農業
2019年09月21日
天下御免のバングラデシュ
アロアシャ学園のナサリー(農場)にモンジュールさんと悪友と出かけた時のことです。ナサリーはモンジュールさんのアパートから歩いてでも行ける 距離になりました。
モンジュールさんの上司のイスラム先生とアロアシャ学園の理事長のアノア先生も合流しました。
先に来たイスラム先生からチャナチュールの大袋をいただきました。私が大のチャナチュール好きであることを先生は知っていて、いつも、お土産にチャナチュールをいただいていました。
遅れて、アノア先生も来ました。
モンジュールさんがアメリカのカルフォルニア大学の先生からもらった土壌水分計を盗まれないようにするにはどうしたらいいのかという話題で沸騰していました。
そうして、農場を歩き回っているうちに、私がもらったチャナチュールがアノア先生の手によって、開けられてしまいました。
アノア先生は後から来たので私がイスラム先生からもらったことは知りませんでした。
ベンガル人はみんなチャナチュールが好きです。私も大好きです。
しかし、所有権を表示していなかったために、公共の物にされてしまいました。
同じようなことが、過去にも度々ありました。
アロアシャ学園で焼鳥パーティをした時に、こっそり飲むために持っていった日本酒を無断でバーベキューソースにジャンジャン使われてしまいました。
それ以来、日本酒の管理は厳重にするようになりました。
天下御免のバングラデシュです。
イスラム先生からもらったチャナチュールはバーベキュー味の辛くて美味しいものでした。持って帰れませんでしたが、最近、日本でも同じものが手に入るようになりました。
私のまわりにチャナチュール好きがたくさんいます。大量に買って、みんなに分けています。
モンジュールさんの上司のイスラム先生とアロアシャ学園の理事長のアノア先生も合流しました。
先に来たイスラム先生からチャナチュールの大袋をいただきました。私が大のチャナチュール好きであることを先生は知っていて、いつも、お土産にチャナチュールをいただいていました。
遅れて、アノア先生も来ました。
モンジュールさんがアメリカのカルフォルニア大学の先生からもらった土壌水分計を盗まれないようにするにはどうしたらいいのかという話題で沸騰していました。
そうして、農場を歩き回っているうちに、私がもらったチャナチュールがアノア先生の手によって、開けられてしまいました。
アノア先生は後から来たので私がイスラム先生からもらったことは知りませんでした。
ベンガル人はみんなチャナチュールが好きです。私も大好きです。
しかし、所有権を表示していなかったために、公共の物にされてしまいました。
同じようなことが、過去にも度々ありました。
アロアシャ学園で焼鳥パーティをした時に、こっそり飲むために持っていった日本酒を無断でバーベキューソースにジャンジャン使われてしまいました。
それ以来、日本酒の管理は厳重にするようになりました。
天下御免のバングラデシュです。
イスラム先生からもらったチャナチュールはバーベキュー味の辛くて美味しいものでした。持って帰れませんでしたが、最近、日本でも同じものが手に入るようになりました。
私のまわりにチャナチュール好きがたくさんいます。大量に買って、みんなに分けています。
himajintaro at 08:51|Permalink│Comments(0)
2019年09月18日
バイテク研究所も様変わり
しばらくぶりの渡航で、現地の様子もだいぶ変わっていました。
アロアシャ学園の屋台骨を支えている種苗販売の根幹となるのがバイテク研究所です。
校舎の隣にある研究棟の3階にあるのが、農産物の品種改良と苗を増やすバイオテクノロジー研究所です。
モンジュールさんの大学の専門的知識を生かして、バングラデシュにはない国産ジャガイモの種イモの品種改良をバイテク研究で始め、育てた苗を農場に植えて生産したのです。
