2010年07月03日
エンジンポンプを電動ポンプに
バングラデシュの乾季は、雨がポタリとも降らないので、雨季に溜めた池の水を使うか、川から水を引くか、さもなくば、井戸から水を吸い上げるしかない。
川の水は日増しに少なくなるので、井戸水を使うことが多い。大量にくみ上げる場合は電動ポンプであるが、小規模のものや設備費をかけられない場合は写真のようなエンジンポンプである。
地球温暖化対策で化石燃料を使わない太陽光発電が注目されているが、電動ポンプを回すためには、それなりに大きな太陽光パネルを設置しないと必要な発電量が得られない。また、太陽光発電の直流を交流に変換する器械も必要になる。
日本でも12Vや24Vの直流の水中ポンプがあるが、エンジンポンプには負ける。
バングラの村人からは、太陽光発電で回る電動ポンプが欲しいと言われたが、設備と予算を考えると、もうちょっと先になるかもしれない。
himajintaro at 08:34│Comments(0)│農業