2009年09月

2009年09月24日

モンジュールさんが撮った写真から・霞城公園

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モンジュールさんが日本滞在中に撮った写真から霞城公園での写真。まずは9月18日の日記から鈴木ゆかりさん。後日、鈴木ゆかりさんのブログを見ている人たちの会合に、悪友とともにモンジュールさんたちが参加し、鈴木さんのブログに登場した異邦人と本当に会うことができて感激したとか。



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霞城公園南門の堀。この風景を見て、自分の住んでいるラッシャヒの街が、もっと、きれいになればいいと話していた。



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霞城公園本丸、現在復元中。



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東大手門、櫓門内部を一般公開している。



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東大手門中庭、中央に配置されている山形城主・最上義光(もがみよしあき)騎馬像。騎馬像は直江山城守兼継が崩落せんとした長谷堂城の方向を向いている。折しもNHK大河ドラマ・天地人ブームであるが、東京から来た若者たちは、NHKは見ることがないのか、妻夫木聡は知っていても、天地人は知らなかった。



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旧山形市立病院濟生病院(三層楼)の建物。元々、市街地の中心部にあったものを霞城公園の中に移築した。



モンジュールさんの娘・ミデュラはダッカの工科大学で建築の勉強をしている。このため、父親であるモンジュールさんは娘のために、日本の建築物をたくさん写真に撮っていった。来春、また日本に来たいという。そのときは、ミデュラとともに京都に行きたいと言っていた。











himajintaro at 06:44|PermalinkComments(0)生活 

2009年09月23日

アロアシャ学園のメンバー無事帰国

今朝早く、悪友がアリさん、モンジュールさん、イスラム先生を成田空港に送り、夜行バスで東京から戻ってきた。ほぼ、定刻だった。



悪友と4人で、辛うじて切符のとれた夜行バスで東京に向かい、東京見物をして、アリさんは20日の夕方、成田空港を発った。イスラム先生は、長旅の疲れが出ていたという。日本の最後に東京見物では、無理があると悪友は言っていた。



アリさんは、昨日、ダッカに着いてから悪友に電話をかけてきたようだ。



22日は、イスラムの断食ラマダンが終わってラマダン祭りがある。日本の盆と正月を一緒にしたような帰省ラッシュがあり、ダッカから故郷に戻るバスや車で大渋滞となるという。ダッカの町から何十キロと渋滞し、ほとんど、車は動かないという。



アリさんは、21日深夜にダッカに戻ったが、多分、ラッシャヒには帰れないだろうとモンジュールさんは言っていた。モンジュールさんは、今日の早朝、ダッカに戻った。23日になると渋滞が緩和されて、列車でラッシャヒに帰ることができると言っていた。



アリさんは、一日早く、日本を発ったが、ダッカで足止めを喰らい、結果的にはモンジュールさんと一緒にラッシャヒに帰ることになりそうだ。



それにしても、ダッカの交通渋滞は、年を追うごとに酷くなっていると感じる。













himajintaro at 10:29|PermalinkComments(0)カテゴリ未分類 

みちのく屋台こんにゃく道場の作物

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「みちのく屋台こんにゃく道場」の農場で栽培されている野菜。まずは、フルーツトマト。バングラには無い品種。水分量が少なく甘い。この農場は無農薬のエコファームを目指している。





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次はパプリカ。モンジュールさんは、バングラでピーマンを育てたいという。赤と黄色のパプリカは見たことがあるが、紫色(写真下)は見たことがないという。



この農場では、パプリカの果肉が腐れてきて、生育が難しいという。ポット苗についていた説明書きを見ると「風通しをよくする」と書いてあった。パプリカは、ピーマンに比べると葉数(と言うより葉面積かな)が多い。このため、実が隠れて風通しが悪くなるのかもしれない。実のまわりの葉を取り除いて、風通しを良くして太陽に十分当たるようにしてやるべきなのかもしれない。





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シシトウ。モンジュールさんの説によれば、天を向いているシシトウは辛いという。イスラム先生が試しに生で食べ比べたら、青いシシトウ(写真上)は平然と食べていたが、赤いシシトウ(写真下)は、「Vary hot!」と言っていた。



確かに、上から見ると「俺は辛いから気をつけろ」と云わんばかりに、赤い角を突き上げているように見えなくもない。バングラには、ハバネロより辛い世界一の辛さの唐辛子があるという。



