ベンガル人の出稼ぎとインド人の出稼ぎモンジュールさんのアパート

2019年05月12日

マンゴーのお菓子アンビータとボナニーさんの嘆き

モンジュールさんと悪友が打ち合わせで部屋を外している間、モンジュールさんの奥様ボナニーさん(1枚目の写真左)が面白い手作りお菓子アンビータ(写真2枚目と3枚目)を出してくれました。

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マンゴーとミルクと砂糖を混ぜて大きく丸く伸ばし、太陽の光で何日も乾かして作るのだそうです。程よい甘さでマンゴーの香りのする美味しいお菓子です。バングラデシュで初めて食べたお菓子です。

モンジュールさんたちがいないところで、ボナニーさんは私につぶやきました。

「長女のミディラがイギリスに留学し、二女のポロマ(1枚目の写真右)がノルウェーの留学から帰ってきたと思ったら、来年、日本に留学してしまう。家族は一緒に暮らすことが幸せなのに、みんなバラバラの生活になることは悲しいことです。」

ボナニーさんは動物学者でラッシャヒ市にあるバングラデシュ最古の大学で教鞭をとっています。以前は、他の地域にある大学の学長をしていました。単身赴任をしていましたが、家族と離れてることが辛くて、早々にラッシャヒに戻ってきました。

彼女は夜なべして娘たちの服を縫ったり、お菓子を作ったりしていたのを覚えています。学者である以前に二人の娘たちのマザーです。

バングラデシュの母親は、子供に対する愛情が深いと聞きました。子供に対する愛情に国籍は関係ないと思いますが、バングラの母親の溺愛は新聞によく載ることがあります。

ポロマはノルウェーで差別や人間的な軋轢に遭い、志半ばでバングラに戻ってきました。そして、ボナニーさんの嘆きとは関係なく、この4月に岡山大学に留学しました。



himajintaro at 11:45│Comments(0)女性 | 生活

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