羅名さんが山形に来た。羅名さんのブログをパクっちゃった!

2012年10月28日

菩提寺に離檀届なるものを出した。

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自分の菩提寺である浄土真宗大谷派の寺に、「離檀届(りだんとどけ)」なるものを送った。平たく言うと、あなたの寺の檀家を辞めますという届出である。
元々、父親が亡くなった時に、父親の本家の菩提寺に、そのまま、葬式を頼んだので檀家になったのであるが、今になっては幸いなるかな、菩提寺に墓を立てる場所がなかったために、共同墓地に父の墓を立てた。
仏教は嫌いではない。浄土真宗の教祖である親鸞の生き方は好きである。悪友が独身のころ、山形市内のアパートに住んでいた時に、彼の独特の哲学と図書館のような蔵書数を見て、「愚禿庵(ぐとくあん)」と名付けたのは、この私である。「愚禿」とは、親鸞が自分自身をへりくだって言ったニックネームである。
タイやバングラデシュに行くようになり、日本を外側から見るようになって、日本の葬式仏教に愛想が尽きたというのが正直のところである。
本来、宗教は人の倫(みち)を説くものであり、生活に根ざすものでなければなならない。だから、寺は昔から地域の集会場であり、住職は地域の指導者であったはず。
しかし、今の寺はどうだろう。夕方になると、不審者が入ると言って、山門を閉め、高級外車を乗り回すクソ坊主の何と多いこと。
日本は戦後長らく、宗教をタブー視してきた。その結果、わけのわからない教祖や宗教が現れ、国民の中に、宗教による犠牲者が無数に増えた。
今、私のように思う人は少なくないという。
家族には、私が死んだら、葬儀はせず、火葬場に悪友だけを呼んでくれ、そして、タラフク酒を飲ませてやって欲しいと言っている。骨は、所詮、骨粉だから、どこに蒔いてもらっても構わないが、日本の法律は、自宅の庭にさえ埋めることを許さないので、半分は、共同墓地の墓に、残りは、子供たちが私の妻をアロアシャ学園に連れていき、私が今まで何をしてきたかを見せた後、ガンジス川にでも蒔いてくれと遺言している。
パスポートに記録が残っている、バングラデシュに最初に行った日、1997年2月1日に逆上って、離檀届を菩提寺に送付した。


himajintaro at 17:14│Comments(0)宗教 

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