アリさんは、青い唐辛子は体に良いと言い。青いシシトウばかり買って食べていた。赤い唐辛子は体に悪いと言う。何を根拠にと思い、モンジュールさんに尋ねたが、赤い唐辛子が体に悪いと言う説は無いという。青い唐辛子が体に良いと言われているだけのことだそうだ。





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「みちのく屋台こんにゃく道場」の売り物である「こんにゃく」のこんにゃく芋。通常、3年かかって成長し、こんにゃくの原料となる。バングラにも日本と同じようにこんにゃくを作って食べる民族がいるという。





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枝豆。だだちゃ豆の種をもらって蒔いたが、ほかの枝豆を収穫したあと、この枝豆がだけが残った。どこにだだちゃ豆を植えたか忘れてしまって、結果的に、この豆だけが残った。だだちゃ豆かどうか見てみたが、確かに、だだちゃ豆特有のサヤに二粒ではあるが、これからどれだけ実が大きくなるか疑問ではある。



「みちのく屋台こんにゃく道場」では、このほか、タマネギ、白菜、オクラなど、様々な野菜をつくっていたが、無農薬が故に苦労も多いようである。



農地法が改正になり、NPO法人も農地を借りて農業ができるようになった。零細農家の弱体化の促進だと改正に反対する向きもあるが、障がい者の自立支援のための農場は、是非、増えて欲しい。











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2009年09月22日

うれしい知らせ

9月15日、うれしい知らせが入った。



三井物産環境基金 2009年度 第1回活動助成に選ばれた。助成内容はエネルギー部門でバングラデシュで太陽光発電パネルの製作・メンテナンスの技術者を養成する事業である。



この知らせは、滞在中のモンジュールさんやイスラム先生、アリさんにも知らされた。



バングラデシュは、世界銀行の支援を受けて、太陽光発電の導入に取り組むという。各省庁の屋上に太陽光発電パネルの設置を義務づけるという。また、太陽光発電関係の機器の輸入関税はゼロにしたという。



インフラの整備は、金があればいくらでもできるが、人を育てるのは、金だけは難しい。事業を成功させるのは、技術だけではなく、人間性が求められる。いままで、金や地位名誉に目がくらんだ人間をたくさん見てきたし、そいう人たちに翻弄されてきたが、結果的には、そういう人々は離れていった。その苦労を、今まで何度もしてきた。これからも、苦労することになるのであろう。









himajintaro at 10:17|PermalinkComments(0)生活 

みちのく屋台こんにゃく道場の農場見学

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バイオコンポストの機械を見せてもらった後、「みちのく屋台こんにゃく道場」の畑を見学させてもらった。この場所は、山形市市民活動支援補助金の公開プレゼンテーションで発表した「みちのく屋台こんにゃく道場」の発表に感動した市民審査員が貸してくれた畑である。



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イスラム先生の左側にいるのが「みちのく屋台こんにゃく道場」の主宰・齋藤淳さん。齋藤さんは養護学校の教員であったが、養護学校の卒業生に就職の場がないことに疑問を持ち、教員を退職され、障がい者が経済的に自立できる支援活動を始められ、「みちのく屋台こんにゃく道場」を立ち上げられた。



山形県内のイベント会場やスーパーの店先に障がい者とともに出店を構え、玉こんにゃくとゆで卵を串に刺した「玉ごん」を移動販売している。すでに、一般就労者として世に送り出している。山形県内では大変有名な方である。「テレビ朝日」の「発見!人間力」でも紹介された。

財団法人民間放送教育協会で動画配信している。



イスラム先生が手に持っているのは、タマネギの種球根である。バングラのタマネギは小さい。日本のタマネギは大きい。日本のタマネギを植えたいとモンジュールさんは言う。しかし、大きくならないという。



それは、バングラでは、タマネギに日本のような冬の寒さを経験させられないからである。イチゴも最初は同じであった。モンジュールさんは、唯一、バングラデシュで寒さを経験させなくとも実がなるイチゴの品種を開発した。バングラデシュでイチゴの苗を生産し、その売り上げの利益でアロアシャ学園を運営している。



自立支援という意味では、「みちのく屋台こんにゃく道場」とアロアシャ学園は似ているところがある。









himajintaro at 08:02|PermalinkComments(0)農業