうが、モンジュールさんは日本に留学しただけあって、鮮魚類は口に合うところであろう。
きっと、喜んだに違いない。
日本人スタッフに先日の唐辛子の件を尋ねたところ、ホウ素を葉面散布したとのこと。今は、様子見のようである。早く回復することを願うだけである。
2016年03月17日
羅名さん、ニュースの特番に出る。
15日の夕方のニュースnews everyに葛飾・堀切菖蒲園駅前の焼き肉店のオーナー・ベンガル人の橋本羅名さんが出た。それも、特集で20分も。
タヌキおやじは、放送日時を知らなかったため、別のチャンネルのニュースを見ていて、見ることができなかった。
知らなかった理由の一つに、新聞を取っていないというのもある。執拗な新聞勧誘員の言動に腹を立てた我が娘により、我が家に新聞が配達されなくなってから久しい。
どうも、その日の朝刊に特集のタイトルで羅名さんが出ることがわかったらしい。
タヌキおやじは、羅名さんが何度もNTVから取材を受けていることは昨年から知っていた。どういう形で放送されるのかは知らなかった。まさか、ニュースの特集で取り上げられるとは思っても見なかった。
NTVによると視聴率は10%を超えたらしい。ニュース番組がひしめき合う夕方の時間帯で10%を取れるというのは素晴らしい。
しかし、その陰では、羅名さんに対する嫉妬の嵐が渦巻いていた。
長年、羅名さんの元で働いていた人たちが後ろ足で砂をかけるように店を出て行き、近所に次々と焼き肉店を出店し、羅名さんの店の経営状態は決して良い状態ではない。
羅名さんがバングラに出かけて日本社製の衣類の検品会社を経営している間、堀切の店員たちは羅名さんの客を奪い出て行った。バングラ側でも、羅名さんが日本にいる間、会社の責任者である身内や責任者たちが不正を働き、日本への信用を落としていった。
羅名さんが日本とバングラを往復する間、目が届かないのを良いことに不正が生まれ、結局、「虻蜂取らず」になってしまった。
羅名さんは、経営的には持ちこたえることはできたが、精神的に辛かったと言う。
こういう時期に、絶妙なタイミングでニュースの特番に出たことことが、後々、大きな動きになると思う。
近いうち、ニュースの内容は見ることができる。仕上がりがどうなっているのか楽しみにしている。
2016年03月15日
青トウガラシSOS!
アロアシャ学園の工場で青トウガラシのパウダーを製造すべく、青トウガラシを生産していた現地からSOSの連絡が届いた。
別件で、現地の日本人駐在員と電話連絡をしたかったのであるが、アロアシャ学園付近はグラミンフォンのつながりが悪く、諦めかけていたところに、悪友から、青トウガラシの生育が悪いという連絡が入った。
LINEを使って、現地駐在員と連絡を取ってみたところ、上のような写真が送られてきて、先端の成長部分に極端な生育の遅れが目立つようになり、トウガラシがならなくなっていた。
「唐辛子が原因不明の病気にかかってしまいました。」
「先だけが葉っぱも含めて小人なんです。」
「ものすごく悩んでいます。」
「モザイク、うどんこ病も疑っているんですが、微妙に違う感じで・・・」
「先だけ小人症です。」
ご本人、かなり深刻の様子。
唐辛子の前に何を植えていたか尋ねたところ、「高菜」を植えていたとの返事が返ってきた。
「高菜」はアブラナ科の野菜でブロン(ホウ素 元素記号B)をたくさん吸収する。ブロン欠乏の疑いが濃厚になってきた。
以前、種ジャガイモの農場でブロン欠乏の症状が起きて、成長点がやられるという経験があった。その時は、モンジュールさんにブロン欠乏であると診断し、対策を取ってもらってから同じ症状が出なくなった。
アブラナ科の野菜の後、ナス科の野菜を植えると起こる可能性が高い。それは、バングラで十分に有機質肥料を使えないことに大きな理由があると見ている。専門的な話になるので細かいことは書かないが、以前の経験からモンジュールさんが対策を知っているので、モンジュールさんの指示を仰ぐように現地駐在員に伝えておいた。
ブロン欠乏以外の理由もありそうだが、様子を見て、再度、指示を出すことにした。
本当は、今すぐにでも現地に飛びたいというのが本音である。
2016年03月08日
マイクロクレジットとカードローン
今日のハフイントンポストにバングラのグラミン銀行の利用者から聞き取りをした内容が掲載されていた。内容については、今まで、このブログでマイクロクレジットの実態を紹介してきたとおりで、日本人が初めて、この内容を見ると驚くかもしれないが、実態は何年たっても変わらずというところであろうか。
このマイクロクレジットでノーベル平和賞受賞を受賞したムハマド・ユヌス博士が事業を始められた頃は、バングラの公定歩合は25%はあったはずである。現在は、20%を切っているに違いない。公定歩合が下がっても金利を下げずに20%のままで商売をなさっているとすれば、ボロ儲けと言われてもしょうがない。
金利が下がらないために、リスクを考えると、たくさんの金を借りて事業規模の拡大ができない。これでは、現状維持のままで経済の発展性が見込めない。経済学者のユヌス先生は、何を考えていらっしゃるのか。グラミン銀行が手堅く儲けることだけ考えたいるのか、国際女性ディーにふさわしく、女性起業家の成功を考えているのか、甚だ、疑問である。
グラミン銀行はNGOなので、バングラ国に税金を納める必要がないとか、いろいろと紹介してきた。
と、改めてハフイントンポストの記事を紹介していたら、もう一枚の案内状が自宅に届いていた。ATMによるカードローンの案内であった。その文中、中程の金利を見てびっくりした。14.6%!?
グラミン銀行のマイクロクレジットが20%の金利で、日本の銀行のカードローンの金利が14.6%である。マイナス金利政策の日本においての話である。グラミン銀行の話が薄くなってきた。