2019年04月

2019年04月03日

ダッカ・ラッシャヒ便

ラッシャヒに向かうUSバングラエアーラインの出発までロビーで待っていました。たくさんの国内線の発着がありますが、行先を示す案内標識がベンガル語表記なのでわからず、係員が盛んに行先を呼んでいるのを聞いて、自分たちが乗る飛行機の確認をしました。



ダッカ空港の国内線のターミナルにはボーディングブリッジはなく、エプロンに駐機している機材までバスで送り迎えになります。

今回の機材はボンバルディアDHC8-Q400でした。全日空が徳島空港で前輪が出ず、胴体着陸をしたことで一躍有名になった機種です。

この機種に搭乗するのは初めてでした。ターボプロップのプロペラ機で、静かでジェット機並みに早いと言われている機種で、一度は乗ってみたいと思っていましたが日本国内では乗るチャンスがありませんでした。



航空機を撮影することなど考えられなかったことですが、みんな記念撮影していました。



預け荷物は機体後部の貨物室に一つ一つ運び込まれていました。



単通路のナローボディ型の航空機に乗るのは羽田・山形を飛ぶエンブラエルのリージョナル・ジェットERJ-170以来のことです。今は90人乗りのERJ-190が飛んでいますが、ERJ-170は観光バスに羽が生えたような小さなジェット機という感じがしました。

この便は、ほとんど満席の状態でした。安い列車もありますが、ダッカ・ラッシャヒは6時間もかかります。プロペラ機では飛んでる時間は40分くらいでした。バングラデシュも経済的に豊かになり、時間をお金で買える人たちが増えたようです。

最近、ダッカ・ラッシャヒ間にノンストップの列車を走らせるというニュースがありました。どれだけ、スピードアップできるか、甚だ疑問です。

離陸はジェット機のような急な上昇ではなく、ふぁっと浮かび上がったという感じでした。昔乗ったことがあるYS-11とは全く違ったイメージでした。



上空は雲の絨毯。地上からは曇っている様子は全くないのですが、これは乾季で乾燥した土の埃が上空に舞っている状態です。土埃が雲に見えるのです。冬、スパイクタイヤが全盛期の時代に山に登ると同じような光景が見受けられました。



飛行機はガンジス川があるインド側(南側)からラッシャヒの町を北上し、ラッシャヒ空港に着陸します。



前と後ろの両方のドアから乗り降りできました。



久しぶりのラッシャヒ空港です。自分たちで降り立ったのは初めてのことです。今回、飛行機に関して驚いたことがたくさんありましたが、特に運行時間が正確になっていることに驚きました。私たちがダッカから30分遅れで飛び立ちましたが、ラッシャヒには10分遅れで到着しました。また、毎日、ラッシャヒ上空を飛んでくる飛行機は、ほぼ定刻に飛んできました。



空港の外にはモンジュールさんたちが迎えに来てくれました。それと同時に私服の警察のセキュリティーサービスのオッサンも待っていました。何か、いかがわしい、本当に警察官?と思わせるメンツでした。私たちのパスポートは写メされました。

今回、バングラの総選挙と重なり、抵抗勢力からの外国人警護という名目で、実際は選挙に関わってもらいたくないという思惑が透けて見えました。警護とは言っても、渡航の最初のころは、モンジュールさんに様子を確認するために電話をかけてくるだけのようでした。全く、警護されている実感はありませんでした。



himajintaro at 21:27|PermalinkComments(0)交通 

2019年04月01日

ダッカ空港で国内線に乗り換え

タイ便の良いところは、昼12時半にはダッカ空港に到着できることです。今回は、ラッシャヒからのスタッフの出迎えはなく、国内線に乗り換えてラッシャヒに向かうことにしました。



ダッカ空港で飛行機を降りて、入国審査のために階段を降りた、すぐ左側にアライバルビザのカウンターがあることを今回初めて気がつきました。アライバルビザは、最初はバングラデシュが渡航目的ではなく、海外旅行の途中からバングラデシュに入国することになった時に、自国のバングラデシュ大使館でビザを取得してこなかった旅行者のためのビザ取得カウンターです。

ここで、ビザを取得すると入国審査が終了したことになり、入国審査の窓口では、ほぼノーチェックで通過できます。このため、日本からの渡航者でも、東京のバングラデシュ大使館でビザを取得せず、ダッカ空港のアライバルビザカウンターでビザを取得される方がいます。日本人はビザの手数料がかかりませんが、ビザの申請代行手数料がかかるので、アライバルビザを取った方が得です。

悪友もバングラデシュ大使館でのビザ申請が遅れたために、在職証明が必要になり、思い切ってダッカ空港でアライバルビザを取ろうか考えていたようですが、今回、国内線に乗り換えるときにアライバルビザカウンターでの手続きに時間がかかって国内線の乗り継ぎに間に合わなかった場合のリスクを考えて、何とか、在職証明らしき物を代行会社に作ってもらい、ギリギリ、ビザ取得が間に合いました。

バンコク・ダッカ便の最後尾席に乗ってきたため、飛行機から出るのが最後になりましたが、前もってビザを取得していたこともあり、入国審査手続きは預け荷物の受け取りも含めて最短の30分で終わりました。搭乗者が少なかったのも幸いしたようです。

今回の入国審査では親指と人差し指の指紋認証がありました。バングラで悪いことをすれば、一発で見つかってしまいます。何せ、ダッカ空港のカスタム・入国審査官は警察官ですので。



預け荷物を受け取り、いつもの通り税関申告もフリーパスです。この後、一番手前の店舗が並ぶエリアでグラミンのシムカードを購入する予定でしたが、悪友はどんどん外に出て行ってしまいした。悪友に聞いてみれば、目が良く見えないと言い訳するのですが、視界が狭くなっていることと、視界が狭ければ首を左右に振れば見えるはずなのですが首も触れなくなっているようです。

10年以上前から、その傾向はありました。成田空港に車でモンジュールさんたちを迎えに行ったときに、悪友が運転していて、空港の立体駐車場の中で出口がわからず、右往左往したことがあります。出口を表す表示が所々にあるのですが、自分の視界の中に表示が無いと見えないのです。この時は、私はすぐに運転を代わり、高速道路に入ってサービスエリアで悪友に運転を代わったことがあります。

次のエリアには、シムカードを売る店が無かったので、銀行で蔵王キリスト教会から預かってきた1万円の日本銀行券5枚をバングラ紙幣43,200タカに交換し、国内線の方に向かいました。二つ目のエリアを右に進むと国内線に進みます。



国際線から国内線に行けることは聞いていましたが初めてだったので、とにかく、案内標識のまま進むと、一旦、国際線の建物を出て、右に建物沿いに進むとすぐに国内線の入り口になります。



日本から予約していたUSバングラエアラインのカウンターで、チェックイン時間にはまだ早いと言われながらも、我々日本人を見てかわいそうに思ったのか、すぐに搭乗券の発行と預け荷物の受付をしてくれました。







手荷物検査とボディチェックを受けて出発ロビーで待つことにしました。国際線での入国審査が予想外に早く済んだので、出発まで2時間近く待ちました。

出発ロビーには撮影禁止の貼紙が貼ってありましたが、みんな構わず写真を撮っていました。以前は、空港や飛行機の写真撮影はかなり厳しかった思い出があります。こっそり、撮っていたことを思い出します。今はバングラでもスマホが当たり前になってきたので、皆さん、バンバン撮りまくっています。





himajintaro at 21:24|PermalinkComments(0)交通 | 悪友