2011年03月29日
リキシャドライバーの暴動
昨日、首都のダッカでリキシャ(輪タク)のドライバーたちが暴動を起こした。
バングラデシュの道路は、人力のリキシャと自動車がひしめき合い、渋滞が各地で起こっている。また、平気で道路を横切るリキシャは、ドライバーだけでなく、乗客も輪禍の犠牲となる。
このため、ダッカ当局は、溢れ返るリキシャを制限するために乗り入れ禁止区域を設けている。今まで紹介してきた、ウットラの国道もリキシャが入れない。
なぜ、リキシャが溢れ返るのかといえば、貧しい男たちが、すぐに得られる収入源であり、ダッカはその供給を満たすほど、毎日1000人以上の勢いで人口が膨れ上がっている。
また、リキシャの偽造運行許可書を手に入れて、リキシャドライバーにリキシャを貸しているオーナーがたくさんいるからである。
多分、リキシャのオーナーにそそのかされた貧しきドライバーたちは、規制区域に反対し、暴徒化したのであろう。「バングラの近代化は、着実に進んでいる。」と昨日の日記にも書いたが、バングラの近代化の陰に貧富の差の拡大が影を落としている。
himajintaro at 12:38│Comments(0)│交通