当時は、ほとんどがネーデルランド(オランダ)からの輸入種イモで、直ぐに農家に売らずに、種イモとして何年も増やして農家に売ったために、病気だらけのジャガイモがバングラで流通していました。
これに目を付けたのがモンジュールさんです。無菌でバングラオリジナルの種イモを生産し、利益でアロアシャ学園を回してきました。
しかし、いつまでもモンジュールさんの独占が続くわけもなく、この技術は一般的なものとなり、天候に左右されたり、夏場の冷蔵保存にコストがかかり過ぎたりで、ついにはジャガイモの生産は止めてしまったようです。
スタッフもほとんどが入れ代わっていました。モンジュールさんの教え子が中心となって平均年齢も若かったはずですが、今では平均年齢がぐっと上がったような気がします。
上の写真の左から2番目の女性が一番若い研究員で、アロアシャ学園の卒業生です。
学園の教師も含め、農場や他のスタッフが変わるというのは、他の事業所からの引き抜きでない限り、その職員の素行が原因とすることが多いのです。
モンジュールさんは人が良いので、人を見抜けないと言われてきましたが、品行が悪い職員はトラブルを起こして出ていき、結果、顔ぶれが変わってしまいます。
モンジュールさんは、私に電話をかけてくることは、ほとんどないので、バイテク研究所で何があったのか、知りません。しかし、大きく顔ぶれがかわったということは、それだけ、たくさんのトラブルがあったということになります。
上の写真の一番右の女性ラブリーさん。交通事故で大けがをし、手術で治療費がかさみました。モンジュールさんも労災扱いとして、自分のポケットマネーから治療費を出しています。
また、モンジュールさんの日本留学時代の旧友で山形大学農学部の元助教授がラブリーさんへ支援したいと悪友に現金を渡していました。
蛍光灯はLEDに変わっていました。以前は、バングラ名物の停電で研究所の中の苗が全部お釈迦になるというのがザラでした。今は太陽光発電パネルとバッテリー、それに大型のディーゼル発電機があるので、そんな心配はなくなりました。
アロアシャ学園の屋台骨を支えている種苗販売の根幹となるのがバイテク研究所です。
校舎の隣にある研究棟の3階にあるのが、農産物の品種改良と苗を増やすバイオテクノロジー研究所です。
モンジュールさんの大学の専門的知識を生かして、バングラデシュにはない国産ジャガイモの種イモの品種改良をバイテク研究で始め、育てた苗を農場に植えて生産したのです。
当時は、ほとんどがネーデルランド(オランダ)からの輸入種イモで、直ぐに農家に売らずに、種イモとして何年も増やして農家に売ったために、病気だらけのジャガイモがバングラで流通していました。
これに目を付けたのがモンジュールさんです。無菌でバングラオリジナルの種イモを生産し、利益でアロアシャ学園を回してきました。
しかし、いつまでもモンジュールさんの独占が続くわけもなく、この技術は一般的なものとなり、天候に左右されたり、夏場の冷蔵保存にコストがかかり過ぎたりで、ついにはジャガイモの生産は止めてしまったようです。
スタッフもほとんどが入れ代わっていました。モンジュールさんの教え子が中心となって平均年齢も若かったはずですが、今では平均年齢がぐっと上がったような気がします。
上の写真の左から2番目の女性が一番若い研究員で、アロアシャ学園の卒業生です。
学園の教師も含め、農場や他のスタッフが変わるというのは、他の事業所からの引き抜きでない限り、その職員の素行が原因とすることが多いのです。
モンジュールさんは人が良いので、人を見抜けないと言われてきましたが、品行が悪い職員はトラブルを起こして出ていき、結果、顔ぶれが変わってしまいます。
モンジュールさんは、私に電話をかけてくることは、ほとんどないので、バイテク研究所で何があったのか、知りません。しかし、大きく顔ぶれがかわったということは、それだけ、たくさんのトラブルがあったということになります。
上の写真の一番右の女性ラブリーさん。交通事故で大けがをし、手術で治療費がかさみました。モンジュールさんも労災扱いとして、自分のポケットマネーから治療費を出しています。
