ラナさん
2024年02月09日
羅名さんが日本に住む理由
番宣です。
東京葛飾京成本線堀切菖蒲園駅前で焼肉牛将を営むベンガル(バングラデシュ)人の友人、橋本羅名(はしもと らな)さんとその家族がテレビに出ます。
2月14日午後7時55分からのBSテレビ東京の番組「ワタシが日本に住む理由」です。
羅名さんがバングラデシュのダッカ大学を卒業後、来日し、現在に至るまでの生活を番組で取り上げています。
何度もどん底に突き落とされながらも、そのたびに、様々な人々に助けられ、家族の協力を得ながら這い上がっていく様子が描かれています。
私が羅名さんと最初にお会いしたのは、2010年2月でした。
その後、故郷に貧しい子どもたちのための学校を作りたいという羅名さんの志に感銘を受けて、同じような学校の支援活動を行ってきたノウハウを活かしながら、羅名さんの相談に乗ってきました。
しかし、最初に羅名さんに会った時に指摘した「砂糖に蟻が群がる」輩たちが、羅名さんをどん底に突き落とすことになるのでした。
昨年、4月に愛車リトルカブで羅名さんのご自宅まで行く予定でしたが、都合がつかず、10月に山形新幹線で行ってきました。
羅名さんは千葉に農場を借りて、作物を作っていることから、状況を見るために出かけたのでした。
来日から、現在までの状況を番組で紹介しますので、是非、ご覧になってください。
なお、予告編を見ることができます。
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2023年10月20日
友人のおふくろの味
2023.10.3
一泊二日で友人宅に泊まる予定でしたが、前日の千葉の農場での時間が押して、二泊目も友人宅に泊まらせてもらいました。
三日目の朝、友人が故郷バングラデシュのお母さんの味を思い出しながら、朝食を作ってくれました。
友人と一番最初に出会ったのは、2010年の2月でした。
最初にあったときから、自分の故郷に貧しい子どもたちの学校を作りたいと情熱的に語り、しかも、日本人的な誠実さを感じました。
その後、様々な機会にお会いし、新しい事業を立ち上げるために、バングラデシュでも会合を行いました。
しかし、人生は波乱万丈です。
現在に至るまでには、人並み以上のご苦労をされてきました。他人には決して語ることのできないことがたくさんあります。
今まで、その一部始終を、私に包み隠さず語ってくれました。そのことは、奥様からも聞いていました。
私を信頼してくれる友人だからこそ、今回の上京では、家族以外は誰も知らない、今まで友人にも言っていなかった事を話す勇気が湧きました。
妻には友人に言ってくると伝えて自宅を出発していたのです。
私と友人は、そんな仲なのです。
友人が作ってくれたのは、野菜たっぷりのカレー卵焼きとジャガイモとゴーヤと玉ねぎのカレー炒め、タンドリーチキンのビリヤニ(チャーハン)です。
バングラデシュの朝食ではご飯よりも、小麦粉をお湯で練って丸く薄く焼いたチャパティが主流です。
チャパティを右手で千切り、卵焼きや野菜炒めを右手で巻いて食べます。
白米のときは、白米に卵焼きや野菜炒めを混ぜて、右手で食べます。
右手だけを使って食べるのは、日本人には難しいかもしれません。
サラダ以外、料理はすべてカレー味で煮付けます。料理と白米を混ぜて食べます。日本のカレーライスは日本食です。
今回の上京で、友人にバングラの家庭料理を焼肉店で出す提案をしました。
東京でバングラ料理を出す店はありますが、本当のバングラの家庭料理の味ではないと思います。インド料理もそうだと思います。
朝から腹一杯になりました。
二宿五飯の恩義は、上手く返すことはできませんでした。
帰りがけに、二軒隣の山形出身の靴屋さんに顔を出しました。この靴屋さんの実家の従弟が、以前、私と同じ職場で仕事をしていました。
友人と奥様に礼を述べ、堀切を離れました。
京成本線堀切菖蒲園駅から青砥駅で乗り替え、地下鉄浅草線に乗り入れている京浜急行の特急に乗り、浅草で降りました。
地上に出た瞬間、大勢の外国人に圧倒されました。
