2010年07月26日
「テンキとデンキを気にしているんです」
モンジュールさんの話によると、今年は、雨季だというのにラッシャヒは雨が降らず、インドでも雨が降らないので、ガンジス川も干上がっているという。干上がってはいないにしても、水位が極端に低いのだろう。
このため、雨季に生産する稲やサトウキビの生育が悪くなり、農家の所得が少なくなることが心配だという。地下水も少なくなって、農作物に水をかけられなくなっているという。
また、停電が頻繁に起こっているという。ここ数年、ラッシャヒでの停電は、ほとんど無くなったと思っていたが、モンジュールさんの口癖「バングラデシュの政府は馬鹿だから」が今回も聞けた。
モンジュールさんの研究室で寒天培地に移植した細胞を保存する冷蔵庫も停電で止まって、培地が全部ダメになることが多いという。冷蔵庫を動かすことのできる大型発電機を持っていない。太陽光発電や大型の蓄電池が欲しいという。
「テンキとデンキを気にしているんです。」
まるで、日本人のダジャレのように流ちょうな日本語を話すモンジュールさんであった。
来月、12日からラマダンが始まる。
himajintaro at 20:48│Comments(0)│農業