2019年10月
2019年10月25日
2019年10月22日
2019年10月20日
イチゴの奇形果
私たちがバングラデシュに滞在中、イチゴが赤くなりはじめました。
そんな中にも少なからず、奇形果が混じっています。
これは、どうも二つの花が合体したような感じに見受けられます。
奇形果の理由は様々あるのですが、一般的には受粉昆虫が少ないのが理由の一つにあげられています。
バングラデシュの場合、日本と違ってミツバチが多いので、心配はないと思われます。しかし、農薬の薬害の知識が乏しく、以前から指摘しているのですが、一向に改善される気配がありません。
かなり前に、農家を対象として栽培研修会で受粉のメカニズムと受粉昆虫の大切さを講義したことがります。
ただ、この時は集まった農家(バングラでは耕作している人を農家とは呼びません。昔でいう地主を農家と呼びます。)は売れることにしか興味がありませんでした。
バングラデシュでは奇形果も売り物になるので、心配ないといったところです。
そんな中にも少なからず、奇形果が混じっています。
これは、どうも二つの花が合体したような感じに見受けられます。
奇形果の理由は様々あるのですが、一般的には受粉昆虫が少ないのが理由の一つにあげられています。
バングラデシュの場合、日本と違ってミツバチが多いので、心配はないと思われます。しかし、農薬の薬害の知識が乏しく、以前から指摘しているのですが、一向に改善される気配がありません。
かなり前に、農家を対象として栽培研修会で受粉のメカニズムと受粉昆虫の大切さを講義したことがります。
ただ、この時は集まった農家(バングラでは耕作している人を農家とは呼びません。昔でいう地主を農家と呼びます。)は売れることにしか興味がありませんでした。
バングラデシュでは奇形果も売り物になるので、心配ないといったところです。
2019年10月19日
世界最高品質のダッカモスリンの再生なるか
以前、モンジュールさんが提案したプロジェクトが国の採択を受け、研究費がついたという話題をしました。
世界最高品質で、絹のような極薄のキメの細かい綿織物ダッカモスリンの織技術が途絶え、モンジュールさんが再生をかけて事業提案していたものです。
ダッカモスリンの原料となる綿のルーツを求め、一緒にアゼルバイジャンに行かないかと誘われたこともあります。モンジュールさんは、様々な植物のDNAが保存されているモスクワに行ってきたようです。
モンジュールさんは、バングラデシュやネパールなどの国内外から綿の原種を集め、ラッシャヒ大学の農場で栽培研究を始めていました。
イギリスがインドに綿産業を持ち込んだ時の綿は、現在の綿と同じように収穫しやすい背丈の低い綿を使っていたと思われます。
しかし、モンジュールさんが探しているダッカモスリンの綿は背丈が高い原種に近いものかもしれません。
モンジュールさんも定年退官まで、あと3年です。果たして、定年までの間に、ダッカモスリンとして使うことができる綿が見つかるか、微妙な残り時間となってきました。
今回のプロジェクトは綿を見つけることだけではなく、モスリンとして製品化するまでのとてつもない事業です。それだけに、多くの研究者が関わっています。
一時は途絶えたバングラデシュの伝統文化を再生させる大事な事業だけに、これから、プロジェクトがどう進んでいくのか注目したいところです。
世界最高品質で、絹のような極薄のキメの細かい綿織物ダッカモスリンの織技術が途絶え、モンジュールさんが再生をかけて事業提案していたものです。
ダッカモスリンの原料となる綿のルーツを求め、一緒にアゼルバイジャンに行かないかと誘われたこともあります。モンジュールさんは、様々な植物のDNAが保存されているモスクワに行ってきたようです。
モンジュールさんは、バングラデシュやネパールなどの国内外から綿の原種を集め、ラッシャヒ大学の農場で栽培研究を始めていました。
イギリスがインドに綿産業を持ち込んだ時の綿は、現在の綿と同じように収穫しやすい背丈の低い綿を使っていたと思われます。
しかし、モンジュールさんが探しているダッカモスリンの綿は背丈が高い原種に近いものかもしれません。
モンジュールさんも定年退官まで、あと3年です。果たして、定年までの間に、ダッカモスリンとして使うことができる綿が見つかるか、微妙な残り時間となってきました。
今回のプロジェクトは綿を見つけることだけではなく、モスリンとして製品化するまでのとてつもない事業です。それだけに、多くの研究者が関わっています。
一時は途絶えたバングラデシュの伝統文化を再生させる大事な事業だけに、これから、プロジェクトがどう進んでいくのか注目したいところです。
2019年10月13日
人力から進む電動化
ラッシャヒのオートリキシャが政府の思惑とは違う電動化に進んだことは、ずいぶん前に紹介しました。
バングラデシュでは豊富な埋蔵量を誇る天然ガスを使い、ガソリン車を次々にCNG(圧縮天然ガス)車に切り替えさせています。首都のダッカでは、スモッグの元凶だった2サイクルガソリンのオートリキシャが完全にCNGに切り替わりました。
しかし、ダッカから遠く離れたラッシャヒでは天然ガスの供給が間に合わなかったために、オートリキシャは電動になってしました。
ところが、足こぎのリキシャや荷車までもが電動化が進んでいました。
構造はいたって簡単。バッテリーとモーターとメーター(スイッチ)の中国製のようです。
足でこがないために、足はペダルの上に置くのではなく、写真下のようにフレームに載せています。ペダルとは別に足を置くステップを溶接で付ければいいのにと思うのは日本人的発想のようです。そんな、コストはかける必要のないのがバングラデシュです。
もちろん、写真下のようにペダルを踏んでいる荷車もありますが、オートリキシャは殆ど電動のようです。
バングラデシュでは豊富な埋蔵量を誇る天然ガスを使い、ガソリン車を次々にCNG(圧縮天然ガス)車に切り替えさせています。首都のダッカでは、スモッグの元凶だった2サイクルガソリンのオートリキシャが完全にCNGに切り替わりました。
しかし、ダッカから遠く離れたラッシャヒでは天然ガスの供給が間に合わなかったために、オートリキシャは電動になってしました。
ところが、足こぎのリキシャや荷車までもが電動化が進んでいました。
構造はいたって簡単。バッテリーとモーターとメーター(スイッチ)の中国製のようです。
足でこがないために、足はペダルの上に置くのではなく、写真下のようにフレームに載せています。ペダルとは別に足を置くステップを溶接で付ければいいのにと思うのは日本人的発想のようです。そんな、コストはかける必要のないのがバングラデシュです。
もちろん、写真下のようにペダルを踏んでいる荷車もありますが、オートリキシャは殆ど電動のようです。