2013年05月
2013年05月20日
研究室の試験管ベビーたち
モンジュールさんの案内で、寒天培地で育っているアロアシャ学園の経営の原資を見て回った。
いつも、思うのであるが、ホテルでも、民家でも、一カ所に電源スイッチがたくさんあって、どれがどれだか、わからない。スイッチに名前や場所のシールを貼るとか、ベンガル人は考えないのだろうか?
ちょっとした改善さえできないベンガル人ではあるは、この研究所の電気は、昼も夜も太陽光発電で賄っている。夜の電気は、昼に大型のバッテリーに貯めた電気を利用している。
夏、長時間停電されると、試験管ベビーたちは、皆、暑さで死んでしまう。今まで、停電というと発電機が主流であったが、太陽光発電で停電対策だけは、バッチリである。
太陽光発電パネルとバッテリーは、後日、紹介する。
いつも、思うのであるが、ホテルでも、民家でも、一カ所に電源スイッチがたくさんあって、どれがどれだか、わからない。スイッチに名前や場所のシールを貼るとか、ベンガル人は考えないのだろうか?
ちょっとした改善さえできないベンガル人ではあるは、この研究所の電気は、昼も夜も太陽光発電で賄っている。夜の電気は、昼に大型のバッテリーに貯めた電気を利用している。
夏、長時間停電されると、試験管ベビーたちは、皆、暑さで死んでしまう。今まで、停電というと発電機が主流であったが、太陽光発電で停電対策だけは、バッチリである。
太陽光発電パネルとバッテリーは、後日、紹介する。
2013年05月12日
バイテク研究所の内覧会
バイオテクノロジー研究所の内覧会が行われた。
私は、いつも自由に見ることができるのであるが、モンジュールさんの教え子Bulbul氏の友人・スエーデン人のJonathan Holmenさん(上の写真・右から2番目)がアロアシャ学園を訪問してくれたので、内覧会が行われた。
勿論、バングラ有名テレビ局チャンネル・アイのレポーター・ファッタさんも参加して、しっかりビデオカメラを回していた。
今、この研究所で品種改良と苗作りのため増殖されている作物の寒天培地が机の上に並べられていた。
右からメロン、ドラゴンフルーツ、ノンカロリー甘味料のステビア。
メロンはウリミバエというハエが卵を果実に産み付け、95%がダメになるという状況であったが、栽培技術の革新により、歩留まりが逆転した。イチゴに継ぐ高級果物として、高収益が見込める有望作物である。
ホースラデッシュ、ガーベラ、ジャガイモ。
ホースラデッシュは、日本に留学した経験のあるモンジュールさんが、ワサビ味で食品の原料にしたいという考えの基に研究が始まった。ホースラデッシュは、日本のワサビとは、似て非なるものである。日本のワサビのような風味はない。その名の如く、大根の辛さに近い。
ホースラデッシュも日本のワサビのように、自家中毒を起こす。自分の根から土に出る辛味成分が、自分の成長を妨げる。このため、根は太らない。葉だけが大きくなる。このカラクリをモンジュールさんに詳しく説明してきた。
ガーベラは、現在、バングラデシュで人気の花である。ラッシャヒの花屋さんにも、必ず売っている。新しい花の色を品種改良で作っている。花の世界は、色で勝負する。だから、花市場では、新しい色や形のものが毎年出るのが常である。バングラも花を買う人が増え、経済的に豊かになっていることの現れではあるが、貧困の格差は拡大している。
ジャガイモは、モンジュールさんが種ジャガイモをオランダからの輸入品から、純国産品として、安く農家に売るための研究を始めてから、ずーと、続けている。ただ、近年、天候不順により収穫量に大きな影響を受けたり、種ジャガイモを作る会社が増えて、価格の暴落も起こっている。不安定要素が大きい作物になってしまった。
イチゴ、ユリ、サトウキビ。
イチゴは作れなかったバングラでモンジュールさんを一躍有名にした。苗として夏の暑い時期を乗り越えることが大きな課題であり、まだまだ、研究の必要がある。
ユリもガーベラと同じように色や形の新品種が出れば、ヒットを見込める。
サトウキビは、作付面積あたりの収量が2倍以上になる品種の改良に成功した。以前、研究していたトウモロコシもタンパク質の量が2倍以上になる品種を作り出している。
この研究所の試験管ベビーたちは、製品化出来るように品種改良されると、土に落とされ、農場で増やされ、全国の農家に出荷されていく。
この研究所で得られた純益は、全部、アロアシャ学園の運営費となっていく。
2013年05月11日
ミラクル・ガール
今日のバングラ紙に「Miracle girl」と題した記事が載っていた。
4月24日に倒壊したビルから、昨日、午後4時半頃、20歳の若い女性Reshmaが17日ぶりに救出された。記事によると、彼女はほとんど無傷で、ボトルのミネラルウォーターを探して飲み、生き続けていた。
気温が40度を超える毎日で、現場では遺体の腐敗臭が鼻を突く状態だという。
一昨日の新聞では、死者が819人に達し、そのうち、身元が確認されたのが600人余りで、200人以上の人たちが身元の確認ができないと書いてあった。
身元の確認は、身分証明書や携帯電話でおこなっているとあったが、皆が皆、身元がわかる物を持っているわけではなく、遺族からの確認が進まないまま、遺体の腐敗が進んでいるようである。
ダッカでは、今回のビル崩壊でアパレル工場での従業員の過重労働が問題視され、労働環境の悪化に抗議するデモが発生しているようであるが、その他にも、独立戦争時の戦犯の裁判に対する抗議デモやイスラム原理主義者によるデモ、さらに最大野党のBNPのデモが連日のように、全国各地に広がっている。
ダッカの都市機能は、ほとんど、麻痺していると、現地に入っている日本人の仲間から連絡が入っている。
2013年05月09日
レディー・ガガと記念撮影
昨日書いたレディー・ガガのティシャツの前で記念撮影をした。シャッターを押したのは、悪友。
真ん中の少年は、ガードマン氏の次男・ミュラッジ。アロアシャ学園の2年生。
彼は、兎唇症であったが、2013/05/03の日記「送られてきた花畑牧場のナチュラルチーズ」でナチュラルチーズを送ってくれた方がスポンサーとなって、2回の手術を受けた。
いつも、人なつこく、陽気な少年であるが、さすがに手術は嫌いで、3回目の手術も必要なのだが、嫌がっている。
勉強よりも、遊びたい盛の少年ミュラッジといつ行っても、一緒である。