2018年08月

2018年08月10日

日本では全く報道されていません。なぜ?

東京葛飾のベンガル人・橋本羅名さんがFacebookに投稿しています。内容は、私が投稿した「学生たちによる二つのデモ」に関するものです。

日本でも大学生によるデモはたくさんありました。ただ、バングラデシュのように正義を求めてデモをする中高生を見ることができません。

日本では、このようなニュースが話題にならないのでしょうか。若い子供たちの社会に対する意識の差が、日本とバングラデシュの将来に、大きな差となって影響をおよぼしてくるのでしょうか。

日本の将来が心配です。



himajintaro at 20:44|PermalinkComments(0)ラナさん | 政治

2018年08月05日

学生たちによる二つのデモ

このところ、連日、バングラ紙やフェイスブックに白い制服を着た若いお兄ちゃんやお姉ちゃんが大勢で出ています。どうも、デモのようでですが何が理由でデモをしているのか全くわかりません。

クォーターシステムやら高校生がバスに轢かれて死んだとかデモと直接つながる理由がわからなかったので、フェイスブック友で、知人のベンガル人・橋本羅名さんにメッセージで質問してみました。

クォーターシステムは、調べると職業に関することだとはわかりました。一つの職業に採用される割合を設けて、安定的に就職ができるようにする制度という、なんだかわからない、日本には馴染みのない制度のようです。

羅名さんによると、ダッカ大学の学生たちがクォーターシステムに反対してストを打ったようです。

現在、バングラデシュの国家公務員の採用で一般の人が試験で採用される割合は、わずか17%だそうです。残りの83%は現政権に都合の良い人の子弟が縁故で採用されていると言います。首相の選挙になったときに自分に票を入れてくれる人を優先に入れるのだそうです。賄賂社会なので当たり前だと言えば当たり前と思うのですが、日本でこんなことをしたらトンデモナイことになります。

このシステムに反対する学生が多かったので、ハシナ首相は一旦、この制度を廃止すると宣言しましたが、しばらくして、また、このシステムを復活させました。

これに怒ったダッカ大学の学生たちがストを決行したと言うのです。

もう一つは、高校生が暴走したバスに轢かれて死んだことによるデモのようです。

バングラデシュの車社会では、運転免許証を持たない人が車を運転しています。現に、以前、モンジュールさんから免許証は無くとも運転できるし、お金さえ出せれば、すぐに免許証をくれると聞いたことがあります。

無免許だけでなく、ミャンマーから入ってくる麻薬の常習者や飲酒による運転が常態化しているのだそうです。さらに、見たことがありますが、小学生がバスを運転しています。

政府関係者のドライバーや警察官でも運転免許証を持たない人が多いと言います。政府関係者や公務員であれば事故を起こして逮捕起訴されて、有罪判決を受けても、すぐに釈放され、被害者は何ら補償は無いそうです。

これら非常識極まる車社会に異論を唱えて、学生たちは町中で車を止めて運転免許証の確認をしているようです。あまりにも大勢で検問をしているし、正義を求めるプラカードを掲げて社会に訴えているので、マスコミに取り上げられ、連日、報道されています。

中には、学生に無差別にこん棒で殴り掛かる警察官の映像が流れています。

逆に、学生たちに差し入れを提供してくれる人々やラッシャヒでは警察官と仲良く写真に納まっているものもあります。

自分たちの仲間が車で引き殺されたことに抗議するだけではなく、矛盾だらけで正義が無いバングラ社会を変えていこうという若者たちにエールを送りたいと思います。







もう、交通事故はいらない!



