農業

2020年08月02日

バングラデシュにはアボカドが無い⁉


 先日、バングラデシュの知人からアボカドの木が欲しいというメッセージが届きました。

IMG_8732

市販で売っているアボカドの種を三方向に爪楊枝で刺して発芽させて鉢に植えたものが下の写真の右側です。ちなみに左側は日本のヘーゼルナッツと言われているツノハシバミです。

IMG_9166

知人の話では、バングラデシュでアボカドの木を見たことが無いと言います。アボカドは中南米原産で暖かいカルフォルニアなどでたくさん作られています。日本でも沖縄や暖かい地域では栽培されているようです。

ただ、水はけのよい土でないと育たないようです。バングラデシュは現在雨季。洪水被害が大きく報道されていますが、モンスーン熱帯雨林のバングラデシュでは育てるのが難しいようです。

知人の話では、市販でアボカドの実は売っていないようで、もちろん、天然でも見たことが無いそうです。

作っている人はいるようで、その人から苗を分けてもらうと言っていました。

余談ですが、モンジュールさんの奥さんボナニーさんからツバキが欲しいと言われたことがあります。しかし、ツバキはお茶に近い仲間で酸性の土を好みます。バングラデシュの平坦地のほとんどの地域はアルカリ性土壌でツバキはおろかお茶も育ちません。

バングラ北部のインドのアッサム地方に近いシレットはお茶の栽培が盛んで、イギリスのお金持ちが超高級品としてイギリスだけに輸入していた幻の紅茶もシレットで作られています。

シレットにはバングラデシュ農水省の茶の試験場があり、そこに植えてあったツバキの花を見てボナニーさんは欲しくなったようです。

アボカドは露地での栽培は難しいでしょう。ハウスで水分管理をしながら作る必要があると思います。



himajintaro at 10:31|PermalinkComments(0)

2019年10月20日

イチゴの奇形果

私たちがバングラデシュに滞在中、イチゴが赤くなりはじめました。

DSC01519

そんな中にも少なからず、奇形果が混じっています。

DSC01518

これは、どうも二つの花が合体したような感じに見受けられます。

奇形果の理由は様々あるのですが、一般的には受粉昆虫が少ないのが理由の一つにあげられています。

バングラデシュの場合、日本と違ってミツバチが多いので、心配はないと思われます。しかし、農薬の薬害の知識が乏しく、以前から指摘しているのですが、一向に改善される気配がありません。

かなり前に、農家を対象として栽培研修会で受粉のメカニズムと受粉昆虫の大切さを講義したことがります。

ただ、この時は集まった農家(バングラでは耕作している人を農家とは呼びません。昔でいう地主を農家と呼びます。)は売れることにしか興味がありませんでした。

バングラデシュでは奇形果も売り物になるので、心配ないといったところです。

himajintaro at 17:10|PermalinkComments(0)

2019年10月19日

世界最高品質のダッカモスリンの再生なるか

以前、モンジュールさんが提案したプロジェクトが国の採択を受け、研究費がついたという話題をしました。

世界最高品質で、絹のような極薄のキメの細かい綿織物ダッカモスリンの織技術が途絶え、モンジュールさんが再生をかけて事業提案していたものです。

ダッカモスリンの原料となる綿のルーツを求め、一緒にアゼルバイジャンに行かないかと誘われたこともあります。モンジュールさんは、様々な植物のDNAが保存されているモスクワに行ってきたようです。

