2006年07月
2006年07月25日
香港ドラゴン航空の代理店
ビルの3階にあるが、バングラデシュの会社は日本のように建物に派手な看板を取り付けていないので、住所から探すしかない。
ダッカに到着した日の午前中、帰りの便のリコンフォームの手続きをするため、代理店に立ち寄る。搭乗する72時間前まで、予約を入れるのがリコンフォームであるが、大手の航空会社のほとんどは、手続きの必要はなくなった。香港ドラゴン航空もオフィシャルサイトにはリコンフォーム不要と書いているはずだが、バングラデシュでは、オーバーブッキングされる可能性が高い。
現に、オーバーブッキングがためか、サービスなのか、エコノミーのチケットでビジネス席に載せてもらえることがある。もちろん、食事はエコノミーだが。
電話で間に合うので、最近は、アロアシャ学園校長のモーシン・アリさんに頼んでもらっている。
2006年07月24日
うさんくさい教授
「自分が研究している養蜂はすばらしいだろう。ビジネスになるから、出資してくれ。」と言う。
「そんなにすばらしいなら、ここの村人に養蜂を教えたらどうだ。」と切り返すと、
「村人に教えても、下手だから損をする。だから、教えない。」と金儲けしか頭にない様子。
金魚の糞のようにくっついていた村人たちの中から、
「大学の先生は、養蜂は下手だ。花が終わる頃に巣箱を持ってきた。私たちに養蜂を教えて欲しい。」という声が聞こえた。
「養蜂の金儲けに出資するつもりはない。村人に養蜂の技術を伝え、村が養蜂で暮らしがよくなるなら、考えてもいい。」と教授の期待はずれの返事を返した。
それ以降、この教授から声がかかることは無くなった。
2006年07月23日
正解は蜂巣のベース。
六角形の凹凸に合わせて、ミツバチは巣を作る。その巣の中に蜜をたっぷり貯める。人間は、巣を遠心分離器にかけて、美味しい蜜を横取りする。
「バングラのミツバチの巣のベースはロウでできているが、遠心分離器にかけると壊れてしまう。日本製のベースは、プラスチック製なので、何度も使える。だから、日本製のベースをたくさん持ってきてくれ。」と言うのは、ラシャヒ大学でミツバチを研究している爺さん。
「私の研究を見てくれ。良かったら、事業を手伝ってくれ。」と言われて、ラシャヒ郊外のマスタード畑の養蜂地に行った。事前に、うさんくさい教授だと聞いていたが、招かれた以上、ものを見て断るのが礼儀かと思い、ノコノコ、ついて行った。
日本人と見ると、無償援助を期待するのがバングラデシュ。国全体が貰い慣れしているというか、要求するのが当たり前という感覚が、鼻持ちならない。
明日、鼻持ちならない爺さんが登場する。