2020年03月

2020年03月01日

ダッカでの日本人殺害の真相とは

連日、インドで起きているヒンズー教至上主義者によるイスラム教徒迫害事件のニュースは世界中に駆け巡り、先進国では日本だけがまともに報道しないという鎖国的な社会に陥っています。

コロナウイルスの報道に目を奪われて、今の日本社会では他国で起きた宗教戦争など関心が無くとも当たり前かと思います。

以前から、バングラデシュがインドの影響を受けていることを紹介してきましたが、ここにきて、2016年7月1日に起きた日本人7人を含む22人が殺害されたダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件の真相はバングラデシュ政府による自作自演という情報が飛び込んできました。

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情報によると事の発端はバングラデシュ高官による利権争いです。

日本の国交省の大臣に相当するバングラデシュ政府の大臣は元々インド人であるとのこと。道路族であるインド出身の高官たちがバスやタクシーなどの利権を握っていますが、突然、自分たちの利権を脅かす敵が現れたのです。

それは日本のODAによる地下鉄工事です。地上での儲けが地下鉄に奪われると焦ったのです。JICA派遣の地下鉄技術者の動きを知り、ピンポイントでレストランを襲撃させたと言うのです。

ダッカがイスラム過激派により治安が悪いとなれば地下鉄工事は無くなるだろうと踏んだのです。

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自作自演としたら随分手の込んだ芝居でした。自作自演であるものの、アドリブが多すぎて、多くの犠牲者を出してしまう羽目になってしまったというところでしょうか。

現地バングラでは、この話が普通にされているそうです。

日本政府がバングラ政府に真相の究明を求めているそうですが、未だに正式な回答がないそうです。その結果、ミャンマー国境付近に近いチッタゴン丘陵とともにダッカ管区は日本外務省のレベル2不要不急の渡航中止は解除されないままになっています。

前段で、インドでのイスラム教徒迫害事件を取り上げましたが、日本と関係ないと言い切れるのでしょうか。日本人がイデオロギーに対して無関心が進んでガラパゴス化していることは日本社会が滅亡に向かっているような気がしてなりません。


himajintaro at 07:50|PermalinkComments(0)政治 | 交通