DSC00816

モンジュールさんは、バングラデシュやネパールなどの国内外から綿の原種を集め、ラッシャヒ大学の農場で栽培研究を始めていました。

DSC00827

イギリスがインドに綿産業を持ち込んだ時の綿は、現在の綿と同じように収穫しやすい背丈の低い綿を使っていたと思われます。

しかし、モンジュールさんが探しているダッカモスリンの綿は背丈が高い原種に近いものかもしれません。

DSC00824

DSC00819

DSC00830

モンジュールさんも定年退官まで、あと3年です。果たして、定年までの間に、ダッカモスリンとして使うことができる綿が見つかるか、微妙な残り時間となってきました。

今回のプロジェクトは綿を見つけることだけではなく、モスリンとして製品化するまでのとてつもない事業です。それだけに、多くの研究者が関わっています。

一時は途絶えたバングラデシュの伝統文化を再生させる大事な事業だけに、これから、プロジェクトがどう進んでいくのか注目したいところです。


himajintaro at 07:54|PermalinkComments(0)

2019年10月12日

イチゴ苗生産は順調

バングラデシュで独占的にイチゴの苗販売を続けていますが、生産も順調のようです。

DSC00751

かつては、バイテク研究所が停電で試験管培養している苗がほとんどダメになったこともありますが、停電はあるものの、太陽光発電設備と大型自家発電機があるために、研究所が機能不全に陥ることはなくなりました。

DSC00750

DSC00749

苗づくりも順調です。渡航時には、苗の出荷は終わっていました。

DSC00756

DSC00759

赤い実が生り始めました。

DSC00763

ラッシャヒ大学の農場を借りて、新しい品種の試験が行われていました。

DSC00812

DSC00811

DSC00795

落下式の自動潅水装置の試験も行われていました。

DSC00799

DSC00798

バングラデシュのイチゴは、まだまだ甘味と風味が足りません。品種だけの問題ではなく、栽培技術の問題もあります。インドやマレーシアでは、日本人技術者による水耕栽培が始まっていますが、私は昔から、モンジュールさんに農業は土から離れてはダメだと言い続けてきました。

今は生食中心のイチゴ栽培です。以前から、イチゴを使った食品開発に取り組む必要があると言い続けてきました。食品加工の技術者が必要になってきました。

幸いながら、乾燥マンゴーの生産拡大の可能性が出てきました。ついでに、イチゴの加工も技術移転できると良いと思います。


himajintaro at 09:23|PermalinkComments(0)

2019年09月21日

天下御免のバングラデシュ

アロアシャ学園のナサリー(農場)にモンジュールさんと悪友と出かけた時のことです。ナサリーはモンジュールさんのアパートから歩いてでも行ける 距離になりました。

モンジュールさんの上司のイスラム先生とアロアシャ学園の理事長のアノア先生も合流しました。

先に来たイスラム先生からチャナチュールの大袋をいただきました。私が大のチャナチュール好きであることを先生は知っていて、いつも、お土産にチャナチュールをいただいていました。

DSC00741


DSC00738

遅れて、アノア先生も来ました。

DSC00746

モンジュールさんがアメリカのカルフォルニア大学の先生からもらった土壌水分計を盗まれないようにするにはどうしたらいいのかという話題で沸騰していました。

DSC00748

そうして、農場を歩き回っているうちに、私がもらったチャナチュールがアノア先生の手によって、開けられてしまいました。

アノア先生は後から来たので私がイスラム先生からもらったことは知りませんでした。

ベンガル人はみんなチャナチュールが好きです。私も大好きです。

しかし、所有権を表示していなかったために、公共の物にされてしまいました。

同じようなことが、過去にも度々ありました。

アロアシャ学園で焼鳥パーティをした時に、こっそり飲むために持っていった日本酒を無断でバーベキューソースにジャンジャン使われてしまいました。

それ以来、日本酒の管理は厳重にするようになりました。

天下御免のバングラデシュです。

イスラム先生からもらったチャナチュールはバーベキュー味の辛くて美味しいものでした。持って帰れませんでしたが、最近、日本でも同じものが手に入るようになりました。

70443217_520993365394385_6020215526628786176_n (1)

71207244_419125208955143_4874846902400581632_n

私のまわりにチャナチュール好きがたくさんいます。大量に買って、みんなに分けています。


himajintaro at 08:51|PermalinkComments(0)