2013年07月25日
怪しい炎
皿の上で怪しい炎が揺らめく。
これは何か?
ダッカまで迎えにきてくれたムホン氏が持ってきてくれた、チッタゴン丘陵の少数民族が作った蒸留酒を皿に注いで、おもしろ半分、火をつけた写真。ブランディなどは角砂糖などに染み込ませてから火をつける方法があるが、この蒸留酒は、皿の上ですぐに火がついた。
アルコール度数の高さを証明している。60%以上はあるだろうか。
アルコール酵母を使って、糖類を含む甘い汁を上手に発酵させると最大で12~14%になる。それを半分の量になるまで沸騰させて、沸騰した気体を冷やすと、冷やしてできた液体のアルコール度数は、倍の24~28%になる。
その冷やした液体を再度、半分量になるまで沸騰し、沸騰した気体を冷やすと、冷やしてできた液体のアルコール度数は、さらに倍の48~56%になる。単純計算ではあるが、これで十分な蒸留酒であるが、単純に辛いだけで飲めたものではない。
だから、木の樽に入れて、何年も熟成させるのである。
昔、電器屋から冷蔵庫修理用の銅パイプを譲ってもらい、蒸溜器を自分で作り、フラスコで沸騰させた。紅玉という品種のリンゴからリンゴ酒を作り、それを2度蒸溜してカルバドスにし、10年熟成させて飲んだ。また、どぶろくを造って飲んだ後、絞りかす(酒粕)に水を混ぜて、それを蒸溜させて粕取り焼酎を造って飲んだことがある。
もう、時効の話である。
himajintaro at 19:37│Comments(0)│アロアシャ学園