2016年07月
2016年07月22日
ラッシャヒ市国境でベンガル人がインド兵に殺された。
06:26 PM, July 22, 2016 / LAST MODIFIED: 06:46 PM, July 22, 2016
BSF kills Bangladeshi national along Rajshahi border
UNB, Rajshahi
A Bangladeshi national was shot dead by members of Indian Border Security Force (BSF) in Char Kanaipara border area in Godagari upazila of Rajshahi early today.
The deceased was identified as Abul Kalam, 30, son of Kadam Ali of the area and was a cattle trader.
Abu Farhad, officer-in-charge of Godagari Police Station, said BSF troops opened fire on Kalam as he went to the area for bringing cattle, leaving him injured.
He was admitted to Rajshahi Medical College Hospital where doctor declared him dead, the OC added.
インドの国境の近くにあるラッシャヒ市は、貧しい子どもたちの学校アロアシャ学園がある。
このラッシャヒ市のそばの国境でインドの国境警備隊の隊員からベンガル人が殺された。地元紙によると、亡くなったのは牛飼いの人のようである。
ラッシャヒ市はガンジス川(ベンガル語でポッダ川)に隣接し、ガンジスの中洲を通ってインドに抜ける秘密のルートがあり、国境で金を出して、多くの人々が行き交っている。
タヌキおやじも、このブログで紹介してきた。
バングラ政府はインドには頭が上がらず、国境で自国民が無防備でインド兵に殺されても何も言えないことに憤っているベンガル人が多いことを知っている。
だが、表立ってバングラ政府を批判すると自分の命がなくなることを恐れて、誰も口に出して言わない。
こういう政府を相手に日本国民の税金を使って良いものかと自問自答している。
2016年07月19日
乾燥マンゴー生産工場スタッフ
悪友
「先日ご紹介したバングラデシュの名産地ラッシャヒ産ドライマンゴー。
素材はバングラデシュ、加工技術は日本のコラボレーション商品です。1年間のトレーニングで、手際よく作業が進められています。
企業秘密工程(パテント)の写真は見せられないのでごめんなさい。」
アロアシャ学園の乾燥マンゴー工場で働くスタッフの写真が公開された。乾燥マンゴーに限らず、技術移転に関しては、長年苦労をしてきた。その最大の原因は、バングラデシュの歴史と風土から来ると思われる職業に対する感覚の違いである。アロアシャ学園の先生やモンジュールさんの研究所のスタッフでさえも、ちょっとしたジェラシーや怠業で総入れ替えを経験してきた。
バングラで長く事業を続けることは、なかなか、難しいことである。日本では当たり前とされる人事管理をバングラで容易くしようと考えない方が良いのかも知れない。
2016年07月15日
我が家にも届いたバングラ産乾燥マンゴー
バングラ産乾燥マンゴー、我が家にも届いた。味に一番うるさいのは女性軍なので、早速、女房と娘に食べてもらった。
開口一番、「乾燥しすぎでないの?」「味は、素朴な味がするけど」
ベンガル人の食感からすると、硬めの方が良いと思われるし、大きさも口に一口で入れる大きさなら丁度良いかもしれない。
カクテル的なアルコールに材料として入れるのは良いかもしれない。
ちなみに、日本人の口に合うのは、もっと柔らかく、厚みと大きさが有るものが好まれると思う。
上野アメ横御徒町駅よりにある乾物商「小島屋」の乾燥マンゴーが日本人の口に合い、とても美味しい。
香港空港の中で売っている乾燥マンゴーも日本人好みのものであるが、色が異常なほど黄色く、合成着色料や人工甘味料をたくさん使っている感じがする。
香港空港で乾燥マンゴーをバングラに持ち込んでから何年たつだろうか。
乾燥マンゴーを事業化したいというベンガル人にも会ってきたが、乾燥ラインに金がかかりすぎて、誰も実現化できなかった。
今後の課題は、マンゴーをより長い期間保存し、乾燥ラインをできるだけ長く回すかにかかってくる。
現地生産に関わっている日本法人の関係者は、マンゴーは保存できないと言っていたが、発想を大きく変えた保存方法を研究したい。
2016年07月13日
ようやく、乾燥マンゴー市場に出回る
昨年のマンゴーの時期から稼働始める予定だった乾燥マンゴーの生産ラインが本格的に稼働を始め、ようやく、バングラの市場に出回るようになった。
悪友
「世界一マンゴーの種類が多いといわれるバングラデシュ・ラシャヒではじめたドライマンゴーづくり。アロアシャプロジェクトで2年前から取り組んでいる6次産業化ビジネスの成果の1つです。BOP(Base of the Economic Pyramid)の一環で始めましたが、消費ではなく生産部分で低所得者を対象にしています。
