2016年05月
2016年05月28日
モンジュールさん、新しいイチゴの品種に挑戦中
夕べ、モンジュールさんから送られてきた、アロアシャ学園の農場で実験栽培中のイチゴ苗の写真である。昨日撮ったばかりの写真である。
甘いイチゴを作るべく、品種改良と土壌改良に取り組んでいる。
日本では、甘いばかりのイチゴよりも少し酸味が混じった「甘酸っぱい」イチゴが好まれてきたが、最近の傾向として「甘い」だけのイチゴに嗜好が変わりつつあるように思われる。開発される品種も「甘くて、大きい」ものばかりである。
バングラデシュでは、昨日のクロロシスの問題に代表されるようにカルシウム過多と水素イオン濃度の高さを解消できない。対策としては、有機質肥料によるバングラ土壌の根本的な改良しかない。甘いイチゴを作る、大きいイチゴを作ることと「甘くて大きい」イチゴの品種を作ることは、バングラデシュでは必ずしもイコールではない。良い品種を作っても、甘くならないし、大きくならない。
このことを夕べ、モンジュールさんと熱く語った。今晩も、モンジュールさんから電話が入る。
2016年05月27日
イチゴのクロロシス
今日の昼、モンジュールさんからFacebookのメッセンジャーを使って、上のイチゴの写真が送られてきた。
葉が白くなり葉緑素が無くなったクロロシスである。
考えられることは3つ。土壌中のカルシウムの量が多いこと。このため、水素イオン濃度(pH)の値が高い、つまり、アルカリ性であること。それらのことにより、葉緑素の中心的な元素であるマグネシウムの吸収が抑えられて、イチゴの葉が白くなったと思われる。
丁度、昼休みだったこととバングラは金曜日で、日本で言う日曜日に当たるのでモンジュールさんに電話をしてみた。
モンジュールさん曰く、イチゴのために新しい培養土を作っているが、ガンジスの砂と木灰が入っているとのこと。予想通りの結果になってしまった。
細かいことは、今晩再度、モンジュールさんに電話することで丁度昼休みの時間が終わった。
2016年05月26日
ラーマンさんからのラブコール
ラーマンさんから何度も電話がかかってきて、そういうときに限って、車の運転中とか、職場で昼飯を食べてる最中とか、タイミングが悪い。
こちらから電話をし直すと、電話に出ない。仕方なく、夜、何度か試みたら繋がった。
ラーマンさんの要件は、ジャパン・フレンドシップ・アカデミーに来てくれと言う話。有り難いことではあるが、すぐに行きますとはならないのが実態。
日本人のタヌキおやじがジャパン・フレンドシップ・アカデミーに行ったからと言って何かなるのか。
どうも、ラーマンさんの周りの人間から、なぜ、日本人は来ないのかと言われている様子。
以前からルンジュさんたちと日本語教育を進めようという計画が現地では頓挫している。遠隔で、日本の日本語の先生の授業をジャパン・フレンドシップ・アカデミーでできないかと現地の通信状態を調べて欲しいと、以前からラーマンさんに頼んでる。ラーマンさんは電器屋のオヤジであるが、インターネットやITは、ずぶの素人のようである。残念ながら話がかみ合わない。
タヌキおやじが行くことになればネット環境を準備すると言うが、それでは遅い。今が欲しい。
以前にも書いたような気がするが、バングラを走っている光ケーブルは、地方のプロパイダー屋までしか行っていない。そこからは電波である。日本のように4G・LTEのスピードが出るかわからない。
各家庭、事業所まで光ケーブルが伸びているのが良いが、バングラでは不可能に近い。
日本の光ケーブルも理論上速いとされているが、交換局までの距離とそこまでの間にぶら下がっている加入者の数に通信速度が反比例する。以前のメタル回線と実際は同じである。
ラーマンさんからラブコールされているが日本語教育は遠くなりにけりである。
こちらから電話をし直すと、電話に出ない。仕方なく、夜、何度か試みたら繋がった。
ラーマンさんの要件は、ジャパン・フレンドシップ・アカデミーに来てくれと言う話。有り難いことではあるが、すぐに行きますとはならないのが実態。
日本人のタヌキおやじがジャパン・フレンドシップ・アカデミーに行ったからと言って何かなるのか。
どうも、ラーマンさんの周りの人間から、なぜ、日本人は来ないのかと言われている様子。
以前からルンジュさんたちと日本語教育を進めようという計画が現地では頓挫している。遠隔で、日本の日本語の先生の授業をジャパン・フレンドシップ・アカデミーでできないかと現地の通信状態を調べて欲しいと、以前からラーマンさんに頼んでる。ラーマンさんは電器屋のオヤジであるが、インターネットやITは、ずぶの素人のようである。残念ながら話がかみ合わない。
タヌキおやじが行くことになればネット環境を準備すると言うが、それでは遅い。今が欲しい。
以前にも書いたような気がするが、バングラを走っている光ケーブルは、地方のプロパイダー屋までしか行っていない。そこからは電波である。日本のように4G・LTEのスピードが出るかわからない。
各家庭、事業所まで光ケーブルが伸びているのが良いが、バングラでは不可能に近い。
日本の光ケーブルも理論上速いとされているが、交換局までの距離とそこまでの間にぶら下がっている加入者の数に通信速度が反比例する。以前のメタル回線と実際は同じである。
