2008年07月19日
国立公園のゴミ
ラワチャラ国立公園の中で目立ったのがゴミ。
ポテチなどのスナックや菓子の石油系包装紙が特に目立つ。
ゴミが目立つのは国立公園に限ったことではなく、バングラデシュの国じゅう、ゴミだらけである。1997年の渡航以来、ここ、一、二年で特にひどくなってような気がする。
バングラデシュは、世界の国々の中でも、いち早くレジ袋を全廃した国であり、排気ガス規制で乗り合いのオート三輪はツーサイクルエンジンから天然ガス車に切り替えている。
黒いレジ袋が空中を漂い、ツーサイクルの焼けたオイルの臭いでツンときていたダッカは見違えるようにきれいな町になった。ディーゼルエンジンのバスから同じディーゼルエンジンの列車に旅行客は足を切り替え始め、地球温暖化対策への第一歩を踏み出したかに見えた。
徐々に、徐々に、バングラ国民の生活は良くなってきたのであろうが、その代わり、線路沿い、観光地、都市部にゴミが集中し始めた。それも、石油系のゴミが。
日本の公共的な場所にあって、バングラの公共的な場所にないもの。それは、ゴミ箱。バングラには、誰でもが普通に捨てるゴミを回収するシステムが、まだない。
himajintaro at 07:15│Comments(0)│生活