2013年10月

2013年10月21日

日本語教師を探す その2

バングラデシュでの日本語教師を探している情報を各方面に流しているうち、元バングラ駐在のJICA隊員のJ.Aさんから、ダッカでの日本語学校を経営している日本人の方を紹介してもらい、コンタクトを取ってみた。
すると、早速、ご返事をいただいた。
4年半ほど前よりダッカで日本語を教えております。
3年ほど前に志ジャパニーズカルチュラルセンターという日本語教室といったほうが適切な
小さな日本語学校を運営しております。
ご紹介できる人材について
残念ながら わたしの手持ちの中では先生になれるほどの日本語を話せる生徒はいません。
場所が限られているので、知り合いにも該当するような方はおりません。
ダッカでも良いベンガル人の日本語の先生がほとんどいません。
お金の問題があると思います。
その解決方法として
JICAさんの草の根資金などを利用して資金を得れば可能かも知れません。
こちらで資金を得て日本から日本語の先生を呼ぶのが一番早いと思います。
そして、日本人の先生を雇っても3年以内に自立できるようにプロジェクトを組まれるのはいかがでしょうか。
実際問題
日本から日本人を呼ぶ場合
ビジネスビザを取得したとして 3ヶ月に一度外国に出国する必要があります。その費用をどう負担するのか。
また給与の問題があり、もし常勤の場合はワークパーミットが必要になると思います。
日本人へのワークパーミットの条件として最低 毎月8万tkの給与を支払う必要があります。
また、往復の航空券代 中国東方航空での移動でも一回5万円ほど
滞在の海外傷害保険なども検討する必要があると思います。
こういった条件をボランティアレベルで探すのは本当に骨が折れると思います。
良い先生を捜される場合は、こういった条件を全てクリアにする必要があると思います。
経験を持ちたいという若い人は、一年くらいの短いスパンで帰ってしまいますし、
経験もしっかりした方はなかなか、日本から出たくない方がほとんどです。
難しい状況だと思います。
日本語教師はボランティアでお願いするのは、
継続を考えると難しいかもしれません。
日本語教育は非常に時間の掛かるものだと思います。
学生たちであれば、すくなくとも学生の間 勉強してもらうことになると思いますが、
ただ、SSCやHSCなどの試験がある以上、日本語の勉強はどうしても後回しになると思います。
現状 日本へ留学しているのは、英語での博士号取得などだと思います。
そういったことを踏まえたうえで、日本語をどうやって彼らに教えていくのか
日本語の先生だけに全責任を負わせるのは酷だと思います。
みなさんも一緒に考えられる環境が必要だと思います。
こちらの方に多いのは全部丸投げになるので、良い面と悪い面があり
悪い面が先生には過大なストレスになる場合もあります。
簡単に日本語の先生を呼べば何とかなるという程度でお考えであれば、
時間とお金のロスが大きいのでやらないほうが良いかもしれません。
日本語教育の場合、長期のプランが必要になると思います。
学校で ある程度日本語を勉強して、
それを将来の何に結びつけるのかが重要です。
趣味で勉強する層が増えるにはまだ、全体的に経済的力が弱く、
あと5年程度は少なくとも掛かると思います。
あとはこちらの生活環境になれるだけの適応力があるのかという点も重要です。
過干渉のこの国では 人に囲まれたり、人と接するのが大好きな方でも、ダメになってしまう方がいらっしゃいます。
観光と生活とは全然違うので、住んでみないと分からないことも多々あると思いますが・・・。
文化の違いでストレスを感じない方が必要です。
ボランティアでお願いするのであれば、毎回探さないといけないので、
継続的に日本語を教えるの人を確保するのは難しいかもしれません。
お金を払ってボランティア日本語教師をしたいという日本語教師の卵だといるかもしれません。
非常に厳しいことばかりを申して、お気を悪くされましたら申し訳ございません。
わたしとしては、責任をもってきちんと日本語教育に向ってくださる方に来ていただきたいと思います。
この国の日本語教育状況は非常に悪いです。
底辺を脱出したような状況ですが、まだまだ先は分かりません。
ただ、10年くらいを一つの目安として 本気で日本語を教えようと考えて下さっている方でないと
まったくのゼロから日本語を教え、形として継続していくことは困難だと思います。
そういった考えで取り組んでいけば、きっと10年後には、日本語だけでなく日本に対する考え方も
今とは違った形で、バングラデシュの人たちに受け入れられていくと思います。