ラーマンさんからラブコールされているが日本語教育は遠くなりにけりである。
2016年05月22日
とん将のCM
東京葛飾・堀切菖蒲園の「もつ焼き とん将」がFacebookを立ち上げ、宣伝を始めた。
祖国バングラデシュの貧しい子供たちのための学校創設と栄養価の高い給食の提供をしたいと仲間と共に活動を始めて来た橋本羅名さんではあるが、祖国でも日本でも仲間と思っていた人々に、ことごとく裏切られ、辛苦をなめ続ける状態が続いている。
タヌキおやじとしては、羅名さんに何も協力できることはないが、せめて、羅名さんの家業である飲食店の宣伝だけでもできればとブログを更新している。
東京方面の方は、是非、「牛将」とともに「とん将」にお立ち寄りいただきたい。
祖国バングラデシュの貧しい子供たちのための学校創設と栄養価の高い給食の提供をしたいと仲間と共に活動を始めて来た橋本羅名さんではあるが、祖国でも日本でも仲間と思っていた人々に、ことごとく裏切られ、辛苦をなめ続ける状態が続いている。
タヌキおやじとしては、羅名さんに何も協力できることはないが、せめて、羅名さんの家業である飲食店の宣伝だけでもできればとブログを更新している。
東京方面の方は、是非、「牛将」とともに「とん将」にお立ち寄りいただきたい。
2016年05月21日
最近、特に思うこと
アロアシャ学園に関わり始めて20年になろうとしている。
開発途上国の貧しい子供たちのための学校の資金作りのため、時には家庭を顧みず、毎年、職場から少々長目の休みをもらって現地に赴いていた。
その間、頭の中は金儲けのことで一杯であった。もちろん、自分にはびた一文入らない金儲けである。純益は全てアロアシャ学園の運営費となる。学校を永続的に動かすには、金儲けをして収益を上げるしかない。
途上国に貧しい子供たちのための学校を作ったという「美談」は山ほどあった。マスコミも視聴率稼ぎのためか自ら音頭を取って著名人の物を売って資金を作り、たくさんの途上国に学校を建てたという番組さえあった。しかし、それらが事業を継続しているという話や報告をとんと聞いたことがない。
JICA東北に招かれて、途上国に学校を作ったという団体の活動支援のアドバイスを行ったこともあるが、「持続可能」な学校経営という視点が最初から欠落している団体が殆どであったことを記憶している。
そんな20年の間、自国日本の子供たちの貧困が目立ち始めてきた。
高等学校に勤務していたとき、母子家庭や父子家庭でPTA会費や部活の経費を納められない現実を見てきた。
今の職場でも、親の年収が子供を育てられる金額に到底及ばない家庭を毎日のように見ている。
日本における貧富の差は、急速に拡大していることを実感せざるを得ない。
アロアシャ学園には、「多くの学費がかかる公立の学校を辞めて」入学してくる子供たちも少なくない。
今の日本の公立の学校はあまりにも金がかかり過ぎる。不要な経費だ思われるものも少なくない。やりたい部活もやれない。
日本の貧しい子供たちが公立の学校に入れなかったら、どこに入るのか?
以前から、一緒にアロアシャ学園を支えてきた悪友に「日本にアロアシャ学園の姉妹校」を作るべきだと伝えてきたが、意に介さなかった。
最近、悪友は潮時を考え始めるようになった。
足下から火がつき始めている。
「アロアシャ学園日本校」創設の時が来たようである。
開発途上国の貧しい子供たちのための学校の資金作りのため、時には家庭を顧みず、毎年、職場から少々長目の休みをもらって現地に赴いていた。
その間、頭の中は金儲けのことで一杯であった。もちろん、自分にはびた一文入らない金儲けである。純益は全てアロアシャ学園の運営費となる。学校を永続的に動かすには、金儲けをして収益を上げるしかない。
途上国に貧しい子供たちのための学校を作ったという「美談」は山ほどあった。マスコミも視聴率稼ぎのためか自ら音頭を取って著名人の物を売って資金を作り、たくさんの途上国に学校を建てたという番組さえあった。しかし、それらが事業を継続しているという話や報告をとんと聞いたことがない。
JICA東北に招かれて、途上国に学校を作ったという団体の活動支援のアドバイスを行ったこともあるが、「持続可能」な学校経営という視点が最初から欠落している団体が殆どであったことを記憶している。
そんな20年の間、自国日本の子供たちの貧困が目立ち始めてきた。
高等学校に勤務していたとき、母子家庭や父子家庭でPTA会費や部活の経費を納められない現実を見てきた。
今の職場でも、親の年収が子供を育てられる金額に到底及ばない家庭を毎日のように見ている。
日本における貧富の差は、急速に拡大していることを実感せざるを得ない。
アロアシャ学園には、「多くの学費がかかる公立の学校を辞めて」入学してくる子供たちも少なくない。
今の日本の公立の学校はあまりにも金がかかり過ぎる。不要な経費だ思われるものも少なくない。やりたい部活もやれない。
日本の貧しい子供たちが公立の学校に入れなかったら、どこに入るのか?
以前から、一緒にアロアシャ学園を支えてきた悪友に「日本にアロアシャ学園の姉妹校」を作るべきだと伝えてきたが、意に介さなかった。
最近、悪友は潮時を考え始めるようになった。
足下から火がつき始めている。
「アロアシャ学園日本校」創設の時が来たようである。