フィリピンのドライフルーツを手掛ける日本の食品加工コンサルタントが付きっ切りの指導をしてくれたおかげで、ハイクオリティの商品に仕上がりました。ブランド名を「AJIICHI(あじいち)」としました。まだ仮パッケージですが、引手あまた状態で生産が追いつきません。特に世界中の途上国の食べ物を知り尽くしたJICA専門家たちの評判がよく、大量購入の話が舞い込んでいます。アロアシャを支援してくれた方々におすそ分けします。ヨーグルトに漬けてもいいし、ウォッカ、ラム、シェリーと一緒にいただくと格別です。」
現地のバングラデシュ人スタッフに営業の専門家がいなくて、販路を見いだせない状態でスタートした乾燥マンゴーの生産ラインであった。日本人の感覚では物事が進まないバングラデシュではあるので、予想されたこととはいえ、正直、まだまだ、安心はできない。
8月に渡航予定していたのも、今回の乾燥マンゴーの生産や今後のBOPの打ち合わせのためでした。
テロ事件で暗い話題ばっかりであったが、久々に、明るい話題を地方都市ラッシャヒから発信できることがうれしい。
悪友
「世界一マンゴーの種類が多いといわれるバングラデシュ・ラシャヒではじめたドライマンゴーづくり。アロアシャプロジェクトで2年前から取り組んでいる6次産業化ビジネスの成果の1つです。BOP(Base of the Economic Pyramid)の一環で始めましたが、消費ではなく生産部分で低所得者を対象にしています。
フィリピンのドライフルーツを手掛ける日本の食品加工コンサルタントが付きっ切りの指導をしてくれたおかげで、ハイクオリティの商品に仕上がりました。ブランド名を「AJIICHI(あじいち)」としました。まだ仮パッケージですが、引手あまた状態で生産が追いつきません。特に世界中の途上国の食べ物を知り尽くしたJICA専門家たちの評判がよく、大量購入の話が舞い込んでいます。アロアシャを支援してくれた方々におすそ分けします。ヨーグルトに漬けてもいいし、ウォッカ、ラム、シェリーと一緒にいただくと格別です。」
現地のバングラデシュ人スタッフに営業の専門家がいなくて、販路を見いだせない状態でスタートした乾燥マンゴーの生産ラインであった。日本人の感覚では物事が進まないバングラデシュではあるので、予想されたこととはいえ、正直、まだまだ、安心はできない。
8月に渡航予定していたのも、今回の乾燥マンゴーの生産や今後のBOPの打ち合わせのためでした。
テロ事件で暗い話題ばっかりであったが、久々に、明るい話題を地方都市ラッシャヒから発信できることがうれしい。
2016年07月12日
バングラテロの現場になぜ中国人はいなかったのか
JBPressの今日付のタイトルに「バングラテロの現場になぜ中国人はいなかったのか テロの脅威がすぐそこに、早急にリスク回避の対策を」という記事が載っていた。
タヌキおやじ
「バングラデシュにおいて、中国人たちが自分たちだけの社会を作って普段からベンガル人たちと関わらない生活をしているということを現地のベンガル人の人たちから聞いていた。
日本人贔屓(びいき)のベンガル人が多いバングラデシュで、かえって、それが仇になってしまったような気がする。逆に、ベンガル人に関わらない中国人を悪く言う人も多いのも事実である。」
悪友
「中国人だけでなく十字軍と言われるEC諸国の人たちもそうですね。中国人(華僑を含めて)についていえば、その国々でチャイナタウンを作り自分たちのコミュニティを形成します。日本人が現地の人たちと溶け込もうとすることとは大きな違いがあります。この美徳がリスクを高めたとすると残念でなりません。」
「今回テロがあった現場のすぐ近くで、グルシャン地区の閑静な佇まいの一角にある高級中華レストランに一昨年行ったことがあります。我々がすでに席について食事中だったにもかかわらず、あとから入ってきた中国人グループに、席を交換しろと詰め寄られたことがありました。もちろん拒否しましたが、今思えばケンカにならずによかった。」
タヌキおやじ
「バングラで、そんな高級中華レストランで食べたことがない。そんな所には近づかない。」
タヌキおやじ
「バングラデシュにおいて、中国人たちが自分たちだけの社会を作って普段からベンガル人たちと関わらない生活をしているということを現地のベンガル人の人たちから聞いていた。
日本人贔屓(びいき)のベンガル人が多いバングラデシュで、かえって、それが仇になってしまったような気がする。逆に、ベンガル人に関わらない中国人を悪く言う人も多いのも事実である。」
悪友
「中国人だけでなく十字軍と言われるEC諸国の人たちもそうですね。中国人(華僑を含めて)についていえば、その国々でチャイナタウンを作り自分たちのコミュニティを形成します。日本人が現地の人たちと溶け込もうとすることとは大きな違いがあります。この美徳がリスクを高めたとすると残念でなりません。」
「今回テロがあった現場のすぐ近くで、グルシャン地区の閑静な佇まいの一角にある高級中華レストランに一昨年行ったことがあります。我々がすでに席について食事中だったにもかかわらず、あとから入ってきた中国人グループに、席を交換しろと詰め寄られたことがありました。もちろん拒否しましたが、今思えばケンカにならずによかった。」
タヌキおやじ
「バングラで、そんな高級中華レストランで食べたことがない。そんな所には近づかない。」