2010年07月28日
ラナさん
今年の2月、日本に住んでいるベンガル人のラナさんと友人Kとともに会った。
祖国バングラに貧しい子供たちのための学校を建てたいので、協力してもらえないかというので遠路はるばる、山形までおいでになった。
日本人の奥さんと子供と一緒に東京で暮らしている。ご自身は、レストランを何軒か経営されている。また、ベンガル語と日本語の通訳として、商工業の視察団等に随行し、たびたび、バングラデシュに帰国されている。
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日本側の支援組織として社団法人を立ち上げられたが、何から始めたらいいのか、わからない状態であった。また、社団法人や財団法人は改正公益法人法で新しい認定公益法人に移行しないと税制上の優遇が受けられないことをラナさんは理解していなかった。
バングラ側には、支援してくれるという身内や著名人がいるようであるが、本当に、自分の仕事のほかに学校の建設や運営までしてくれる人は、少ないという。
学校を建設するための資金を一時的に集めることは、比較的簡単かもしれない。しかし、先生たちの給料や教材費、光熱水費など学校を維持するために必要なお金を続けていくことは難しい。寄付にも限界がある。
ラナさんに話したことは、現地で利益の上がる事業を信頼のおける人たちと始めることが大切である。そのためには、一緒に事業をしてれる人をたくさん探さなければならない。
金儲けの話には、砂糖に蟻が群がるように、理念に関係無い人が集まるので、慎重にことを進める必要がある。
アロアシャ学園のような学校がバングラデシュにたくさん増えることはいいことである。どのぐらい、ラナさんに協力できるか。課題である。
himajintaro at 13:57│Comments(0)│ラナさん