平日といういうのに、もすごい人だかりです。テレビで見たとおりです。雷門、仲見世、浅草寺の観光客の9割以上が外国人だと思いました。
浅草寺で、今回の上京が無事終了することの礼をお参りし、目的地のかっぱ橋に向かいました。
かっぱ橋にも外国人がたくさんいました。特に高級刃物屋さんにいました。
私が気になったのは、お土産で刃物を買っていき、切れなくなったらどうするのだろうと、いつも不思議に思っていました。
私は、若くして亡くなった父が大工でカンナやノミは自分で研いでいました。このため、たくさんの砥石があります。
門前の小僧、習わぬ教を読むです。私は包丁を自分で研いで使っています。
私がかっぱ橋で一番欲しかったものの店に行きました。
天丼一杯8,800円でした。とても、買って帰る勇気はありませんでした。アルバイトして、金を貯めて、また来ようと思いました。
ただ、自分へのお土産は買わずとも、妻へのお土産は買いました。
テレビ朝日のざわつく!金曜日で話題となった飯田屋に立ち寄りました。小さな店の中は、日本人でギュウギュウでした。
番組で紹介された究極のピーラーとほんとうにすべらないお箸を持ってレジまでの長蛇の列に並びました。
番組に出演した社長さんがレジ打ちしていました。
昨日は、高速道路から紫に染まるスカイツリーを眺め、今日は日中のスカイツリーを眺めました。
つくばエクスプレスの浅草駅から秋葉原駅で山手線に乗り換え、東京駅14:00発つばさ141号で無事に帰宅しました。
おしまい
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オーナーさんの栗林で栗拾い
2023.10.2
昼食後、友人が借りている農場のオーナーさんの家に行きました。
実は、昼前にも、オーナーさんの農機具を借りに行きましたが、オーナーさんたちと栗拾いをするという約束をしたいたので、また、立ち寄りました。
ご自宅の入口には、とんでもない門が建っていました。寺なのか神社なのか、宗教色は全く無いので、昔ながらの豪農の門構えでしょうか。多分、門は倉庫だったり、農機具の物置だったりするのでしょうか。
オーナーご夫婦と5人で、オーナーさんの栗林に行きました。
オーナーさんの案内で栗林のある場所まで行きました。
前日にも拾われたと言っていましたが、とにかく、たくさん落ちていました。皆さんは、炭バサミでイガの中から拾われていましたが、私は素手で拾いました。
何十年も山で栗拾いをしているので、イガを足で踏んでクリを出すのは、簡単です。
友人は軍手を使っていましたが、軍手ではイガの棘が簡単に貫通します。イガを掴むなら厚手の皮の手袋がいいのです。
イガを持つときは、素手でも指先で棘の先をちょっとつまむと刺されることはありません。
あっという間にバケツ山盛りになります。
二ヶ所の栗林に行きました。二ヶ所の位置を頭の中にインプットしました。帰宅後、Googleマップに栗林の位置をマーキングしましました。
栗林だけでなく、今日行った場所は全部マーキングできました。
これから、リトルカブで真っ直ぐ千葉の農場に来ることを考えて、マーキングしました。
5人で、何十kgものクリを拾いました。オーナーさんからクリを持っていくように言われましたが、私は、列車で帰るので、遠慮させていただきました。
オーナーさん宅から、野生のメダカが生息している場所に行きました。
その様子は、メダカ無人販売店は最高のビジネスモデルで紹介した兵藤さんがご自身のブログに掲載されていました。
農場と周辺の様子を見せいただき、栗拾いや野生のメダカの生息地も見たり、あっという間に夕方になりました。
帰りの車の中で、兵藤さんが本業とする就職支援の企業説明会のビジネス立ち上げまでの経緯を詳しく教えていただきました。
久しぶりに、いい話を聞かせていただきました。兵藤さんの心の熱いものがあることがわかりました。
高速道路から見るスカイツリーは紫に輝き、すごくきれいでした。日によって色が変わるPanasonicのLEDは世界に誇る技術だと思います。