また、モンジュールさんの日本留学時代の旧友で山形大学農学部の元助教授がラブリーさんへ支援したいと悪友に現金を渡していました。
蛍光灯はLEDに変わっていました。以前は、バングラ名物の停電で研究所の中の苗が全部お釈迦になるというのがザラでした。今は太陽光発電パネルとバッテリー、それに大型のディーゼル発電機があるので、そんな心配はなくなりました。
相変わらず、いろんなものを作っています。イチゴは、まだまだ寡占状態でドル箱商品です。
学者であるモンジュールさんにビジネスをやらせるのは所詮無理な話でした。
今まで、バイテク研究所と農場が大きくなれなかったのは、単なる研究員だけの集合体で、品行方正なマネージャーや営業マンがいなかったのが最大の原因です。
以前から比べると、バイテク研究所に活気がなかったと見てきました。
学者であるモンジュールさんにビジネスをやらせるのは所詮無理な話でした。
今まで、バイテク研究所と農場が大きくなれなかったのは、単なる研究員だけの集合体で、品行方正なマネージャーや営業マンがいなかったのが最大の原因です。
以前から比べると、バイテク研究所に活気がなかったと見てきました。
himajintaro at 07:50|Permalink│Comments(0)
2019年07月01日
バングラの長粒種
日本がコメ不足でタイから輸入した時に長細く香りの強い(申し訳ないけど、どちらかと言うと臭い)米を食べた記憶があります。タイの米は全部このような長粒種だという先入観を持っていました。しかし、地下鉄サリン事件の真っただ中に高校生たちとタイを旅行中に食べた宮廷料理で出された餅米は、日本と同じ短くてぷっくりとした短粒種でした。
私たち日本人には、日本の米以外は、全部輸入したタイ米と同じ形の米だという思い込みがあります。バングラデシュの米は、様々な大きさがあります。以前、紹介したことがありますが、米屋さんに行くと実に様々な長さと大きさの米がたくさん売られています。日本の米屋さんの米は殆ど同じ形ものばかりが売られています。
バングラデシュの乾季は一粒の雨も降らないので、収穫した稲は家のように高く積んで自然乾燥させます。
乾燥した稲は、脱穀機で脱穀し、袋に入れて出荷します。このタイプの脱穀機は初めて見ました。このところ、バングラに渡航しても、田んぼや農村に行ったことがありませんでした。日本では機械乾燥をするために刈り取りと脱穀を同時にするハーベスタが主流です。田んぼに杭を打って自然乾燥するのでああれば、形はどうであれ、このように脱穀だけをする機械があればいいわけです。
以前は、固定式の脱穀機が主流でしたが、今回見たような自走できるタイプを見たのは始めてでした。
上の入り口から稲を入れて、モンジュールさんが指さしている出口からワラが飛んで出てくるはずです。そして、タイヤのすぐ上にある、細長い二つの出口からモミが出てくるのでしょう。
それにしても、上の写真の右のボルトが思いっきり緩んでいるところがアバウトなバングラデシュという感じがしてなりませんでした。
まさしく、長粒種です。
私たち日本人には、日本の米以外は、全部輸入したタイ米と同じ形の米だという思い込みがあります。バングラデシュの米は、様々な大きさがあります。以前、紹介したことがありますが、米屋さんに行くと実に様々な長さと大きさの米がたくさん売られています。日本の米屋さんの米は殆ど同じ形ものばかりが売られています。
バングラデシュの乾季は一粒の雨も降らないので、収穫した稲は家のように高く積んで自然乾燥させます。
乾燥した稲は、脱穀機で脱穀し、袋に入れて出荷します。このタイプの脱穀機は初めて見ました。このところ、バングラに渡航しても、田んぼや農村に行ったことがありませんでした。日本では機械乾燥をするために刈り取りと脱穀を同時にするハーベスタが主流です。田んぼに杭を打って自然乾燥するのでああれば、形はどうであれ、このように脱穀だけをする機械があればいいわけです。
