2008年12月28日
総選挙、真っ最中
いつもどおり、香港経由でダッカに入った。
入国審査で、長い行列を待っていると、突然、悪友とともに名前がコールされた。呼ばれるままに最前列に並び直すと、すぐ後ろに並んでいた中国人らしき男性から、クレームがついた。後ろに並べと。当たり前といえば、当たり前であるが、何をしたらいいかキョトンとしていると、今度は、我々の名前を呼んだ背広の若い男性が、入国審査官に何かを依頼したと思ったら、人国審査官から空いているベンガル人用の審査カウンターに案内された。いつから、我々はVIP扱いになったのか?
クレームを言った男性に申し訳なく思っていたが、受け取り荷物が出てくるのに、30分以上待たされて、結局、どこに並んでも同じだった。
翌朝、ダッカから目的地ラッシャヒにバスで向かった。暴走するバスに比べ安全な列車は、切符が取れなかった。
バングラデシュは、29日の国政選挙で真っ直中で、至る所に選挙ポスターが「ぶら下がっていた」。バングラは、カラーのポスターと壁に貼ることを禁止したため、写真のような白紙が国中で風に揺られていた。
ベンガル人は文盲も多いので、候補者の顔とイメージの絵が白紙に印刷されている。写真は、バラが印刷されていた。2大政党のBNPは稲の穂、アワミリーグは船が書かれているという。2大政党の党首だったハシナ婆ちゃんとゼア婆ちゃんは汚職でとっ捕まったので選挙管理内閣が発足したのであるが、二人ともちゃっかり復党して、選挙活動をしている。
次期政権は、アワミリーグだと言う。2大政党が交互に政権を取るという面白い国である。
選挙活動は、27日で終了し、夕べ、歓声を上げた政党のデモ行進があちらこちらで行われ、選挙戦が終わった。29日に選挙の様子を見に行けるかもしれないが、選挙管理内閣はネットを制限するという。
himajintaro at 12:23│Comments(0)│生活