2009年02月15日
総選挙当日、待ち人来たらず
決算書を作る3日間にバングラの総選挙が重なった。前日の夜から、バングラ全土は交通規制が敷かれて、マイカーだけではなく、バスもベビータクシーも、エンジンがついている乗り物は一切走れなくなった。
校長のアリさんは、自転車で早々と出勤してきたが、肝心のモンジュールさんがリキシャ(輪タク)が拾えないので遅れると電話をかけてきた。それでは、近くまで迎えに行こうと、中国製のVIPシート自転車で出かけることにした。
自転車とリキシャだけが走る国道を自転車で走ってわかったことであるが、高低差がない分だけ、ペダルを強く踏んでも疲れないのだ。それから、自転車もリキシャも、全く遅い。確かに、何も急ぐ必要はないから、疲れない道をゆっくり走ればいい。しかし、普段、通勤に自転車を使っているので、体が自然と早く走ろうとする。疲れないのをいいことに、ベンガル人を次々に、ごぼう抜きにして優越感に浸った。
ちょうど、ラッシャヒ大学の入り口にきた。そのまま通り過ぎようと思ったが、休みの大学のキャンパスを走ってみたくなった。
大学のスクールバスは役目がなく、ただ駐車していた。
大学生は、総選挙休みで、みんな自宅に帰ってしまった。日本では、選挙は日曜日にするので、当日は休日といえば当たり前であるが、バングラでは、大学の学生や先生が政党活動に荷担するので、大学は総選挙の前後は休学になる。
ほとんど、学生はいない。普通の休日(金曜日)の大学のキャンパスには、学生たちがたくさん、たむろしているし、学生ラバーたちがたくさんいる。
キャンパスをぐるっと回って、モンジュールさんの研究室が入っている建物の前を走っていたら、モンジュールさんの学生と会った。建物の入り口には鍵がかかっていて入れなかった。
静かで広大なキャンパスを走り回って、大学を出た。
himajintaro at 21:37│Comments(0)│生活