2009年02月14日
できあがった決算書
今日は12月30日。明日、1日を残して期末の決算が終わった。27日から始まった決算の作業は丸3日かかり、ようやく、決算書のチェックができるまでになった。
アロアシャ学園の創立から12年。学園の運営資金を捻出するための農業プロジェクトは、養蜂を始めとして、養鶏、乳牛、ジャガイモ、イチゴ、トウモロコシ、米、マンゴー、ナツメなど様々な取り組みが行われてきた。
家畜については、結局、定着しなかった。ほとんどの農作物の種子を輸入しているバングラデシュでは、農家は値段の高い種子を買わなければならない。安くて高品質の種苗を生産し、農家の所得をアップするための研究開発を進めてきた。
ずいぶん時間がかかったが、イチゴ、ジャガイモ、トウモロコシはアロアシャ学園のドル箱に生長した。特に、イチゴはアロアシャ学園の創設者であり品種改良の中心人物であるモンジュールさんをバングラデシュでは有名人にした。
イチゴといえばモンジュールさん。モンジュールさんといえばイチゴ。連日、マスコミや農業、政府や自治体の関係者の視察が後を絶たない。
アロアシャ学園の運営経費については、ようやく安定した収入が約束できるようになった。現在のアロアシャ学園は、全体構想のほんの一部である。できあがった決算書を見ながら、全体構想の実現に向けて、農業プロジェクトを一歩一歩、着実に前進させることを、モンジュールさんたちと話し合った。
himajintaro at 07:47│Comments(0)│農業