友人の焼肉屋に戻ったのは、午後6時半を過ぎていました。最終の山形新幹線には、ぎり、間に合いますが、もう一泊させていただきました。
近所の居酒屋で、友人と兵藤さんご夫妻と一献いただきました。
友人のまわりには、素晴らしい人たちがいることを感じた一日でした。
つづく
himajintaro at 12:33|Permalink│Comments(0)
週一農業の惨憺たること
2023.10.2
上の写真ではカボチャの葉が茂っているように見えますが、奥にトウモロコシのようなものがたくさん立っています。
これは、デントコーンです。以前、家畜の飼料としてデントコーンを植えていたと思われるのですが、週一日だけ、友人の焼肉店が休みの月曜にしか、来ることができないので、雑草になっているのです。
今年、カボチャ畑にビニルマルチをしたのですが、ビニルの端を土の中に深く埋めなかったので、風で、ことごとく舞い上がったとのことでした。
すぐ隣が道路なので、道路に飛び出したら大変なことになったのかもしれません。
友人から、電話で様々な話を聞いていたのですが、現場に来て、いろいろな謎が解けてきました。
どうも、6ヘクタールの農地を借りているのは、友人だけでなく、IT関連企業と共同で借りているようです。
ビニルマルチが風で飛んでしまったので、マルチなしで雑草だらけです。
今年の夏は高温で水分が少ない状態に、雨が急に降り、実割れしたカボチャがたくさんあったようです。
カボチャの隣のパパイヤもご覧の通り、雑草で一杯です。
友人は、昨年、少ない休みを利用して、パパイヤを作っている農家を訪ね、教えを請いに行ったようです。
その様子は日本テレビのnews everyで紹介されていました。
今年、苗で植えて、すでに見をつけていました。
このパパイヤは大きく成長するのでしょうか。
バングラデシュでパパイヤを見たときは、人の手では届かないところに生っていたので、梯子をかけて取っていました。バングラでは、パパイヤは青いまま収穫し、野菜として使います。
この後、レモンを植えている場所に移動しました。6ヘクタールの農地は点在していました。
写真にはありませんが、持参したpHメーターで土の酸度を測りました。
肥料や土壌改良材を入れているところは7.0ぐらいの、ほぼ中性、入れていないところは6.5ぐらいでした。レモンは酸性でいいのでしょう。
バングラにもレモンがたくさん育っていますが、バングラの大半の土地はカルシウム分が無限大に多く、pHで7.5〜8のアルカリ性です。
千葉の土地は落花生が育つぐらい、土は水はけが良く、柔らかいのが特徴です。
もう一か所、レモンを植えたところに行きました。
植えて3年。もう、実が付き始めました。
ここで、とんでもないことが起こっていました。
下の写真を見てください。
友人の右側にレモンが立っています。そして、左側にもレモンが見えます。その列の間、少し緑色になっている列にもレモンを植えたはずです。
ところが、無くなっていました。
一体、何が起きたのか。
前述のIT企業の社員が草刈りをしたのですが、草が高くなりレモンがわからず、レモンも一緒に機械で刈り取ってしまったのです。
友人が千葉でレモンを栽培している農家を訪ね、品種を聞いて植えた一本2千円のレモンは何十本も無くなっていました。大損です。
草もレモンも見分けがつかないと友人が嘆いていました
現場では、想像もつかないことが普通に起こっていました。
今年植えたスイカはタヌキに食べられ、人間は全く食べられなかったそうです。
ジャガイモも全部収穫できず、掘り上げることができなイモが新しい芽を地上部に出していました。
メダカの養殖場近くにも借りている畑があり、何種類ものナスを植えていましたが、雑草のほうが高く、探すのがやっとでした。
熟したナスは、種取り用に持って帰りました。水につけて、細かい種を分離するとのことでした。
このとき友人に、ここで植えているナスは一代交雑種(通称F1)ではないのですかと尋ねましたが、そうではないと言っていました。
普通、カボチャの実の中に入っているタネを蒔いたら、そのカボチャと同じ品種のものができます。しかし、タネによっては、違う品種になる可能性があります。
