アロアシャ学園

2023年08月10日

アロアシャ学園、ついに閉校!?

現在、バングラデシュに渡航中の悪友から、現地の報告がありました。

貧しい子どもたちの教育という所期の目的が達せされたため、アロアシャ学園を一旦閉校することが決まったようです。

これで、私が長年関わってきた目的も完結することになりました。

しばらくの間、このブログを更新しなかった理由については、後日、アップしていきたいと思います。

以下、悪友からの現地レポートです。

30年近く関わってきたNPOアロアシャプロジェクトの本拠地、アロアシャコンプレックスに立ち寄りました。この件に触れないわけには行きませんね。

30年近くほぼ住み込みでここの警備や用務の仕事を担ってくれたロジさんと4年ぶりにお会いしました。私が毎年アロアシャコンプレックスを訪問する楽しみの1つがこのロジさんと会えることでした。今回も一緒に写真を撮り、帰り際に「今までありがとう。また会いましょう。」と言ったら泣かれてしまいました。本当に彼には感謝しかありません。

コンプレックス内アロアシャラボは礎石プレートを見ると発足12年になりますが、今まで通りバイテク技術で農作物の品種改良を進めています。従来のバングラデシュ国産イチゴも゙すべてここで品種改良されており、8年前から改良を進めていた新品種が今秋世に出る予定です。ドライフルーツファクトリは受託生産で継続していて、今はドライマンゴーの生産に追われています。

アロアシャ学園はコロナ禍で長く休校状態でしたが、今秋最後の卒業生を送り出し一旦閉めることにしました。家庭の事情等で学校に行けない子どもたちの受け皿として発足した学園ですが、この30年間でバングラデシュの初等中等教育事情は大きく変わり、その役目はパブリックスクールでも十分担えるまでになりました。時代の変化に柔軟に対応できることが重要だと考えています。小さな学校でしたが今まで600人近くの卒業生を社会に送り出すことができました。多くの人たちの協力があってこその成果だと思っています。関係各位に深く感謝を申し上げます。学園の今後については、今詳細を申し上げることはできませんが、既にプランニングは進んでいます。

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himajintaro at 05:12|PermalinkComments(0)

2021年11月13日

私のアロアシャ学園での役割は終わった。

しばらくの間、現地、アロアシャ学園について書くことを避けてきました。それは、2018.12.25の最後のバングラ渡航で、私なりにショックを受け、精神的に事実を書く元気がありませんでした。

しかし、昨日、あるNPOの仲間に様々な真相を話したことで、吹っ切れた感があり、改めて、真実を書こうと思っています。

結論的には、表題の通り、私のアロアシャ学園での役割は終わりました。コロナに関係なく、最後の渡航で結論が出たのです。

今まで書いた、このブログを回想しながら、事実を整理したいと思います。


himajintaro at 15:31|PermalinkComments(0)

2020年01月23日

蔵王キリスト教会から寄付をいただきました。

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蔵王キリスト教会様からバングラデシュの貧しい子供たちの学校アロアシャ学園へご寄付をいただきました。昨年、10月に行われたチャリティ・フリーマーケットの売り上げの中からのご芳志です。

毎年、アロアシャ学園にはご寄付をいただいており、教会の辻牧師さんからは、引き続き、アロアシャ学園を支援していきたいと、ありがたいお言葉をいただいてきました。

ありがとうございました。

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himajintaro at 21:21|PermalinkComments(0)

2019年11月10日

鶏肉の解体ショー ギャラリーも気になります

アロアシャ学園のガードマン氏が鶏肉をさばいています。ギャラリーである学園の犬と猫が気になるところです。

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himajintaro at 07:32|PermalinkComments(0)

2019年09月19日

乾燥マンゴー工場の新たなる飛躍

アロアシャ学園の研究棟の1階に乾燥マンゴーの工場があることは以前から何度も紹介してきました。工場内部については企業秘密の部分も多く、公開できませんが、乾燥機に関しては日本の第一人者が関わっていただいているので質的には申し分のないものが出来上がっています。

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ここで作ったものは全部バングラ国内で消費されていますが、イタリアから商談がきているそうです。事実、イタリア人がアロアシャ学園に訪れて買い入れを申し込んだようです。

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彼らはイタリア産の乾燥フルーツを持ってきました。見るからに砂糖をまぶした甘さの強い、日本でも普通に売っていそうなものです。

アロアシャ学園のものは、傷んだマンゴーと砂糖は使わず、マンゴーの芯に近い良いところだけを乾燥し、マンゴー本来の風味と甘みを凝縮したものになっています。

最近、中国資本による乾燥マンゴー工場がダッカにできたそうです。安物のくずマンゴーに砂糖と黄色い色素をミキサーで混ぜて、形成する段階で違う種類の繊維を入れて乾燥させるのだそうです。

そういえば、香港空港の「優の良品」で見つけた、きれいで大きくて黄色くて甘い乾燥マンゴーは人工形成の乾燥マンゴーだったかもしれません。このマンゴーをバングラにお土産として持って行き、モンジュールさんに乾燥マンゴーの話を持ち掛けました。

上野アメ横の御徒町駅近くにある乾物屋さんにも乾燥マンゴーが置いてあり、「優の良品」で売っているもの近いものです。アロアシャ学園のものと比べると繊維が多いような気がします。マンゴー本来はそんなに繊維が多かったのか、不自然に長く大きいと、今になって疑問に思います。

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多分、人工形成のものは保存料もたっぷり入っているのでしょう。

アロアシャ学園の乾燥マンゴーは砂糖や保存料を使わない混じりっけなし、イタリアから商談がきてもおかしくはありません。

ただ、現在の工場の生産の能力からすれば、バングラ国内の消費で手一杯。それでも、大きな黒字にはならず、ドル箱のイチゴ苗に代われるほどの規模ではありません。

そこで、元々のスポンサーである日本の会社の元社長さんから工場の規模拡大のために増額投資をしてもらうべく、悪友やモンジュールさんが日々奔走して、増額投資が決まったのか、話は聞こえてきません。

おそらく、増額投資は決まったのでしょう。そうすれば、別の場所に土地を求め、新しい工場の建設が始まるでしょう。

今回の渡航で、アロアシャ学園から乾燥マンゴーを買ってくることができませんでした。袋詰の製品は無くなっていました。しかし、結果的にアロアシャ学園の乾燥マンゴーは買ってくることができました。その理由は、後日、紹介することとします。また、アロアシャ学園の乾燥マンゴー工場の発足についても、後日、改めて紹介いたします。


himajintaro at 07:41|PermalinkComments(0)