非常にありがたいアドバイスをいただいた。アロアシャ学園を運営してきた過去の状況から、自分たちが苦労してきたことが、そっくり、書かれていた。
アロアシャ学園も20年近くかかって、安定した経営ができるようになった。
ルンジュさんは平成15年を目処にJapan Friendship Academyの経営を軌道に乗せたいと考えている。しかし、日本語教育については、じっくり、準備した方が良いようである。


himajintaro at 12:11|PermalinkComments(0)ルンジュさん 

2013年10月20日

日本語教師を探す

福島県伊達市に住む佐藤ルンジュさんに依頼されて、日本語教師を探しはじめた。
山形で外国人への日本語教師をしている知人Y.Iさんに相談をした。
Y.Iさんは、
「外国で日本語教師をしてスキルアップしたいと思っている人はたくさんいると思います。大学生の中にもいると思うので、心当たり、探してみます。」と言ってくれた。また、Y.Iさんが使っている教科書をいただいた。
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ただ、Y.Iさん曰く、
「日本の教科書は、日本に住んでいる外国人を対象としているので、教科書の中の絵が日本風だったり、会話の想定が日本の生活や文化を想定しているので、海外で使えるかどうかわかりません。」とのことであった。
早速、Y.Iさんからいただいた教科書を佐藤ルンジュさんの元へと届けた。
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旧羽州街道(上山市楢下の宿、金山峠、宮城県七ヶ宿、戸沢の宿、小坂峠、福島県国見)を愛車リトルカブで駆け、阿武隈川を渡り、佐藤ルンジュさんの住む伊達市に向かった。(写真は小坂峠)


himajintaro at 15:07|PermalinkComments(0)ルンジュさん 

2013年10月19日

今年も、蔵王キリスト教会でフリーマーケット

去る10月13日、今年も、蔵王キリスト教会でアロアシャ学園の生徒たちを支援するためにフリーマーケットが行われた。
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チャペルの道路を挟んで向い側の事務所では、衣類やぬいぐるみ、食器など、たくさんの日用品が売られていた。
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チャペルの1階の駐車スペースでは、焼きそば、おにぎり、チジミ、トッポギが作られていた。
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バナナ、パイナップル、煮込み、コチジャン。煮込みは昨年食べたが、ちょいと塩分が多かったので、今年は、チジミとトッポギを食べてみた。トッポギは、モチモチし、粘りがあって美味しかった。
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今年も花苗が売られていた。
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チャペルで、昨年同様、アロアシャ学園の紹介をさせてもらった。いつもの、古いビデオを使った紹介と蔵王キリスト教会の寄付金がどう使われているかを写真を使って紹介した。
アロアシャ学園の年末の通知票配布時に、学年のベスト3の子供たちに奨学金を交付することにしている。この通知票配布時の写真を、教会の人たちに見てもらった。
今回のフリマの売り上げから、アロアシャ学園の奨学金に寄付していただける。キリスト教であろが、イスラム教であろうが、神の御心は一つである。


himajintaro at 13:30|PermalinkComments(0)アロアシャ学園 

2013年10月06日

佐藤ルンジュさんに会った

今日、佐藤ルンジュさんにあった。
年末年始にパブナのJapan Friendship Academyのオープニングセレモニーで会って以来10ヶ月ぶりであった。ルンジュさんは、日本に帰国後、家業の業績が伸びて忙しく、なかなか、会う機会がなかった。
今日も天童に仕事に行く途中で、昼食をともにさせていただいた。
ルンジュさんによると、オープニングセレモニーの後、新しい生徒が入学し、校舎も増設し、経営的にも校舎建設分を除けば、収支がトントンだとのこと。
2015年には、学校の運営を軌道に乗せたい。そのために、学校の運営方法についてアドバイスをしてもらいたい。また、日本語を教えてくれる日本人をパブナに派遣したいとのこと。
アロアシャ学園とは、建学の精神は異なるが、以前にも書いたように、バングラデシュの建国のために子供たちを育てるという点では、共通の理念を持っている。
ベンガル人は手先が器用で、頭も良い。日本人に似ている。バングラ・オリジナルの物作りができる子供たちが育ってくることに期待したい。
そのために、今後も手伝えることは、手伝いたいと思う。


himajintaro at 21:20|PermalinkComments(0)ルンジュさん