タネを作る種苗会社は、育てた野菜や植物からできたタネで同じ品種のものができたら、タネが売れなくなります。
そこで、特別の両親から生まれたタネだけが1回だけの品種になるよう、バイテク技術を使ってタネを作ります。
毎年、そのタネを使わないと、同じ品種のものが育てることができないというタネが一代交雑種と言われるものです。
一代交雑種のタネで育てた植物に実ったタネでは、おなじ品種を育てられないので、毎年タネを買い続けることによて種苗会社が儲かるのです。
今回の農場を見せてもらって、感じたことは、毎日農場に入れないという欠点とIT企業の社員が農業以前に、植物を知らないという、大きな問題がありました。
予想以上に、惨憺たる状態でした。
平日でも、行列ができるお店です。
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メダカ無人販売店は最高のビジネスモデル
2023.10.2
東京葛飾、京成本線堀切菖蒲園駅前で焼肉店を営む友人が借りている農場を見るために、前日に焼肉店でアルバイト!?をして、友人の焼肉店の二階自宅に泊めてもらいました。
翌朝、列車を何回か乗り継いで千葉市にある農場に向かうと思っていたところ、車に乗せてくれる人が現れました。
その方は、同じ堀切で「堀切メダカ」というメダカ専門店を経営している兵頭秀一さんという方でした。
実は、メダカは副業的な事業で、本業は就職支援事業を大きく展開する会社の社長さんでした。詳細は、次回以降ということで。
兵頭さんの車に友人と乗り込んで、高速道路を走ること1時間。
最初に着いたのは、友人が借りている農場の一角にあるメダカ無人販売店でした。
単管パイプで作った簡易的な小屋とメダカの水槽が並べてありました。
兵頭さんは9月分の売上を回収していました。
現金の売上は2万円を超えているとのことでした。
さらに、PayPayでも買うことができて、現金の1割分ぐらいがPayPayの売上になるそうです。
ここは、近くにコンビニもあり、条件が良いと兵藤さんは言っていました。
メダカの餌も売っていました。藻も餌であることを初めて知りました。藻の入った緑の水や水質改良剤なども売られていました。
そして、要らなくなったメダカを引き取る水槽があり、そのメダカを100円で売る水槽に移すことでボロ儲けになります。
このぐらいの水槽であれば、エアレーションの必要もなく、電気代もかかりません。
前回紹介した友人が売っていたみゆきというメダカは、兵頭さんのオリジナルメダカでした。
友人は、自宅二階のベランダで飼育繁殖していました。
冬は水槽が凍っても、山形のように水槽全体が凍ることはないので、水槽の下の方の水の中で生きているそうです。
兵頭さんによると、万引きする人はほとんどいないということでした。全部、持っていかれても、大した金額にならないと笑っていました。
この無人販売店の近くに、メダカ養殖場がありました。
鬱蒼とした林の北側にたくさんの水槽が並んでいました。
みゆきがたくさん泳いでいました。
メダカは産んだ子供を食べてしまうことがあるので、親を別の水槽に移す作業が必要になります。
基本、メダカは水面近くを泳いでいるようです。
野鳥に食べられないのか、尋ねてみたら、小さすぎて野鳥も動物も関心がないそうです。
また、ボウフラはメダカの口が小さすぎて、食べることができないそうです。
そんな話を聞いて、この辺は蚊が一杯いるだろうなと思ったら、予想外に蚊に食われることはありませんでした。
兵頭さんの話によると、無人店は13店舗だそうです。
全国から無人店の引き合いが来ていて、今も開店に向けて準備中とのことでした。
私も自宅前でメダカの無人販売がしたくなりました。
山形の場合は、寒い時期が多いので実質半年かなと考えると趣味の範疇でということになりそうです。
でも、店舗数が多ければ、最高のビジネスモデルだと思います。
堀切メダカ10号店の後は、本題の農場です。
つづく
himajintaro at 12:30|Permalink│Comments(0)