デモや検問をしている学生たちを支援するために学生たちの両親や兄弟たちが差し入れをしています。↓





警察車両を運転する警察官も例外ではありません。現職の警察官でさえも免許証を持たずに運転しているため、学生の検問を受けることになります。↓





学生が髪の毛をつかまれ私服警察官なのか与党アワミリーグの活動家にこん棒で殴られる瞬間です。↓






警察官が賄賂を受け取る瞬間です。↓



 

ラッシャヒでは警察官と学生が仲良く写真に納まっています。ダッカの写真は学生と警察官が対峙する写真が多いです。







himajintaro at 11:18|PermalinkComments(0)ラナさん | 交通

悪友、バンコクに行く。ミデュラ、イギリス留学。

モンジュールさんの長女ミデュラがイギリスに留学します。次女のポロマが留学していたフィンランドから帰ってきます。悪友も今日、日本に帰ってきます。

悪友

「8時間のNGOミーティング無事終了。

時間が余ったので、9月にイギリス留学が決まったバングラデシュの上の娘の付き添いで、MBKセンターに。女性の付き添いはどこの国も同じ、決めるまで長い長い。
悪魔の果物ドリアンをひさびさに食す。さほど臭みもなくうまかった。ホテルへの戻りは暴走トゥクトゥクで。バングラデシュ並みに怖かった。安全運転すると約束したのに。」

















himajintaro at 04:50|PermalinkComments(0)交通 | 悪友

悪友、バンコクに行く。始まった会議。

2泊3日の強硬スケージュールの最重要課題であるBOPの会議が終わりました。

悪友

「今日のプロジェクトミーティング。メンバーがようやく揃いました。

バングラデシュ組は前日にビザが下りたばかりで相変わらずハラハラのスケジュールです。会えるかどうかはインシャラー(神のみぞ知る)。」



悪友

「アロアシャBOPプロジェクト、朝食ミーティングが始まりました。

参考までに「BOP」とは、途上国におけるBOP層(Base of the Economic Pyramid層)を対象とした持続可能なビジネスで、年間所得3000ドル以下、世界人口の7割の40億人が対象。現地における様々な社会的課題(水、生活必需品・サービスの提供、貧困削減等)の解決に資することが期待されています。」



悪友

「バンコクでのNGO-BOPビジネスミーティング。6時間ぶっ続けで昼食休憩。次期プランニングがおおよそまとまりました。」





himajintaro at 04:40|PermalinkComments(0)モンジュールさん | 悪友

悪友、バンコクに行く。高速鉄道に乗れない悪友。

悪友

「羽田空港からバンコクスワンナプーム空港に着きました。機内食は定番のタイカレーとシンハービール。

前回(1年半前)はドンムアン空港で到着後比較的簡単に出られましたが、今回はパスポートチェックで1時間。そこからシーロム通りのモンティエンホテルまでタクシーで渋滞に巻き込まれ2時間かかりました。

かつては世界一の渋滞都市でしたが、高架鉄道ができて、その汚名はバングラデシュダッカに譲ったはず。それでもこれだけ渋滞するんだからなあ。前日から夜行バスでの移動も重なり、えらく疲れました。」

閑  「高速鉄道で行けば良かったのにね。」

悪友 「確かに!高速鉄道だと半分の1時間でした。」

実は、悪友は高速鉄道には乗れないのです。

2012年の年末年始に渡航した時のことです。このブログに記事として書いた記憶があるのですが、検索できないの改めて記録します。

明けて2013年に帰国する際、バンコクでトランジットして、すぐに帰国すればいいものを次男と行ったために悪友が気を使って、バンコク1泊の日程を入れてくれました。

その時、スワンナプーム空港からパッポンにあるモンティエンホテルまでの交通機関を何にするか、悪友は全く考えていませんでした。

仕方が無いので、ラッシャヒにいるうちにネットでバンコクの高速鉄道を検索し、路線と乗り換え地点をチェックしておきました。

多分、事前に下調べしておかなければスワンナプーム空港からホテルまで大変難儀して行くことになったと思われます。

さらに、悪友がブッキングしたビーマンバングラデシュ航空のバンコク行きが半日以上遅れてダッカを出発し、夜遅く、バンコクに着いてしまったこともあり、パッポンをゆっくり観光できなかったという落ちまでついてしまいました。

悪友は、乗り物に関してもトラブルが多く、今回のタイの渡航でも、最初から高速鉄道には乗るつもりはなく、タクシーでホテルに向かったのだと思います。

















himajintaro at 04:19|PermalinkComments(0)交通 | 悪友