2010年04月24日
いつもと変だぞ、ピカピカの一年生
バングラデシュの新年度は1月1日から始まる。今年は、金曜日と重なったために2日から、アロアシャ学園も新学期を迎えた。アロアシャ学園のゲストルームに寝泊まりしている我々もピカピカの一年生の様子を見るために教室をのぞいた。
廊下には、新入生の親や兄弟たちが心配そうに教室の様子をうかがっていた。
アロアシャ学園の先生たちも、新入生を迎えるため、教室に集まってきた。
しかし、いつもの年と様子が違う。何が違うか。一年生がどんどん教室の中で増えてくる。毎年、30人を新入生として迎えていたが、すでに50人が教室の中にいる。
どうも、これで、収まらないようだ。明日も今日の人数の他に30人以上来るという。例年なら、前の年度のうちに選抜をして、30人が入学してくるはずである。
原因は、バングラデシュで有名なNGOブラックが、毎年、1年生だけを対象にしている学校の運営を止めたことが背景にあるという。
バングラデシュではNGOの法人税は非課税である。あのムハマド・ユヌスのグラミン銀行もNGOなので税金は出していない。アロアシャ学園は日本でいうと社団法人に該当し、法人市民税を納めている。
非課税の超儲かりNGOが学校運営を止めて、日本からの支援を受けて税金を納めているアロアシャ学園が学校を経営している。日本的感覚では、とても、理解できない。でも、そこは賄賂立国バングラデシュである。
今年は、新入生を50人にして、全校生徒335人となった。
himajintaro at 10:45│Comments(0)│アロアシャ学園