2012年03月25日
東根工業高校が取り組む国際貢献活動 2011-2012 報告書
あいさつ
山形県立束根工業高等学校
校長 板 垣 巌
本校は、ものづくりによる国際貢献を行っており、本書はその実践報告書です。
本校は、平成20年度に創立60周年を迎え、記念事業として全校生徒464人で手作り太陽電池パネル100枚を製作し、駐輪場の屋根に設置して学校の電気の一部や駐輪場のLED夜間照明として使用しています。このとき培った技術を活かし、生徒が学校で学んでいることが社会に役立つていることを実感する取り組みが広がり、国際貢献活動に結びついています。
その一つが「光プロジェクト」です。このプロジェクトは、「環境問題を解決し、祖国の発展に貢献したい」というモンゴルからの留学生の夢をかなえるために、本校生徒会「光プロジェクトー光の架け橋・心の架け橋一」事業として発足しました。そして今年、モンゴル渡航が3年目を迎え、節目の年となりました。
また、平成22年3月に発足した「サステナタウン・プロジェクト」は、東日本大震災の影響で、バングラデシュへの2回目の渡航が延期になっていましたが、平成23年12月に再度渡航し、無電化地域での活動などを行ってきました。
本報告書は、平成22年2月に発行した「夢を育み未来に羽ばたく国際貢献活動2010-2011」の続編にあたり、通算3巻目になります。
生徒たちは、外国の自然と文化に直に触れ、日頃学習している工業技術の大切さを知り、世界の実情を肌で学んできました。その貴重な体験を本校生徒はもとより、多くの方々と共有し、今後の教育活動に活かしていきたいと考えています。
結びに、これらの事業に絶大なる御支援をいただきましたロータリークラブ様やJICA、山形県、東根市をはじめ関係の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げ、お礼の挨拶といたします。
himajintaro at 16:14│Comments(0)│東根工業高校