2013年10月24日
集会が始まった
パレードの終着点は、集会するためのテントであった。
モンジュールさんが言う、全国の篤農家の集会である。
我々、日本人は最前列のひな壇に座らされ、悪友は、いつもこのような状態のときは、黙って座っている。タヌキオヤジは、自分が話をする機会がない限り、こういうのは嫌いで、椅子に座らず、写真を撮りまわっている。客人として、もてなされているのだろうが、ひな人形のような御飾り、偉くもない役人のようで落ち着かない。
司会がセレモニーを進行させ、モンジュールさんンが何か、強く語っている。他の参加者も何か、強く話している。
下の真ん中の婆ちゃんは、何かの作物で賞をもらったという。
一緒にいてくれた佐藤ルンジュさんによると、この集会で、国会議員を選出しようという物騒な話になっているという。
後からのモンジュールさんの話を総合すると、全国の農家で農民組合を作り、この集会は代議員大会に相当する。組合員は、全国に5,000人ぐらいるという。
農家がいくら頑張っても、卸価格が安く、収益が上がらない。だから、国会で圧力をかけて卸値を上げようという組合なのである。その中心人物がモンジュールさんなのである。そして、さらに驚いたことに、バングラデシュ政府の農家登録の1番目に登録されているのが、モンジュールさんだというのである。
モンジュールさんは、大学の教授であり、アロアシャ学園の創設者である。農家ではないと思うのは、日本的感覚なのである。
バングラデシュでは、農地を持つものをファーマー(農家)と言う。農地で働く者は、「農家」ではなく、単純に労働者なのである。日本の「農地法」で定義されおている「農家」は、バングラデシュでは必ずしも「農家」ではない。
つまり、労働者に耕作させているの地主こそがバングラでは「農家」なのである。その、「農家」は耕作する必要はないし、農地を持つ者には日本で言う「農家」である必要がない。
だから、一昨日の「また、始まった市中引き回し」で書いた警察官が乗ったトラックが走る理由は、署長が「農家」だからなのである。
農地の地主のブルジョアのために、日本人の我々が支援する必要があるのか?
貧しき労働者の地位と向上を目指し、支援をしてきた実績が、この集会で、一気に崩れた。
しかし、アロアシャで作った農作物の苗や種を買ってもらうのは、このブルジョアたちなのである。
この葛藤は、タヌキオヤジは簡単には対応できない。
さらに、政治抜きで支援活動をしてきたタヌキオヤジとして、どう考えたらよいか。
少し、アロアシャから離れて考えてみるのも一つかなと、今、考えている。
モンジュールさんが言う、全国の篤農家の集会である。
我々、日本人は最前列のひな壇に座らされ、悪友は、いつもこのような状態のときは、黙って座っている。タヌキオヤジは、自分が話をする機会がない限り、こういうのは嫌いで、椅子に座らず、写真を撮りまわっている。客人として、もてなされているのだろうが、ひな人形のような御飾り、偉くもない役人のようで落ち着かない。
司会がセレモニーを進行させ、モンジュールさんンが何か、強く語っている。他の参加者も何か、強く話している。
下の真ん中の婆ちゃんは、何かの作物で賞をもらったという。
一緒にいてくれた佐藤ルンジュさんによると、この集会で、国会議員を選出しようという物騒な話になっているという。
後からのモンジュールさんの話を総合すると、全国の農家で農民組合を作り、この集会は代議員大会に相当する。組合員は、全国に5,000人ぐらいるという。
農家がいくら頑張っても、卸価格が安く、収益が上がらない。だから、国会で圧力をかけて卸値を上げようという組合なのである。その中心人物がモンジュールさんなのである。そして、さらに驚いたことに、バングラデシュ政府の農家登録の1番目に登録されているのが、モンジュールさんだというのである。
モンジュールさんは、大学の教授であり、アロアシャ学園の創設者である。農家ではないと思うのは、日本的感覚なのである。
バングラデシュでは、農地を持つものをファーマー(農家)と言う。農地で働く者は、「農家」ではなく、単純に労働者なのである。日本の「農地法」で定義されおている「農家」は、バングラデシュでは必ずしも「農家」ではない。
つまり、労働者に耕作させているの地主こそがバングラでは「農家」なのである。その、「農家」は耕作する必要はないし、農地を持つ者には日本で言う「農家」である必要がない。
だから、一昨日の「また、始まった市中引き回し」で書いた警察官が乗ったトラックが走る理由は、署長が「農家」だからなのである。
農地の地主のブルジョアのために、日本人の我々が支援する必要があるのか?
貧しき労働者の地位と向上を目指し、支援をしてきた実績が、この集会で、一気に崩れた。
しかし、アロアシャで作った農作物の苗や種を買ってもらうのは、このブルジョアたちなのである。
この葛藤は、タヌキオヤジは簡単には対応できない。
さらに、政治抜きで支援活動をしてきたタヌキオヤジとして、どう考えたらよいか。
少し、アロアシャから離れて考えてみるのも一つかなと、今、考えている。
himajintaro at 12:55│Comments(0)│農業