以前は、固定式の脱穀機が主流でしたが、今回見たような自走できるタイプを見たのは始めてでした。
上の入り口から稲を入れて、モンジュールさんが指さしている出口からワラが飛んで出てくるはずです。そして、タイヤのすぐ上にある、細長い二つの出口からモミが出てくるのでしょう。
それにしても、上の写真の右のボルトが思いっきり緩んでいるところがアバウトなバングラデシュという感じがしてなりませんでした。
まさしく、長粒種です。
himajintaro at 20:12|Permalink│Comments(0)
2018年02月25日
モンジュールさんへ電話
アノワ先生から電話をもらった後でモンジュールさんに電話してみました。
アノア先生から突然電話をもらった話をしたら、笑っていました。
今年のバングラは寒い冬で、2度まで気温が下がったそうです。このためか、イチゴの生育が良く、今までで一番品質が良いそうです。
元々、冬の低温で花芽細胞を作り、温かい春になると開花する植物なので、今年のバングラの冬はイチゴにとっては最適の気候だったのでしょう。
ただ、何年か前に大流行した病気が、今年も蔓延していると言うのです。
2009年12月31日の記事「1時間半遅れて始まったワークショップ」で紹介した「根腐れ病」です。根が腐れるだけでなく、株も腐れてくるので、蔓延すると手がつけられなくなります。
原因は記事の通りで、今年は寒いので水のかけ過ぎは命取りになります。モンジュールさんは水管理と苗床の作り方について指導しているようであるが徹底されずに、かなりの農家で病気が発生しているようです。
幸いかなアロアシャ学園の農場では病気が発生せず、良質のイチゴが育っています。
バングラ農業は会社経営で大規模に行っているところは安定的な生産を行っているようですが、個人農家では、まだまだ技術指導が必要なようです。
アノア先生から突然電話をもらった話をしたら、笑っていました。
今年のバングラは寒い冬で、2度まで気温が下がったそうです。このためか、イチゴの生育が良く、今までで一番品質が良いそうです。
元々、冬の低温で花芽細胞を作り、温かい春になると開花する植物なので、今年のバングラの冬はイチゴにとっては最適の気候だったのでしょう。
ただ、何年か前に大流行した病気が、今年も蔓延していると言うのです。
2009年12月31日の記事「1時間半遅れて始まったワークショップ」で紹介した「根腐れ病」です。根が腐れるだけでなく、株も腐れてくるので、蔓延すると手がつけられなくなります。
原因は記事の通りで、今年は寒いので水のかけ過ぎは命取りになります。モンジュールさんは水管理と苗床の作り方について指導しているようであるが徹底されずに、かなりの農家で病気が発生しているようです。
幸いかなアロアシャ学園の農場では病気が発生せず、良質のイチゴが育っています。
バングラ農業は会社経営で大規模に行っているところは安定的な生産を行っているようですが、個人農家では、まだまだ技術指導が必要なようです。
himajintaro at 13:53|Permalink│Comments(0)
2017年12月09日
新パッケージのドライマンゴー届きました。
2017.11.6の記事「ドライマンゴーの新パッケージ」で紹介した新パッケージのドライマンゴーが我が家にも届きました。中身は以前の物と同じなので、後日紹介します。
アロアシャ学園で作っているドライマンゴーは日本の商社の支援を受けています。ただ、原料のマンゴーは購入して製造するするために、どうしても製造コストがかかります。できれば、自分でマンゴーを生産したものを加工したいのです。以前、広大なマンゴー林の耕作放棄地の管理の話がきましたが、話が頓挫してしまったようです。
ラッシャヒはバングラデシュでも有数のマンゴー生産地なので、できれば、自家生産したいところです。
himajintaro at 23:06|Permalink│Comments(0)